#NW鎮守府　#.3

ヴィジ(ap1895)/C103 日曜東G-21b @mabo_to_fu

「あんたらしくないセリフ聞いた気がするわ。」と、朝食の席で叢雲が三日月に言った。 「カッコつけたんじゃないかい？」響が続ける。 #NW鎮守府

ヴィジ(ap1895)/C103 日曜東G-21b @mabo_to_fu

「でも実際あそこで憲兵呼んでも面倒事に巻き込まれるだけなので…それに、証拠とデータは取れてますし。」 三日月はそう返すも、若干顔が赤い。 #NW鎮守府

ヴィジ(ap1895)/C103 日曜東G-21b @mabo_to_fu

「でも実際何がしたかったのかしら、あいつら。」叢雲が言うのも尤もだ。 「それがですね、今朝の新聞ですけどここに」 「艦娘誘拐？犯人不明？身代金要求？…いや、あの程度の連中が誘拐犯…？」 #NW鎮守府

ヴィジ(ap1895)/C103 日曜東G-21b @mabo_to_fu

「叢雲、こちらが少しおかしいから助かっただけで普通の低練度の駆逐艦娘なら話は別だよ。」 そう響が叢雲に返す。実際、捕獲目的に上位の艦娘に襲われたなら、通常の駆逐艦娘は抵抗する術を持たないだろう。 ３人が一般的基準からすれば「おかしい」艦娘だからこその撃退成功だった。 #NW鎮守府

ヴィジ(ap1895)/C103 日曜東G-21b @mabo_to_fu

「しかし、データがあるならちょっと調べてみてもいいかもね？」響が面白いことになった、という顔で言った。 #NW鎮守府

ヴィジ(ap1895)/C103 日曜東G-21b @mabo_to_fu

だが、郵便物を抱えて食堂へと走りこんできた古鷹の叫びによって、事態は急変することとなった。 「貴官の艦娘を預かった、って脅迫状が…！」 #NW鎮守府

ヴィジ(ap1895)/C103 日曜東G-21b @mabo_to_fu

後編に続く。 #NW鎮守府

ヴィジ(ap1895)/C103 日曜東G-21b @mabo_to_fu

#NW鎮守府 #.3おまけ： 叢雲「帰ってきてないのが対潜遠征部隊、ほぼ確定ね」 三日月「とりあえず昨晩のデータから主犯の鎮守府ほぼ割り出せたんですが、どうします？」 提督「正直な所癪に触る。やり口も汚いしな。」 三日月「とりあえず報告書類はありますが」

ヴィジ(ap1895)/C103 日曜東G-21b @mabo_to_fu

#NW鎮守府 #.3おまけ： 提督「その前に『正当防衛』だ。舐めやがって…」 叢雲「相手が相手だし、アレ使う？」 三日月「アレ使うんですか…大分エグいものですけど」 叢雲「対艦娘想定なら有効だと思うのよ。バカ殴るにも丁度いいわ」

ヴィジ(ap1895)/C103 日曜東G-21b @mabo_to_fu

#NW鎮守府 #.3前編おまけ 扶桑「提督、お気持ちは解りますけども流石に他鎮守府に向けての武力行使は…」 提督「…」 叢雲「言っても無駄無駄、グズってのはスイッチ入ったら電池が切れるまで止まらないのよ」 扶桑「でも」 叢雲「面倒嫌いだけど、面倒は怖がらないのよあいつ」

ヴィジ(ap1895)/C103 日曜東G-21b @mabo_to_fu

#NW鎮守府 #.3前編おまけ 扶桑「ならば私もいきます。仮にも当鎮守府最古参戦艦、やるならば徹底的に！」 三日月「流石に徹底的にやられると不味いんですけれど…でもそれならばお願いしますね、報復と奪還は」

ヴィジ(ap1895)/C103 日曜東G-21b @mabo_to_fu

#NW鎮守府 #.3前編おまけ 扶桑「お願いします…とは、あなたは行かないのですか？」 三日月「いえ、私は直接殴り込む担当では無いだけです。丁度良いものがあったので…」 扶桑「はあ」 三日月「ああ、古鷹さんに準備に関して聞いておいて下さい、殴り込み組の艤装調整してるので。」