フォトジャーナリスト安田菜津紀さんがゲスト!特別トークイベント「Ekilooto of Uganda~HIVと共に生まれる~」
養鶏技術を提供し、専門家に支援を仰ぐ。マーケティング研修や財務管理研修を実施。ゆくゆくは、子どもたちが地域で安全に暮らせる社会を目指していきたい。3校の学校を支援し、11島の教室をつくり、320名の児童が学校に通えるようになった。 #plasjp
2014-05-20 19:26:33安田:衛生管理の徹底が難しい。そこら辺の死んだ鳥を振る舞おうとする。ウガンダでは鶏がごちそうになるほど高級食材。安田:値段が高い理由は知らない。現地では、猿の肉が振る舞われるが、人間に近い食糧は病気になりやすい。知り合いでエボラ出血熱に感染した人がいる。 #plasjp
2014-05-20 19:29:25断るのも悪いので、出されたら「日本人は猿肉は食べません」といって断るようにしている。小嶋:世界のHIV感染者は3,500万人(2010年現在)。母子感染予防プログラムを受けることで、赤ちゃんへの感染率が3%以下に下がるが、それを知らない母親も多い。 #plasjp
2014-05-20 19:31:36「彼らの役に立ちたい!」と思っていても、そこに立ちふさがるのが「現実の壁」。さらには、地域に根強い「伝統医療」信仰と「現代医療」との間との葛藤…
地域には、現状を自力で何とかしたいと思っている人が多い。PLASでは、自薦・他薦でリーダー候補を選び、啓発活動を展開中。これまで69人のリーダーを育成、21,500人にエイズ啓発活動を提供している。だが文化の違いで、悪影響を及ぼす現状に思いを巡らせることも多々ある #plasjp
2014-05-20 19:34:35自宅で出産したいというお母さんが多い。それは「胎盤を家の庭に埋めると、丈夫な赤ちゃんが産まれる」という言い伝えがあるから。衛生管理上よくないことである。安田:現地の伝統医療と現代医療の差をどう埋めるか?カンボジアでは伝統医療が力を持っていることが多い。 #plasjp
2014-05-20 19:36:47自分もカンボジアで、大量の鼻血が出た時に「伝統医療」を体験した。地域で力を持っている場合が多いから、こちらが強制することが多いから「こういう選択もあります」ということを話すことにしている。彼らにとって身近なのは「現代医療知識のある保健センター」ではなく「伝統医療」 #plasjp
2014-05-20 19:38:58小嶋:我々がやっている支援は、地域から「100%ウェルカム!」ということは少ない。反発や賄賂の壁は厚い。自分たちがやりたいことを、一つ一つ丁寧に説明するしかない。現地で寝袋にくるまりながら学校を建設する我々の姿を見て、現地の人も評価してくれるようになった。 #plasjp
2014-05-20 19:41:27安田:シャッターを切る前に、他人とどれだけコミュニケーションが出来るか。写真は時に人を傷つける。コミュニティの話になると、誰が一番影響を与えるかが重要になる。カンボジアでは一番影響力があるのは尊重だから、彼らとどれだけ良好な関係を築けるかがカギを握る。 #plasjp
2014-05-20 19:43:18小嶋:その話に共感する。それが安田さんの強みだろう。安田:少年の近所に、年の差カップルがいる。お母さんはHIV感染者だが、前の夫に感染された。今の夫は、それを承知で結婚した。無事に子どもが産まれた。HIV問題は、なかなか社会に認知されない。 #plasjp
2014-05-20 19:46:55小嶋:マンスリーサポーターやチャリポンの参加を通じて、PLASの活動を支援して欲しい。まずは「氏ってもらう」ことから初めて欲しい。 #plasjp
2014-05-20 19:53:54ここから質疑応答。
質問:私もウガンダでボランティアをした。知らなくてもよかったという人もいる。啓蒙活動はいいことなのだろうか? #plasjp
2014-05-20 19:55:47安田:コミュニティの中で知らないとダメだと思う。「怖い」だけを紅潮するだけでなく、適切な処置をすればいい。正しい知識を地域に知らせることが大事。伝え方が重要。 #plasjp
2014-05-20 19:57:08安田:辞めたいということは沢山あった。自分自身の仕事に価値があるのかと思ったが、カンボジアで活動するNGOに役割分担の意義を教わった。あなたは現地に通うことは大事だといわれたから、自分の仕事を全うしたい。 #plasjp
2014-05-20 20:00:26いいことは、写真というツールがあったから人と出会えると思えること。写真は「無関心」から「関心」に変えるツール。 #plasjp
2014-05-20 20:02:11小嶋:安田さんは共著で「ファインダー越しの3.11」という本を書いた。現地で感じた葛藤をこの本で書いている。近くに丸善があるから、是非お買い求めいただきたいと思う。 #plasjp
2014-05-20 20:04:06