- terry_rice88
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敷居の住人のラスト、学校の先生が生徒の噂話で、既に卒業してる主人公の事を聞いたシーンで終わるんだけど、そのシーンで主人公の姿が描かれない事によって、その先生と読者の主人公たちへの距離感がほぼ同じになるんですよねー。
2014-05-27 22:04:11その先生が主人公に対して向ける感情に、読者が容易に共感できるし、何とも懐かしさや実際に目の前にいない切なさも感じられとても良かったのです。噂話として主人公の姿を伝える手法も、作中で語られる外側にも世界の広がりを感じさせるものでもあるし、本当に大好きな終わり方よなあ。
2014-05-27 22:08:53志村貴子さんの作品では『放浪息子』や『青い花』の方が完成度が高いとも思うし、これらも相当に好きな作品でもあるんだけど、あのラストシーンが何故か好き過ぎて『敷居の住人』に対する思い入れが物凄く強いし、偏愛してる節がある。
2014-05-27 22:15:19@joy_j_j やっぱり個人的にそう(完成度の比較)思うんですが、同じように「一番好きな志村貴子作品」というと『敷居の住人』で揺るぎません。僕はそれについて理由を突き詰めて考えたことなかったんですが、ジョニーさんの発言見て「ああ、それも大きかったのかも」と思えたりしました。
2014-05-28 10:15:44@sagara1 『敷居の住人』が好きな理由、終わり方以外にもあるとは思うのですが、あの終わり方の素晴らしさでぐっと評価もあがってるし、より好きになってると思います。
2014-05-28 11:53:59@sagara1 『敷居の住人』の前半は、読んでいて心地良くはあるのですが、何がそんなに良いのかと考えると、何だか言葉にしにくいんですよね。とらえどころの無い良さのある漫画であるなあ、と。
2014-05-28 12:31:33@sagara1 今、猛烈に『敷居の住人』を再読したくなってきてますw なんとかあの良さを具体的に掴めないものかなとw
2014-05-28 12:44:46@joy_j_j つかめたら、ぜひ教えてください!!>今、猛烈に『敷居の住人』を再読したくなってきてますw なんとかあの良さを具体的に掴めないものかなとw
2014-05-28 13:23:55@sagara1 @joy_j_j いつも志村貴子さんの漫画にはニルヴァーナの曲の歪みや、マイブラやソニックユースの演奏で聞こえるフィードバックノイズがずーっと心地よく響いてる雰囲気を描かれる日常に落としこんでいる感じがずっとしてます。作品毎にその歪みを変えている気がするのです。
2014-05-28 13:33:08@terry_rice88 @joy_j_j うーん?個人的にそこら辺およそ知らないこともあって僕にはよくわからないんですが、たとえば、わかつきめぐみ作品とムーン・ライダーズやZABADAKのような関係性とかあったりするんでしょうか?
2014-05-28 13:36:01@sagara1 @joy_j_j そうですね。わかつきめぐみという作家さんをよく読んではないので詳しいことはいえませんけども。wikiを読む限り、自分の感じる志村貴子さんの影響を受けただろうアーティストの関係性と似通ってると思います。
2014-05-28 13:39:42@sagara1 @joy_j_j 印象論になりますが80年代初頭~中ごろのサブカル(あるいはメジャーマイナーとも)の音楽シーンの中核のひとつを担ったグループに影響を受けたわかつきめぐみさんに対しての80年代後半~90年代初頭のオルタナに影響を受けた志村貴子さんだと思います
2014-05-28 13:43:23「敷居の住人」は生きることの世知辛さに「歪み」を覚える少年少女のお話。 「ラヴバズ」は仕事(女子プロ)という歪みから逃避するも、逃れられない女性の話 「放浪息子」は自分のジェンダーに歪みを覚える少年少女の話 「青い花」は同姓愛者における「歪み」と「少女性」の物語。
2014-05-28 13:46:52えーと確認できるだけでも、確か志村貴子さんの好きな音楽って、ニルヴァーナにブランキジェットシティー、フー・ファイターズとかそこはもう多分、90年代オルタナロックが好みなんだろうなあという感じで。そこから生み出される雰囲気がああいうことになるんだろうなあと。
2014-05-28 13:50:20Nirvana - Love Buzz(ラヴ・バズ) youtube.com/watch?v=ZLthJD… とかね。
2014-05-28 13:52:51@terry_rice88 @sagara1 遅リプになりますが、何となくわかる様な気がします。志村さんの漫画は基本的には日常を描いてるものが多いと思うのですが、そこにジェンダーであったり、家族の関係であったり、特異な人物であったりと、歪み、ノイズがのっかてる作品が多いなと。
2014-05-28 21:16:11@terry_rice88 @sagara1 でも、そのノイズを主題に物語を描くのではなく、そのノイズがのかったままの空間で日常を過ごしてるその空間を描き出してると言うか、ノイズ自体をではなく、ノイズののったその空間を描いてる、そんな感覚がある様な気がします。
2014-05-28 21:18:39@terry_rice88 @sagara1 テリーさんのPOSTを観て頭に思い浮かんだ事をそのまま言葉にしただけなので、全然まとまってはいないのですが、漠然とそんな印象がある様な気がします。
2014-05-28 21:20:16@terry_rice88 @sagara1 適当につぶやいたので、自分の発言に突っ込んでおくと、少なくとも『放浪息子』の最後は、そのノイズ自体が作品の主題になっていますね……。『敷居の住人』や『ラブ・バズ』はそんな感じであるかなと、ぼんやりと……。
2014-05-28 21:25:28