「黒子のバスケ」脅迫事件第二回公判について
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黒子のバスケ脅迫事件とは?
黒子のバスケ脅迫事件(くろこのバスケきょうはくじけん)とは、2012年(平成24年)10月から発生している、漫画『黒子のバスケ』の作者・藤巻忠俊や作品の関係先各所を標的とする一連の脅迫事件。黒子のバスケ事件とも。
2012年10月に作者・藤巻の母校である上智大学で不審物が見つかったのを皮切りに、数多くの企業やイベント会場が脅迫され、イベントの中止等が相次いで発生した。
以下、三崎尚人氏(@nmisaki)のつぶやき
「黒子のバスケ」脅迫事件の第二回公判の傍聴に行ってきました。詳細は、また後でつぶやきますが、とりあえずメモ的に。今日は追起訴案件であるジャンプフェスタとケイ・コーポレイションへの脅迫についての検察側立証が行われました。
2014-04-30 14:22:39「黒子のバスケ」脅迫によるジャンプフェスタでの集英社の被害額39,052,608円、その他関連企業と合計9046万円。ケイ・コーポレイションの被害額が「DOUBLE CLATCH」だけで18,189,597円、その他イベントで4000万円以上。ビッグサイトの被害が678万3千円。
2014-04-30 14:34:54被害額で具体的な数字と丸まっている数字が混在しているのは、検察側もすべての脅迫を立証するのは大変なので、被害者と脅迫案件を絞って起訴していることによります。赤ブーでいうと、インテックス大阪のイベントの被害額は負けず劣らずデカいはずですが、そこはその他に含まれているわけです。
2014-04-30 14:49:49ということで、今日の追起訴関連分だけで、被害額は1億五千万円超。第一回公判の上智大学とセブンイレブン分(誰か被害額ご存知?)、次の第三回公判(おそらくスタジオYOUとコミケットの検察側立証)分を合わせると、総被害額は、3億円にはなるのではないかと。
2014-04-30 15:04:20【2】傍聴券の配布があり。10人前後の方が外れた感じで。傍聴席には、篠田「創」編集長、阿蘇山大噴火(@asozan_daifunka)氏の姿も。渡辺被告当人は、長髪でスッキリした顔で出廷。
2014-04-30 18:32:40【4】その後の検察による立証。検察の説明する動機については、追起訴分についても「藤巻氏への強い嫉み。同氏の名前に傷をつけたい、『黒子のバスケ』を世間から消したい」という、やや通り一遍のもの。
2014-04-30 18:32:56【6】ジャンプフェスタについての証拠について。以下、細かい点は省略。際立ったものだけ記す。a)ジャンプフェスタでの集英社の被害額39,052,608円。物販中止による集英社と関連8社の被害総額約9046万円。b)海浜幕張駅の防犯カメラに、脅迫状を投函した日の渡辺被告が映っている
2014-04-30 18:33:49【7】c)幕張メッセに送った脅迫状には、キッチンブリーチとクエン酸を混ぜ合わせた液体が同封されていた。d)脅迫状に毛髪が入っており、これのミトコンドリアDNAが渡辺被告と一致している。
2014-04-30 18:34:02【8】次に、ケイ・コーポレーションの証拠。e)粉まみれの脅迫状が送付。粉はリトポン(硫酸バリウムと硫化亜鉛の混合物)。f)DOUBLE CLATCH中止の被害額が18,189,597円。g)その他のイベントの被害が、4000万円以上。h)ビッグサイトの被害6,783,000円。
2014-04-30 18:34:58【10】続いて、渡辺被告の供述に基づく証拠説明。i)ジャンプフェスタの脅迫については、ジャンプフェスタに出演する声優が藤巻氏と一緒にお酒を飲んでいる写真をブログにアップしているのを見て、挑発されていると感じた。
2014-04-30 18:35:19【11】j)直接的な攻撃を避けたのは、周りを攻撃した方が本人には耐えがたいであろうと考えた。k)海浜幕張駅から幕張メッセだけでなく周辺施設等に10~15通、脅迫状を送った。同日に流通センター駅から同様に10~15通送った。
2014-04-30 18:35:57【12】l)リトポンを使えば、炭疽菌テロを模せると思った。m)ジャンプフェスタでリトポンを使わなかったのは、リトポンでは足がつくと思って変えた。n)自分のパソコンからのアクセスだとわからなくするため、ネットカフェからWebにアクセス
2014-04-30 18:36:14【13】最後に今後の公判について。今日付で最後の追起訴があった(※注:おそらく、スタジオYOUとコミケット)。次回は、最後の追起訴についての検察側立証。次々回は、弁護側による被告人質問と検察による反対尋問。次々々回は、論告・弁論。
2014-04-30 18:36:26【14】被告が事実を全く争っていない事もあるせいか、裁判長はもっと早く裁判を進めたい雰囲気を全面に出しており……。それに対して、弁護士は「事実が多いので」という主張をして、了承されてはいました。
2014-04-30 18:36:52【15】取り急ぎ「黒子のバスケ」第二回公判メモでした。検察官が大変早口な方で(泣)、メモ取り切れてない、あるいは聞き間違えたこともあるかもしれません。その場合はご容赦のほど。とはいえ、大筋は間違っていないと思います。
2014-04-30 18:39:16