![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
◎BEAMSが創った文芸誌『in the city』をブックファーストで見かけたので、手にとってレジに進みかけた。が……。
2010-10-30 09:19:45![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
少し冷静になったとき、そのコストパフォーマンスの悪さ、というか下駄のはかせ方に気づいて結局は買わなかった。阿部和重、中原昌也、星野智幸といったラインナップなので一瞬間は面白そうだとは思ったのだが、よくよく見てみると、「テキストの量」があまりにも些少だ。これが1,000円。
2010-10-30 09:20:10![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
たとえば『新潮』のような文芸誌も1,000円ぐらいだが、比べるとあたりまえだがきまりが悪いほど脆弱だ。「文字量」でみると『WB』と大差ないような気がしてしまうが、『WB』はフリーペーパーである。第1期の『エクス・ポ』なんかと比べても圧倒的に頼りなくみえる。
2010-10-30 09:21:11![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
たかだか1,000円なので、けちくさいことを言うなということかもしれない。いやいや手作りなので工数がかかっているんですよ、ということかもしれない。が、しかし。
2010-10-30 09:23:34![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
PR誌として、FREEだったかもしれないものに1,000円の価値がついている。もちろん、『in the city』がショップで売れるとは思わないが、もし買う人がいるとすれば、その1,000円は、ブランドという下駄に払われているということだ。もしくは、スノビズムに対して。
2010-10-30 09:24:09