- kanata0954
- 2436
- 0
- 0
- 4
また昨日から今朝の日本のニュースバラエティなんかのTV番組で、安倍のいう集団的自衛権の必要性を「尖閣」に絡めて考えている人がいるみたいですが、それは間違いです。尖閣は集団的自衛権とはまったく関係ありません。尖閣は個別的自衛権の問題で、それはすでに大丈夫なんです。心配しないでいい。
2014-05-16 09:08:11じゃあ何で集団的自衛権がいま急に言われてんの?っていうのが問題で、ほんとにいま急に言う理由がないのです。だって、ベトナム戦争でも湾岸戦争でも日本は米軍と一緒になってその軍事行動の一端を担った。すでに集団的自衛を行った。ただし直接的軍事行動を取らなかっただけ。それが日本の自衛。
2014-05-16 09:11:31それを今度は直接的軍事行動も取れる集団的自衛権にしようというのが今回の安倍の動きです。つまり今までの集団的自衛権から、中身の違う集団的自衛権に踏み出す。その中身が憲法の枠組みを越えているのが問題なのです。「集団的自衛権がない」と引け目を感じる必要はありません。物凄い自衛をしてる。
2014-05-16 09:17:32だとすれば、安倍の目指すのは何か? この集団的自衛権の拡大で、日本は他の国(つまりは憲法9条的なものを持たない他のすべての国)と同じになるということです。つまり、日本が日本だったアイデンティティを手放すのです。戦争をしない国として、それこそが最大の防衛力だった地位を手放すのです。
2014-05-16 09:20:17そこまで見えれば、それは「国体の変化」であることがわかります。それを、安倍は、自分が選んだ個人的な集団に報告をまとめさせて、それをあたかも公的な報告書のように記者会見し(昨晩)、そして国会審議も国民論議も呼ばずに18人の閣僚だけで為そうとしているのです。これは普通、クーデタです。
2014-05-16 09:23:17つまり、集団的自衛権に関する論理もおかしければ、それを変えようとしている手続きもおかしい。二重の意味でおかしい。これを見逃すと、日本の世の中、どんなおかしなことがまかり通ってもいいということになってしまいます。それはとても知力のある社会ではありません。そんな社会は破綻します。
2014-05-16 09:28:37今は論理的な整理でしたが、では本音としてこの新・集団的自衛はどのように動いて行くのか? 本音というのは往々にして感情論です。安倍的な者たちはいま中国に一発カマしてやりたくてしょうがない。ベトナムが、フィリピンが中国と何かを交えたら、そこに横からでも乗り込んでペシッと叩いて来たい。
2014-05-16 09:36:06そうです。自民党や維新やみんなの一部はそういう感情の回路を前面に押し出しているタイプの人間です。そして彼らこそがこの集団的自衛権に前のめりなのです。前のめりはロクなことがない。中国にイッパツぶちかましてザマア見ろとやりたいだけです。それでまた普通に社会が続くと考えているのです。
2014-05-16 09:38:45いやむしろ、ドンパチを待望している。出来れば自分のところ(日本)から遠く、関係ない(被害最小限になりそうな)ところでのドンパチです。そうやって中国を叩きたい。そんなことを期待する国家が、憲法の前文にある「名誉ある地位」など占められるはずがない。下品で卑しい国家に成り下がるのです。
2014-05-16 09:44:34安倍は日本を「戦争の出来る国にしようとしている」という言い方はなんだか説得力がありません。誰が好き好んで戦争なんかするかと思うからです。そうじゃなく、安倍は日本を「然るべき時には戦争でもなんでもやれる、舐められない国にしようとしている」のです。それを反駁しなければなりません。
2014-05-16 09:55:32安倍は日本を「然るべき時には戦争でもなんでもやれる、舐められない国にしようとしている」と書きましたが、改めて思うに結局は国の在り方ってのもナンダカンダ論理立てはするものの、自分自身の気性に添ったものにしたいんだなという気がします。何か言われたら必ず言い返す、そんな安倍的性格の国。
2014-05-16 10:01:26そんな個人の趣味で国体を変えられたらたまったもんじゃないです。でもそれを「美しい国」と情緒的に表すんだから、ほら、やっぱり主観、彼個人の美的センスなんですよ。低俗で下品だと思う。とどのつまりそれがいやなんです、私は。せめて政治家は、私より頭のいいひとがやってほしいと思うからです。
2014-05-16 10:07:20