サラリとした友人

この絶妙な距離感からの助け舟、学びたいものである。
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のよん @noyoncyo

うーん。じゃあとぅぎゃってくれたお礼でもするかな。ちょっと前に書いたんだけれど、サラリとした友人の話。

2010-11-08 21:06:09
のよん @noyoncyo

サラ友(1):ピンチのときにサラリと救ってくれた友人の話。知り合って7~8年は経つのだろうか。初対面の印象は「変な人だけれど面白いなぁ」だった。盆と正月くらいの頻度で会う程度の友人。実際に名前や仕事などを知ったのは出会って2~3年経った頃だった。それまでテキトーに名前を呼んでた。

2010-11-08 21:13:32
のよん @noyoncyo

サラ友(2):知りあって数年経ったある年の9月、私は疲れきっていた。最初の勤め先を辞めて次のフィールドに行くために、今のフィールドの研修に行きながら同様のバイトをしていた。加えてお稽古をして、資格試験のために勉強をしてライブや飲みにも行っていた。今思うととんでも詰め込み教育。

2010-11-08 21:26:21
のよん @noyoncyo

サラ友(3):1週間のスケジュール的には、週1日バイト(8h)、週2~3日研修(8h)、週2~3日お稽古(1日中)みたいな感じだった。10月に仕事的な資格試験があって、11月にはお稽古の試験が迫っていた。

2010-11-08 21:30:11
のよん @noyoncyo

サラ友(4):当時なんでこんなに自分を追い込んでいたのかと思うと、ホントにドMだなぁとしか今では思えない。多分そのときは、仕事を辞めたらホントに職業アイデンティティ以外には何にもなかった自分に絶望して不安になっていたんだと思う。だから必死になっていたんだと思う。

2010-11-08 21:33:44
のよん @noyoncyo

そして自分語りになって友人が全く出てこないことに気がついた。140字の限界っていうね。まぁいいや。

2010-11-08 21:35:10
のよん @noyoncyo

サラ友(5):そんなギッチギチのスケジュールの果てはすぐやってきた。38℃程度の発熱後、微熱が数週間続いた。今まで一回も狂ったことのない生理さえ遅れた。完全に過労だった。それでも研修に行かなければ修了できないので行かなければならない。試験勉強もしないなどともう大パニックだった。

2010-11-08 21:40:56
のよん @noyoncyo

サラ友(6):人に頼るのは今よりも苦手だったんだけれど、とにかく何かにすがりたくなっていた。そんなときに「辛い。キツい。」的なメールをしたのが、盆と正月程度の知り合いだったサラリとした友人だった。他にもっと近い友人はいるのに。

2010-11-08 21:46:56
のよん @noyoncyo

サラ友(7):理由は簡単。2つある。ひとつは友人が似たような状況下にいたから。そのとき友人は仕事に疲れ過ぎていて、そこから一旦離れるために社内留学の選考試験を受けていた。平日は終電近くまで仕事をして、土日は英会話スクールで勉強をしていた。

2010-11-08 21:52:14
のよん @noyoncyo

サラ友(8):そして、過労で不整脈が出ていると共通の友人から風の噂的に聞いていた。だから、なんとなく自分の心情を理解してくれるんじゃないかと勝手に想像していた。

2010-11-08 21:54:09
のよん @noyoncyo

サラ友(9):もうひとつの理由は、この友人は絶対に私を甘やかさないだろうという思いがなんとなくあったから。その時の私は同情や慰めなんかよりも指標が欲しかったから。

2010-11-08 21:56:49
のよん @noyoncyo

サラ友(10):実際のメールのやり取りについてはハッキリと覚えていなかったりする。「つらい。きつい。飲んで話を聞いてー!」みたいなことをツンデレ風味で言ったんじゃなかろーか。

2010-11-08 21:59:26
のよん @noyoncyo

サラ友(11):そんな泣きのメールに対してのレスが、まずは「大丈夫?」と労わりの言葉。次に「今は自分も時間に余裕がないから会えない」と事実に対しての情報。そして「明けない夜はないし、止まない雨もない。やるしかないよ。」みたいなことだった。

2010-11-08 22:13:19
のよん @noyoncyo

サラ友(12):そして最後に「いろいろやってみて、どーしても私が辛かったら時間作って飲んでやる!」的なことを言ってくれた。このメールを貰って私は泣いた。そしてその日から泣きごと言うのをやめた。

2010-11-08 22:15:22
のよん @noyoncyo

サラ友(13):友人だって休む暇もないほどしんどいはずなのに、こんな盆と正月くらいしか会わないようなヤツの話にきちんと応えてくれるなんてさ・・・。しかもすぐに。こんな人滅多にいないよ。

2010-11-08 22:18:41
のよん @noyoncyo

サラ友(14):友人だってギリギリの状態で頑張っているんだから、私もちゃんと頑張って成果を出さなくちゃ友人に合わす顔がないと思っていた。だからやるだけのことはやった。そして研修はなんとか修了できて、習い事の試験も仕事の資格試験もちゃんと合格できた。

2010-11-08 22:22:55
のよん @noyoncyo

サラ友(15):友人の方も選考試験に合格して2年間程留学していた。留学生活は異国ということもあり勉強や文化の壁など色々大変そうだった。けれど、久しぶりの自由な時間が持てて好きなことをしたり、いろんな世界を知ることができたりと人生の中休みを満喫していたようだった。

2010-11-08 22:30:11
のよん @noyoncyo

サラ友(16):あのとき友人のサラリとしたメールがなかったら、今の自分は無かったと思う。他の人が聞けば「なんですか?それ?」みたいなことだけれど、私の中では人生が確実に変わった出来事だったんだなー。

2010-11-08 22:34:47
のよん @noyoncyo

サラ友(17):そして、そんな友人の前で恥じない自分でありたいと思うようになった。友人みたいに誰かが辛いときにサラリと助け舟が出せるような人になりたいと思うようになった。そして今、あのときの友人と同じ年になっていたりする。ちっともそんな人になれていないんだが!が!!!

2010-11-08 22:37:41
のよん @noyoncyo

サラ友(18):当時、友人のことを神みたいな人だと思っていた。こんな素晴らしい人に出会えて友人関係を築けた私は本当に幸せ者だと思った。しかし、その数年後にその友人に「おまえはバカか!?もっと考えろ!!」とか言っていたりするようになっていた。人生ってわからない・・・。

2010-11-08 22:46:27
のよん @noyoncyo

んじゃ、もういっこ違う友人が言っていた言葉を書いておきます。これ、ついったーっぽいかも。

2010-11-08 23:15:39
のよん @noyoncyo

友人「言葉は発したり書いたりした瞬間に自分のモノじゃなくなる」

2010-11-08 23:16:38
のよん @noyoncyo

言葉を発する者と受け取る者の解釈が、必ずしもイコールで繋がれないということも多分にあるということ。つまりどう受け取るかは受け取り手の自由なのである。

2010-11-08 23:21:59
のよん @noyoncyo

だからここに書いていることは私のものであって、私のものではないのであったー。ご自由にどーぞ!

2010-11-08 23:30:13