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shin_semiya
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やがて不況がきた段階で経費削減を名目にチャレンジを行われることはなくなる。 「やっぱりいままでの慣れたやり方が一番だ」という誤った学習もされてしまう。
2014-05-17 01:06:06
トヨタ生産方式の本質は生産カイゼン委員会でもカンバンでもない。 アメリカ自動車メーカーを追い抜くという大目標に対し 無駄をはぶくという戦略アプローチを考え、そのために人材を育て、育った人材で実行した戦術がカイゼンで、編み出された戦法がカンバンなのだ。
2014-05-17 01:11:35
戦術や戦法以下をマネしたって人材はいないし戦略アプローチはふわふわで大目標が不明確。 おまけになにをしたら評価されるのかという評価基準すら不明確。 そんなものはごっこ遊びにすぎない。 トヨタ生産方式はトヨタごっこをしろという意味じゃない。
2014-05-17 01:13:12
上司が偉そうにトヨタ生産方式とかアジャイルとか言ったら何が達成目標なのか、なんのためにアジャイルというアプローチを取りたいのか、を確かめた方がいい。 説明できないならごっこ遊びだ。 そんなもののために過労死する意味はない。 つき合わされる社員もそれに金を払うユーザーもいい面の皮だ
2014-05-17 01:14:38
トヨタ生産方式について語ると 「今のトヨタって生産方式全然すごくない。 下請けいじめやリスクの"飛ばし"をしているだけ」 というお話は何度も聞きます。 そ ん な 話 は 分 か っ て い る ん だ よ
2014-05-17 22:08:07
トヨタ生産方式とは80年代にアメリカで「俺たちが不況に苦しんでいるのに日本企業は絶好調なのはなぜか。その違いを解き明かし、再び我々の栄光を取り戻そう。」という文脈において脚光を浴びました。 野中先生がトヨタをほめたのもその頃です。 そしてその頃のトヨタはたしかにすごかった
2014-05-17 22:09:28
しかし時がたつにつれ、初期の理想を忘れ、見せかけだけの原価低減のために下請けいじめなどが起きるようになりました。 21世紀において絶好調だったトヨタを、30年前に脚光を浴びたトヨタ生産方式と絡めて語ることで、我々もトヨタに続け、という理論には"時差"が存在しています
2014-05-17 22:11:34
そして現にトヨタの社員は目先の目標管理と原価低減目標に追われ下請けいじめと契約社員の使い捨てをしています。 我々が評価したい、あるいは模倣したいと思っているのはそこではありません。
2014-05-17 22:12:44
野中先生にその点を直接突っ込みましたが 「その話を書いたのが10年以上前」 「私は学者だから末端の社員や下請けの苦境は研究分野とは異なる」 「私にその話をされましてもw」 という正論で ”知らんがな” されました。
2014-05-17 22:14:19
ということで、私に対して「いまのトヨタ」の話をされても知らんがな、としか言いようがありません。 その話は3年前に我々はさんざんしました。 そして学習すべきはもとのトヨタの思想とスタイルである、という結論に達しています。
2014-05-17 22:17:37