森田貴英氏による「著名人とフォロワーの構造」についての考察

2012年頃の、森田貴英弁護士 @moritatakahide による、はるかぜちゃんや橋下徹とフォロワーの構造、その類似性についての考察。 『橋下氏の激怒言動とフォロアーやサポーターたちの「怒り」の連動は、以前私が指摘した「はるかぜちゃんとフォロアーの構造」と完全にパラレルであることが分かる。』
6
森田 貴英 @moritatakahide

私は今は橋下氏のフォローをしていない。しかしたまに彼のツイートが目に飛び込んでくる。週刊朝日・佐野眞一氏から謝罪を取り付けた(といっても、佐野眞一氏は筆は滑ったことは認めても、橋下氏に対しては謝罪はしていないのだが)彼は、佐野氏を呼び捨てにして、批判と罵詈雑言をツイートしている。

2012-10-21 06:17:41
森田 貴英 @moritatakahide

そんな橋下氏に対して、「徹底した相手への攻撃的な言動は、政治家としての資質に疑問を抱く。佐野さんの書いた記事に腹を立てる気持ちはわかりますが、ここまで徹底的に批判・攻撃する姿やツイートを見ると怖くなります」との指摘がなされている。それに対して橋下氏はどう答えているか?

2012-10-21 06:19:27
森田 貴英 @moritatakahide

徹底的に批判・攻撃する橋下氏の姿を見ると怖くなる、との指摘に対して、橋下氏は「ここまでやらないと、大手メディアに社会的に抹殺されてしまうのです」と回答している。なるほど、大手メディアは橋下氏に対して批判的だから、自分の身を守るためには、反撃が必要だというのは筋が通っている。

2012-10-21 06:24:33
森田 貴英 @moritatakahide

しかし、橋下氏の大手メディアに対する反撃の手段は、一般人が恐怖感を覚えるほどに「敵」を批判・攻撃する連続ツイートであるという点を、看過すべきではない。相手を呼び捨てにして徹底的に相手を攻撃して罵るツイートは、政治家というよりも、チンピラのそれであると言われても、やむを得ないものだ

2012-10-21 06:27:39
森田 貴英 @moritatakahide

ではなぜ、一般人が恐怖するほどの激しい罵詈雑言を橋下氏がツイートで浴びせかけることが、橋下氏の身を守ることになるのか?橋下氏の敵、例えば朝日や佐野氏が橋下氏のツイート攻撃を浴びても、怒りはすれど、ひるむことはない。だから橋下氏の攻撃は直接的には敵には効いていないのだ。

2012-10-21 06:35:30
森田 貴英 @moritatakahide

では橋下氏の攻撃ツイートは敵には直接効かないのに、彼の身を守ることになるのか?それは、橋下氏のツイートは、橋下氏のフォロアーの心に「怒り」の炎を点けるのである。橋下氏の怒りツイートにより怒りスイッチが入ったフォロアーたちは、大挙して、敵への総攻撃に入る。

2012-10-21 06:37:56
森田 貴英 @moritatakahide

橋下氏の敵は、橋下氏の激怒言動により刺激を受けて動き出したフォロアーからの怒りや攻撃や批判の大量攻撃を浴びて、やばい・・と思うことになるのだ。

2012-10-21 06:39:30
森田 貴英 @moritatakahide

今回の週刊朝日問題では、ツイッターのみならず、部落差別や人権侵害を問題とする人びとやその他の方々からも、抗議や批判が相次いだのだろう。それで、朝日は休載に追い込まれたのだろうと思われる。

2012-10-21 06:41:00
森田 貴英 @moritatakahide

こうして見ると、橋下氏の激怒言動とフォロアーやサポーターたちの「怒り」の連動は、以前私が指摘した「はるかぜちゃんとフォロアーの構造」と完全にパラレルであることが分かる。はるかぜちゃんを攻撃した者は、はるかぜちゃんのフォロアーたちによって返り討ちにされる。それと橋下氏は全く同じ。

2012-10-21 06:45:01
森田 貴英 @moritatakahide

はるかぜちゃんは、フォロアーたちにより返り討ちにされて助けを求める攻撃者を、「自己責任」という言葉の下に切り捨てる。いじめたものがいじめられ、切り捨てられる。そこに私は、現代のいじめ問題の縮図を見た気がした。

2012-10-21 06:47:21
森田 貴英 @moritatakahide

橋下氏は常に「敵」と戦う人間である。そうでなければ自分の身を守れない。そのため、自分の激怒を引き金として、支持者や一般人の心に潜在する「怒り」に火をつけて燃え上がらせて、それを敵への攻撃へと振り向ける。橋下氏は人間の「憎悪」と「怒り」を引き出して大きくすることが天才的に上手いのだ

2012-10-21 06:49:46
森田 貴英 @moritatakahide

つまり、橋下氏のエネルギーは「憎悪」であり「怒り」なのだ。そういうスタイルをとってもやっていけるということは、彼の心は憎悪や怒りに対しての耐性が異常に高いのだろう。しかしそれは、敵との戦いを常態とする政治の世界で勝ち残るには必要な素養なのかもしれない。

2012-10-21 06:52:17
森田 貴英 @moritatakahide

宗教教典の物語では、人間の善意や優しさを引き出す存在が「神」「天使」と呼ばれ、人間の憎悪・怒り・悪意を引き出す存在は「悪魔」「鬼」と呼ばれる。つまり橋下氏の手法は「悪魔の手法」ということになる。政治が「修羅の世界」だとすれば、勝ち残るには悪魔や鬼になる必要があるのかもしれない

2012-10-21 06:56:00
森田 貴英 @moritatakahide

修羅の世界である政治の世界で敵に勝つ人生を選んだ橋下氏が、憎悪や怒りを糧とする悪魔的生き方を選ぶことは、彼自身の自由である。ただ私に出来るのは悪魔が自分の心に憎悪や怒りの炎を点すことがないようにすることだけだ。それゆえ、私は橋下氏のツイッターのフォローを解除したのだ。

2012-10-21 06:59:47
森田 貴英 @moritatakahide

自分の心を平穏にするには、悪魔が自分の心に怒りや憎悪の炎を点らせないようにする環境づくりが必要だ。いまの世の中、怒りや憎悪に満ちている。ならば、その火の粉を浴びないにする工夫が大切なのだと思う。

2012-10-21 07:01:08
森田 貴英 @moritatakahide

RT @Supraphon: @moritatakahide 世間に対する怒りと憎悪の尽きることのないマグマを燃え立たせ爆発させていないと、生きていられない人なのでしょうね。最近、彼を可哀想だなと感じるようになりました。ここまで来ると、やり直しはもう出来ないでしょうね…

2012-10-21 07:02:03
森田 貴英 @moritatakahide

橋下氏は、怒りと憎悪に依存しているという言い方もできます。つまり、アディクション(中毒)なのです。

2012-10-21 07:03:28
森田 貴英 @moritatakahide

もし彼がその事実に気づき、本気で止めようとすれば、止められる可能性はあります。もしその事実に気付かず、止める気がないなら、変化することはないでしょう。

2012-10-21 07:04:24
森田 貴英 @moritatakahide

私が断言できるのは、怒りと憎悪に満ちた人間の心に、平穏や平和が訪れることはない、ということです。それは間違いありません。

2012-10-21 07:05:25
森田 貴英 @moritatakahide

「自分の怒りと憎悪」に依存する人間は哀れだが、「他者の怒りや憎悪を、自分のために利用する」人間は有害である。悪魔と呼ばれてもやむを得ないだろう。

2012-10-21 07:07:14
森田 貴英 @moritatakahide

「いじめ」とは、子どもが他の子どもの心に潜在する憎悪や怒りを引き出して、自分のために利用する行為なのだ。

2012-10-21 07:08:45
森田 貴英 @moritatakahide

ところが、自分のために引き出した他の生徒の怒りや炎が燃え上がるとコントロールできず、自らを焼き尽くすことがある。それが、「いじめっ子が、いじめられっ子に一瞬で変化する」という現象だ。

2012-10-21 07:09:43
森田 貴英 @moritatakahide

橋下氏は総理大臣になる可能性があると目される大人である。そういう人物が、他者の怒りと憎悪を自分のために活用しているのである。そういう世の中で、子どもたちの世界でいじめがなくなる理由があるだろうか?子どもは大人のやっていることをそのままやっているだけなのだ。

2012-10-21 07:11:32
森田 貴英 @moritatakahide

人間の心には、善意の種もあれば、悪意の種もある。だからこそ、橋下氏やはるかぜちゃんのような手法が成立するし、それが正しいという人もいる。しかし、どちらの種に水をやり育てるかは、自由に選べるのである。ならば、悪意の種には水をやらずに、善意の種を育てたほうがよいのではなかろうか。

2012-10-21 07:14:31
森田 貴英 @moritatakahide

憎悪や怒りという悪意の種を育てる生き方だと、心に平穏も平和も宿らない。いつも心は怒りや不安でいっぱいとなる。せっかく生まれてきたのだから、平和で平穏な心で生きたほうがよいのではないかと思う次第である。

2012-10-21 07:16:09
1 ・・ 8 次へ