英都物産③〈大阪出張〉

【1】〜【24】
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∞まゆか∞【終了】 @8mayuka8

〈大阪出張〉【1】 大倉さんの本社出張の日。 ドキドキもソワソワも隠して、いつも通りに仕事をする。 さすがに忙しそうだ。 「お疲れさまでした〜」 その声が聞こえて、ロッカールームから出る。 「あ、もう帰れるん?」 『はい』 「じゃ、ご飯付き合ってや。」 『はい』(良かった…)

2014-03-12 13:36:16
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【2】 …普通にできてるかな?不安になる。 「どこ連れてってくれるん?」 『安田さんに教えてもらったお店で…』 「ヤスに聞いたん⁉︎」 『え?はい。私、あんまり詳しくないから…』 「……まぁええか。じゃ、行こ。」 「大倉ぁ〜!!」 後ろから安田さんと丸山さんが走ってきた。

2014-03-12 13:36:45
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【3】 「大倉、冷たいやんか。いつも出張の時は俺らとメシ行くのに。」 安田さんが言うと、丸山さんも 「みんなのまゆゆ、独り占めする気やろぉ!あかんで!!」 「まだ戻ってへんかったから、先に行ってようと思ってただけやん。どうせヤス、店知ってるんやろ?」 大倉さんが笑いながら返す。

2014-03-12 13:37:44
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【4】 「追いつかんかったら2人で消える気やったやろぉ!」 「なんでやねんな(笑)みんなで飲もうと思ってたよ。」 3人のやり取りが、すごく楽しそうで、羨ましかった。 私もこんな同期、欲しかったな…。 まぁでも、この中に一緒に居させてもらえてるから幸せやな、私。

2014-03-12 13:38:15
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【5】 結局、同期の飲み会に混ぜてもらった感じで、ずっと喋ってる3人の話を聞いてた。 男の人が仕事のことをアツく語ってるのって、きゅんとする。 みんな、素敵な先輩だ。 ご機嫌にお酒も進んで、場が砕けてきた。 そういえば大倉さんが飲んでるとこ見るの、初めてだ。

2014-03-12 13:38:33
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【6】 そう思って大倉さんの方を見ると、不意に目が会う。 どきっ。 隣に座る大倉さんの右手が、私の太ももの上に置かれる。 と同時に安田さんに話しかけてる。 いつもの豪快な笑い声をあげてるのに、その手はゆっくりと滑り出す。 私は必死で平静を装う。 装えてるのかな…?

2014-03-12 13:38:46
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【7】 かなり酔っ払った丸山さんが叫ぶ。 「カラオケ行こー!」 「俺、さすがに疲れたから帰るわ。」 断る大倉さん。 「そやな。俺、コイツ送ってくわ」 安田さんが丸山さんを支えながら返す。 「おお。じゃ、またな」 『ありがとうございました』 ふたりで歩き始めると 「まだ時間ある?」

2014-03-12 13:39:11
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【8】 『お疲れでしょ?今日は…』 「うん。だから癒してもらおうかな♡ …ムリ?彼氏んとこ帰る?」 『…いえ。大丈夫…ですけど』 「じゃ、飲み直しに行こ。」 「なんだ…飲むのか。」 ⁉︎ 「って、顔に書いてあるで(笑) わかってるって。 俺もおんなじ気持ちやから。」

2014-03-12 13:39:46
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【10】急に真剣な口調になるからドキドキする。 あぁ、もう。なんなんやろ。この人。 可愛いかったりカッコよかったり、軽かったりアツかったり。 あの日から、すっかり振り回されてるわ。私。 そんなことを思いながら付いて歩くと、スタスタとホテルに入って行く。 いわゆる、ラブホテル。

2014-03-12 13:40:04
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【11】 『えっ…と…。飲み直すんですよねぇ?』 「うん。ここ、お酒もあるし」 いや、まぁそうやけど! 心の中でツッコミつつ、黙ってた。 私もそれを望んでたことは、自覚してる。 部屋に着くと、ドサッとベッドに倒れ込む大倉さん。 「あー!疲れたーーー!!」 妙にテンションが高い。

2014-03-12 13:40:43
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【12】 お酒のせいかな? 「まゆかぁ〜 もう動かれへーん。脱がして〜」 え?まさかのキャラチェンジ?? どSな大倉さんはどこに行った⁇ 『大倉さん、弱っ』 冷蔵庫からビールを出して、1人で開ける。 「まゆかぁ〜 俺も飲むー!取って〜」 『これ以上飲んで大丈夫なんですか?』

2014-03-12 13:41:01
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【13】 そういいながら、一応持って行く。 「ありがとぉ♡ なぁ、開けて?」 プルタブを開けて渡す。 ベッドの上に座ってヘラヘラしてる大倉さん。 「こっち来てぇや。一緒に飲も?」 ソファで飲んでた私を呼ぶ。 あの時と全然違うやん…。 半ば呆れつつも、そのかわいさにきゅんとなる。

2014-03-12 13:41:36
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【14】 ベッドの上に座ると、抱きついてくる大倉さん。 ちゅーーーって唇を尖らせて。 もう!って感じで軽く返すけど、意外に力は強くて逃れられない。 「んー!」 ってまたキスをせがまれて返すと、今度は舌が入ってきた。 ん…///…はぁっ… 「ずっと、シたかった。」

2014-03-12 13:42:01
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【15】 どうしよう。かわいい。 私の中のS心が、疼いた。 『ん?何を、シたかったんですか?』 「…まゆかと」 『私と?』 「いやらしいこと…」 『どんなこと??何して欲しいの?』 「…舐めて、欲しい。」 はずかしそうに言う大倉さんがかわいくて、じゅんってなる。

2014-03-12 13:42:34
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【16】 ベッドに寝転ばせてネクタイを外し、ゆっくりとシャツのボタンを外していく。 3つ目のボタンを外したところで右手をシャツの中に滑り込ませると、大倉さんの身体がビクッと跳ねる。 眉間に皺を寄せて耐えているのを確認して、嬉しくなる。 シャツを広げ、胸に口づける。

2014-03-12 13:42:59
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【17】 硬くなった突起をゆっくりと舐め上げると、大倉さんはたまらないように声を上げた。 舌でたっぷりと転がしてから、反対側へと移動する。 大倉さんに覆いかぶさる私は、脚を絡めて腰をくねらせる。 大倉さんの手が、私の脚へと伸びてきた。 その手を払いながら言う。 『ダメ。』

2014-03-12 13:43:18
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【18】 私に触れるのをお預けにして、ベルトを外す。 パンパンになったそれに、下着越しに口づける。 ビクッと跳ねるのがとても愛おしくて、ゆっくりと味わう。 たっぷりと唾液を垂らし、ジュージューと音を立てて吸う。 と、大倉さんはたまらないらしくて、自分で下着を脱ぎ捨てた。

2014-03-12 13:43:49
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【19】 初めてまじまじと見るそれは、大きくそそり立ち、脈打っていた。 ちゅっとキスをしてから、焦らすようにゆっくりと舐め上げていく。 荒い息使いが、私の脳を刺激する。 先端まで辿りついたところで、一気に奥まで咥える。 咥えたまま舌で刺激すると、声が上がった。 「あかんっ」

2014-03-12 13:44:11
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【20】 咥えたまま、大倉さんを見あげる。 「あかんって、もう…」 仕方なく口を離して聞く。 『何があかんの? イヤやった?』 「イッてまうから。あかん…」 懇願する姿にまたじゅんってなる。 『イッていいよ』 「イヤや。挿れたいねん」 『わかった』 私は自分の服を脱ぎ捨てた。

2014-03-12 13:44:37
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【21】 大倉さんの上に跨り、手を添えて入り口へと導く。 もう溢れそうなほどの蜜を大倉さん自身に擦り付けると、大倉さんはまた声を上げた。 ゆっくりと腰を沈め、自分の中を大倉さんでいっぱいにする。 あまりの充足感に、私も声を上げる。 と、下から大倉さんが突き上げてきた。

2014-03-12 13:45:12
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【22】 はぅっ…/// んぁぁっ…/// 「触ってないのに、ぐちゅぐちゅやんっ んっ…」 顔を歪めて下から突き上げながら、言う。 『だって// 大倉さんが気持ち良さそうな顔するから…』 「めっちゃ気持ちいいよ?…あっ また…そんなに締めたら…」 『イッちゃう?んふっ』

2014-03-12 13:45:46
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【23】 「まだ、イかれへんやろ。」 繋がったまま、急に起き上がって向かい合わせになる。 腰を引き寄せられて、声が漏れる。 繋がったところに手を伸ばし、膨らんだ私の突起を弾く。 …んあぁっ/// 今度は大倉さんが上になって、組み伏せられる。 「もう、限界やわ」 こくっと頷く

2014-03-12 13:46:10
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【24】 大倉さんの動きが激しくなって、それに合わせて私の身体も限界が近づく。 一緒に果てた後も、ずっと繋がったままでいた。 「このまま泊まれるん?」 『え…と…。出社前に一旦帰れたら…」 「ええん⁉︎ よっしゃ!時間はたっぷりあるな。」 ニヤリと笑う顔にSの影が見えた。

2014-03-12 13:46:43