@kohagi_tw 嘘やー! そなのそなの。わたし恋愛小説とか読まないからさー。書こうとするとどうしても推理小説調になるよね。
2014-06-04 13:35:49@kohagi_tw 薔薇の館で起こった不可解な事件…いったい誰が青薔薇こはぎ秘蔵の紅茶を飲んでしまったのか…?こはぎは犯人を見つけることができるのか、謎が謎を呼ぶ学園推理小説第3弾!「この謎はわたくしが解きますわ。ハシビロコウの名に懸けて!」
2014-06-04 13:57:27@hazuki_xxxx 青薔薇「あの日…確かにわたくしはこの棚に紅茶缶を戻しました。そう、いつものように銘柄がこちらを向くように…」はづ「…でも…おかしいですわ…わたしが見た時は…バーコードがこちらを向いていましたもの…」青「そう!それこそが…第三者がこの缶に触れた証拠…!」
2014-06-04 14:08:12@kohagi_tw はづ「つまり、犯人はお姉様が紅茶缶の置き方にまでこだわっていらっしゃることを知らない人物…。では、外部犯…?」青薔薇「いいえ、この薔薇の館に出入りできる人間は限られています。恐らくこれは、外部犯に見せかけるために犯人が仕掛けた罠。犯人はこの中にいますわ!」
2014-06-04 14:15:13@hazuki_xxxx まりか「…まさか…この中に?!」さつき「そうですわ…!この中のどなたかだなんて…そんな…!」青薔薇「わたくしも…現薔薇、そして次期薔薇候補である皆さんをどうして疑えましょう…」はづ「…お姉様…それでは」青「いいえはづ。それでも残念ながら犯人はこの中に…」
2014-06-04 14:38:28@kohagi_tw ナイル「お姉様ではありませんわ。お姉様は紅茶よりカフェラテ派ですもの。それに、お姉さまならこっそりなさらず青薔薇さまに紅茶をいただきたいと仰るはずです。まりかも、そんなことをする子ではありません。」しづく「わたしのお姉様方も…違うと思う…のです…」
2014-06-04 14:51:45@hazuki_xxxx 青薔薇「…ええ…黒薔薇、姫薔薇の姉妹ではありません。それに…黒猫でもない。そう、この事件の犯人は…………はづ!あなたよ!」はづ「…お姉様?!」青「……はづ…わたし、最近生徒会の仕事が忙しくてあなたに寂しい思いをさせていたわね…ごめんなさいね…」
2014-06-04 16:46:50@kohagi_tw はづ「ごめん…なさい…ごめんなさい、お姉様…いけないことだと解っていたのに…お姉様の紅茶をいただけば、さみしさがやわらぐと思ったの…でも、自分で淹れてもお姉様の味にならなくて…それなら盗み飲みしたと気づけば構っていただけるかもって…」青薔薇「はづ…馬鹿ね…」
2014-06-04 16:54:04@hazuki_xxxx 青薔薇「…クス…わざわざ缶を裏返しておくなんて、まるで拗ねた時のあなたのようね。…さぁ、お騒がせした皆さんにちゃんとお謝りなさい。そのあと、とびきり美味しいお茶をいれてあげましょう。久しぶりに全員揃ってお茶会なんてどうかしら。」はづ「……はい…!」
2014-06-04 17:19:16@kohagi_tw こうして平和が戻った薔薇の館は、紅茶と甘いお菓子の香り、それから少女たちの楽しげな笑い声に包まれたのでした。
2014-06-04 17:47:44