on7「痒み」の感想まとめ

Hahakigi / はるか @Hahakigi1

【痒み】終盤近く、7人が並んでもう一度同窓会をやる場面。……あの突き抜け方。あれが可愛く、らしく見えるというのは、上手いということだろうなと思います。どこが虚でどこが実かわからない不思議な物語ですが、あの場面は好きだなぁ……とってもキュートなのです。ドーナツ！

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【痒み】文学座の渋谷はるかさんが出てるなーと思って取ったのですが、意外な感じの役柄で面白かったです。あとの女優さんもみんな上手かったけど、なかでは一番物語のなかで性格が振り切れたモモ役の小暮智美、世界に対して呪詛や懐疑を抱き続けるヒロコ役の安藤瞳という二人が面白かった。

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【痒み】学生時代の同期女子が十年経っての同窓会という芝居は結構ありますが……えっ、そこ行くの。ちょっと不思議なセットだとは最初から思っていたのですが、まさかの展開。ある意味同窓会だけど、同窓会なんだけど。……意表を突かれました。作・演出のサリngROCKという人初めて。面白いね。

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【痒み】この冒頭のまったく会話が噛み合ってない感とか、イライラをスマホにぶつける世界に対する呪詛の密度の高さとか、あーあるある。女子同士だと、「ただ年が近い」というだけで否応なしに一緒に日々ランチ食べなきゃ、という場とかあるよねぇ。…あと10年経ったら、もう無理に合わせないけど。

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【痒み】大学の同期で写真部だった女子7人。卒業後の進路は別れ、10年後にレストランで再会したときには、子どもがいたり年下の甲斐性なしとつきあってたり、子どもを産まない選択で金持ちの旦那と優雅な生活を堪能していたり、バイトしながら夢を追ってたり……そこに笑顔で現れる闖入者。

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本日はOn7第1回公演『痒み』＠下北沢シアター711を観てきました。青年座、文学座、俳優座、演劇集団円、テアトル・エコーという老舗劇団の同世代女優7人のユニット。劇団名観ただけで手堅いな！と思いますが、作・演出を関西の劇団の女性がやっていて、はじけた内容で楽しめました。