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月灯り 26 ぼんやりと、 水面の月を見つめる彼女。 「…なぁ、なんで俺誘ったん?」 『んー、なんか、話やすかったし。』 「誰でもよかったんやろ?」 『そんな事ないよー。』 「嘘やろ。俺じゃなくても、 あの場におった男なら誰でも…」
2014-06-04 21:22:07月灯り 27 『亮ちゃん、どうしたの?』 俺の表情を見ようとして、 こっちに顔を傾ける彼女に 手を伸ばして引き寄せる。 『ちょっ…亮ちゃん!?』 鼻と鼻がぶつかりそうな距離
2014-06-04 21:22:19月灯り 28 「利用されんのは気ぃ悪いわ。 見せつけたかったんやろ? す ば る く ん に 。」 驚いた顔をして 戸惑う彼女の唇を塞ぐ。 pic.twitter.com/rAqIYUkLXZ
2014-06-04 21:24:21月灯り 29 あの時、 彼女が手をヒラヒラと振った時。 本当は俺じゃなくて すばるくんを見てたんや。 俺を外に誘った時、 俺の背後で新婦と笑い合う 今日の主役を真っ直ぐ見てたんや。 俺の中にあった違和感… この事やったんやな。
2014-06-05 13:41:00月灯り 30 ずっと一緒に居たかったってゆう ほかの女と結婚した男は すばるくんや… pic.twitter.com/WW5IctD8y4
2014-06-05 13:41:42月灯り 31 「プロポーズする前に 女関係は、ちゃんと精算したって 言ってたのに、こんなに 未練残させたらあかんやんな。」 『…。』 「あの人、 他にもおったと思うで。」 『…分かってる。 分かってて、それでもいいって 私から言ったんだもん。』
2014-06-05 13:42:04月灯り 32 「見せつけみたいに俺誘って。 ヤキモチでも妬いて 欲しかったん?」 『…そんなんじゃ…。』 「俺を利用した罰や。」 彼女を後ろに押し倒して跨る。 「誘ってきたんは そっちやからな。」 pic.twitter.com/i9qR1dCF0y
2014-06-05 13:42:40月灯り 33 無言で俺を見つめる彼女。 抵抗する気はないようやな。 わざと噛み付くようにキスをして ワンピースの紐を解く。 彼女の吐息がいやらしく漏れて 興奮する。
2014-06-05 13:42:50月灯り 36 人の事、利用して… こんな女 壊したくなる でも ちゃんと感じさせてやるから。 今だけは忘れとけよ。 pic.twitter.com/nlwHwljD96
2014-06-05 13:43:37月灯り 37 そろそろ… 俺も… そう思ったら チラッと何かの光が視界に入る 「やばっ!見回りの人ちゃう!?」 『…へ?』 「ちょっ、こっち!」 彼女を起こして ロッカールームの影に隠れる。
2014-06-06 20:03:37月灯り 38 暫くして、警備服をきたおっさんが グルーっと懐中電灯の光を プールに向けて (気のせい…か?) と呟いていなくなる。
2014-06-06 20:03:50月灯り 39 「うーわぁー、危なっ!」 と焦っていた俺をみて笑い出す彼女 『さっきと全然違う顔するね。』 「うっさいわ。」 『もう、萎えちゃった?』 「…せやなぁ。」 2人でふふふっと笑う。
2014-06-06 20:04:04月灯り 40 乱れた服を直して 2人で学校を出る。 「なぁ、すばるくんの事 まだ好きなん?」 『…。わかんない。』 「なんやそれ。」 『けど、あんなに夢中になったのは 彼が初めてだったから。』 「…そっか。」
2014-06-06 20:04:17月灯り 41 『ねぇ、亮ちゃん。』 「ん?」 『また今度、会ってくれる?』 「…え?」 『今度会った時、 さっきの続き、しよ?』 「…は?」
2014-06-06 20:04:29月灯り 42 『亮ちゃんになら、 すばるくん以上に夢中に なれるかもしれないから。』 「…。///」 『…亮ちゃん? 耳真っ赤だけど…。』 「う…うっさいわ。」 照れる自分が恥ずかしくて 彼女の手を握って顔を背ける。
2014-06-06 20:04:37月灯り 43 また今度、 なんて言わずに… 今から夢中にさせたるから。 俺に、ついてこい。 END pic.twitter.com/Avm70TGplQ
2014-06-06 20:06:24