サゴ

真砂夜【@shiki_akitsu_k
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サゴ

  • 日々退魔師や寄せ役にいじられてる、巻き込まれ体質で苦労性な青年。
  • 基本的には前向きな性格だが、自分の技術力のことを指摘されると結構凹む、発展途上鍛冶師。
  • ツカには格好のいじり対象にされている。
真砂夜@企画垢 @shiki_akitsu_k

@shiki_akitsu_k 】仮名:サゴ/性別:♂/種別:鍛冶師/容姿:ツンツン黒短髪に黒の袖なし鍛冶師装束。細かい火傷いっぱい。/性格:基本引きこもって退魔師の武器を造っている。いじられ役の苦労性、お節介。15のときに修行の旅に出て退魔師里に戻ってきた。 #退魔師寄せ役化

2014-05-18 00:24:43
真砂夜@企画垢 @shiki_akitsu_k

サゴ。テーマ:ダメ主人公モブ風味 http://t.co/MObVNeRrsl

2014-05-18 14:22:11
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  • 関連ツイ
真砂夜@企画垢 @shiki_akitsu_k

いつか、神を宿す器を鍛えることができたなら、職人としてこれ以上名誉なことはない。太古の昔、神が息を吹き込めて地上に降りる子に託した器、俺はそいつを見てみたかった。でも神の器は、その存在を確かめてしまったら、意味を失ってしまう。ひとは目に見えるものを軽んじ、姿なきものを恐れるから。

2014-05-17 20:54:15
真砂夜@企画垢 @shiki_akitsu_k

都は、ひとの思惑を吸ってアヤカシが狂う場所だ。ひとがいない場所のアヤカシの、なんて単純なこと。アレを斬るのは退魔師じゃない。ひとにしか、アレは斬れない。

2014-05-17 20:56:55
真砂夜@企画垢 @shiki_akitsu_k

定期的に外に出向いて自分の刃物売ったり武器の材料とか買い付けたりするサゴだけど包丁がいちばんよく売れてへこんでればいい。

2014-05-18 11:21:39
真砂夜@企画垢 @shiki_akitsu_k

かってうれしい、はないちもんめ まけてくやしい、はないちもんめ あのこがほしい あのこじゃわからん このこがほしい このこじゃわからん 「汝(ナ)が名は」 「吾(ア)が名は」 問ふもの答ふもの、血も肉も魂も、まとめていっしょくたにして、それに与えた「おと」を廻らす。

2014-07-07 01:28:15
真砂夜@企画垢 @shiki_akitsu_k

@shiki_akitsu_k 「くれてやるわけにも、いくまいよ」 乙女は嗤う、嗤って自分の血肉を崩す。魂の座を、自分の肉手で、すこしの鋼の力を借りて。 行くあてが決まっていたその魂を、少年の手が捕まえた。傲慢な肉手が、あまりに無垢なこころで捕まえた。 閉じ込めて、隠して。

2014-07-07 01:33:29
真砂夜@企画垢 @shiki_akitsu_k

@shiki_akitsu_k そうしてとうとう、取られなかった。でも、それは取るものがなかっただけのこと。 誰かの顔を借りたソレは、きぃ、と喉を鳴らして嗤った。 まけてくやしい、はないちもんめ 「つぎは遅れも、とるまいぞ」 かんかんからす、御山へかえろ。

2014-07-07 01:37:14
真砂夜@企画垢 @shiki_akitsu_k

@shiki_akitsu_k 引く者のない車が、からからと嗤う。 轍は消えぬ。道筋はできた。 さぁ、狩る者たちよ、耳を澄ませ。目を凝らせ。風の匂いに混じりはないか。 かってうれしい、はないちもんめ 「もはや誰をも、とらせまい」 矢面に立つ者たち、その背中。

2014-07-07 01:40:44
真砂夜@企画垢 @shiki_akitsu_k

@shiki_akitsu_k その後ろで、うつろ器に灯りがひとつ。少年の手の中で、しんしんと燃えていた。 光は途切れぬ。だから、轍ももう消えぬ。 かわいいかわいい、××××がほしい 「それはおれも、ほしい、なぁ」 うつろ願いは、部屋の隅でじわりと闇に喰われて消えた。

2014-07-07 01:43:50
真砂夜@企画垢 @shiki_akitsu_k

@shiki_akitsu_k 夜はまだ明けぬ。でも、もう炉には火を入れる刻限だった。少年は東の空より明るいその器を、元の場所に押し込んで、顔を上げた。 そして、また、なにかを、忘れる。見逃す。 火傷がいっぱいの手は、あまりに頼りない。 #退魔師里

2014-07-07 01:47:58
真砂夜@企画垢 @shiki_akitsu_k

・年齢20↑ ・両親は退魔師寄せ役、死別 ・炉にカルシファー的な喋らないアヤカシがいる ・お酒は好きだけど基本的に飲んでる暇がない ・ポテンシャルとしてちょっと火気が強いので鎮火印打ってあるひと ・炎術とか使えるけど大規模に使うと自分も焼死する @gryokikamattya

2014-07-12 10:35:09
真砂夜@企画垢 @shiki_akitsu_k

サゴのおててはすごいきちゃない。不潔とかそーいうんじゃなくてぼろぼろなんだ。本人にとっては勲章だけどちょっと恥ずかしいかなとも思ってて。

2014-07-13 18:15:06
真砂夜@企画垢 @shiki_akitsu_k

たぶん「この手がすき」とか言われると一瞬でオチるビバチョロな感じだと思うまる

2014-07-13 18:16:53
真砂夜@企画垢 @shiki_akitsu_k

んで、長年かけて熱さに鈍感になりつつあるから、けっこうサラッと火傷増やす。

2014-07-13 18:19:12
真砂夜@企画垢 @shiki_akitsu_k

受け止めるのはサゴの役割だけど、たまに受け止めてもらいたいこともあるのです。懐かしくて、悲しくて、せつなくて、自分になんにも確かなものがないって気づいたとき、この足元は落っこちてしまいそうなくらいすこんとあいてしまう。ね、ごめんツッちゃん、もすこし、近くに寄せて。

2014-07-14 23:43:22
真砂夜@企画垢 @shiki_akitsu_k

「都のアヤカシは野のアヤカシとは違うよ」  その鍛冶師の言を、ツカはこのときになってようやく理解したような気がした。反吐が出そうなまとわりつく気配に辟易しながら、寄せ役はひどく億劫げに己の刃を鞘から解き放つ。  久方ぶりに、同じ流れを組む作り手の手に委ねられて、凪いだ水面のごとく

2014-07-18 22:37:55
真砂夜@企画垢 @shiki_akitsu_k

ひたりとまどかの月光を返す。そこから目をあげて、辺りの気配を探る、あぁ、寄せ集められたようなひとの思惑のようなものではらわたがまぜかえされそうだ。ツカはその不快ごと刃を払い、ふ、と時の流れを断つようにして構え、細長く息を抜いた。……待つのだ。ひとのない都大路、ひとを写した形代を。

2014-07-18 22:38:05
真砂夜@企画垢 @shiki_akitsu_k

まず、足首に纏わりついてきたものを。次に、首を掠めていったものを。そして、左手を引っ張ったものを。ことん、ことんと触れて落とすみたいにしながら、無に返していく、その過程の途中。ずしん、とからだ全体が重くなった。ツカが過程の外に意識を浮上させたときにはもう、ずりりとも足が動かない。

2014-07-18 22:38:20
真砂夜@企画垢 @shiki_akitsu_k

 かは、と喉の奥がなかみのない音を吐いたとき、呼吸のしかたを忘れたことに気づく。頭が白飛びする直前に、なんだか懐かしい声が大路を渡った。 「ひとぉツふたぁツ、みツよっツ、切っ先めぐらせ、ななツやツ」  のんびりしているくせに隙なんてちぃともない声が、節をつけて手順を数える。

2014-07-18 22:38:35
真砂夜@企画垢 @shiki_akitsu_k

「ここのツ重きを下におき、とおにめぐらせ、また帰す」  途端に、ツカに纏わりついていたものが勢いよく離れて、数え歌に向けて飛んでいく、そして、今度の舞手はそれをするり、とかわして見せる。  そう、アレは昔から目がいい。舌打ちした瞬間、ぞろりと気配が増えて。……ソレは、小さくため息

2014-07-18 22:38:48