後輩の体験した沖縄海岸線での恐怖ツイートまとめ

後輩の恐怖体験ツイートをまとめました。
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和紗@次はぼいパレ @kingkazusa

左側面のミラーも、ルームミラーへも視線を向けられないのは相変わらずでした。彼女の言葉通りなら、車の外部左側面に二人、後方に二人。右側面に二人。つまりは囲むように張り付いていた、とのことでした。

2010-11-10 02:00:09
和紗@次はぼいパレ @kingkazusa

A「…中にいる子が、ね…。さっきから…ミラー越しに目が合うんだ…。笑ってるの…。凄く、楽しそうに…辛い…」 助手席に座り、正面を見ていても視界の端にはミラーが入り込みます。そこで見えてしまったらしく、Aの声が微かに震えていました。

2010-11-10 02:02:23
和紗@次はぼいパレ @kingkazusa

A「多分…小学生くらい…。髪型とか、よくわからないけど…笑ってるのはわかる…遊ぼう、って言いたいみたいで…」冗談みたいなことを本気の声で語る彼女に、少しだけ意識を後方へ向けようとしましたが、残念ながらボクには車を運転しながら気配だけを確認するなんて器用なことは出来ませんでした。

2010-11-10 02:05:08
和紗@次はぼいパレ @kingkazusa

和「…ヤバイ、よな」A「だいぶね…」言葉少なに返しつつ、それでもナビに従い、目的地へ向かいます。進路を変えることも考えましたが、後方で寝ている彼らへなんと説明すればいいの浮かばず、ただ何も考えない、感じないように目的地へ向かいます。

2010-11-10 02:07:28
和紗@次はぼいパレ @kingkazusa

広かった国道から逸れ、対向一車線の細い道へ。外灯などはどこにもなく、時折前方より走ってくる車のライトが異様にまぶしかった覚えがあります。 A「…どうする?

2010-11-10 02:09:03
和紗@次はぼいパレ @kingkazusa

」和「…ひとまず、皆を起こしてからじゃないと。納得しないだろ…」ナビへ入れたのは、目的としていた海岸の傍にあるとされるガソリンスタンド。細い道は曲がりくねりながら徐々に細くなり、速度を上げることなどできませんでした。

2010-11-10 02:11:04
和紗@次はぼいパレ @kingkazusa

『目的地に到着しました』 ナビの音声に従い、ハザードランプをたき、路上へ車を寄せました。暗闇の中、嫌な汗を掻きつつの運転。更に嫌な汗を掻かせるには、そのガソリンスタンドは十分でした。A「ねぇ……これ……」

2010-11-10 02:13:30
和紗@次はぼいパレ @kingkazusa

和「…つぶれてる、な…」看板と思しき箇所は白塗りに塗り替えられ、古びたロープで囲われた、ガソリンスタンドだった場所。ただでさえ嫌な気配に苛まれているにもかかわらず、廃墟然としたその建物を目前とした感情は、ご想像にお任せ致しましょう。

2010-11-10 02:15:36
和紗@次はぼいパレ @kingkazusa

B「んぁ…着いたの?」車が歩道へ乗り上げた衝撃で起きたのでしょう。後部座席に座っていた面々が起きてきた瞬間、助手席で声を震わせていた彼女が口を開きます。A「これだけ暗いし、もうビーチもしまってるみたいだから戻ったほうがいいと思うの!!」

2010-11-10 02:18:13
和紗@次はぼいパレ @kingkazusa

彼女の言葉に続けるように、ボクも口を開きました。「そうそう!ってことで、花火はホテルの駐車場ででもやろう!」じゃっかん寝ぼけている面々ではありましたが、有無を言わさずハンドルを切り、方向転換。ホテルへの道へと向かいました。

2010-11-10 02:20:06
和紗@次はぼいパレ @kingkazusa

相も変わらず冷えた車内。クーラーはスイッチすら切っています。それでも変わらぬ寒気。和「…まだ、いるよな…」A「一人、降りた。後、外に五人。中は変わってない…」凡そ、地縛霊と呼ばれる類のものは、土地に強く繋がっているためでしょうか。車をホテルへ向かわせれば、徐々に減っていきます。

2010-11-10 02:24:03
和紗@次はぼいパレ @kingkazusa

小声で会話をこなしつつ、暗闇の道を急ぎます。周りに車の陰はないものの、60km以上の速度を出すことなく。A「…ダメ、ホント、辛い…」和「後、いくつ?」A「女の子入れて…5人…」声を発するのも辛くなってきたのか、彼女は微かに顔を俯かせとにかく早くそこから離れたくて仕方ない様子でした

2010-11-10 02:27:47
和紗@次はぼいパレ @kingkazusa

車を運転する身ではありましたが、早く離れたいのは同じ。ですが、それでも事故を起こしては元も子もなく。ハンドルを両手で握りながら、帰路へ付きます。ホテルの駐車場へ戻る間。後方を確認するすべもなく、会話すらほとんどない車内。それでも、何とか車をホテルへ入れました。

2010-11-10 02:30:48
和紗@次はぼいパレ @kingkazusa

停車した瞬間、助手席から飛び出していったA。何事か、という驚きの表情になったのは、後部座席に座っていた男二人。一人は何処か気だるさを覚えさせる動きで車の外へ出て、主婦の方は、眉根を寄せて黙っていました。

2010-11-10 02:32:18
和紗@次はぼいパレ @kingkazusa

ほとんど無言のまま全員が部屋へ戻る最中、男性陣の部屋で一人けだるそうにしている男(B)を見てAが一言。A「…ねぇ、着いてきてる…あたしも、二人…いるけど…」

2010-11-10 02:34:45
和紗@次はぼいパレ @kingkazusa

とりあえずBは早々に寝台へ入ろうとするのを尻目に、先ほどから眉根を寄せていた主婦へと声をかけました。和「…Bが、どうやら…」主「…あー、やっぱり? 見ないようにしてたんだけど…ついてきてるよね、やっぱ…」主婦のおばさん、見えるヒトだったとここで始めて気づきました。

2010-11-10 02:36:45
和紗@次はぼいパレ @kingkazusa

主「その前にAにもいるよね。祓ってあげるからおいで」言葉を疑いましたが、主婦のおばさんがAの背中へ周り、その背を払う仕草をすると、Aの気持ち悪そうだった表情が微かに変わりました。A「C(主婦)さん…移しました、よね…」C「そこまでわかるなら、あんたにも出来るよ」

2010-11-10 02:39:39
和紗@次はぼいパレ @kingkazusa

Aに対して行ったのは払う仕草。ただ、Aに衝いて来ていたのは二人であり、その内の一人はCさんへ移動した、とのことでした。実際、傍から見ていたボクにもCさんが気だるさを見せたのがわかりました。

2010-11-10 02:40:44
和紗@次はぼいパレ @kingkazusa

もう一人はどうやら離れたようだったので、A曰く3人抱え込んでしまったというBの元へ向かいました。ボクが女性陣の部屋へ行ったときと変わらず、Bは気だるげに身体を横たえていましたが、部屋へ入った瞬間、CさんがBを見て溜息を漏らしたのを、鮮明に覚えています。

2010-11-10 02:43:58
和紗@次はぼいパレ @kingkazusa

Cさんが一言彼へ声をかけました。C「B!あんた、今3人衝いてるから!!ほら、ちょっとそこでいいから座って!」気だるさを単に風邪だと考えていた彼ですが、ボクから見ても『重かった』です。目を逸らしたくなるような重さでした。

2010-11-10 02:45:29
和紗@次はぼいパレ @kingkazusa

CさんはBに対してもAと同じように祓う仕草を行いました。重さが移動したのを、ボクでも感じました。瞬間、Cさんは膝を崩し、床へ座り込みました。C「あー…しんどい…」A「そりゃあ、そうですよ…」和「うん、重い」

2010-11-10 02:48:23
和紗@次はぼいパレ @kingkazusa

他の男たちは呆気に取られていましたが、つい今しがたまで気だるそうにしていたBが酒を呑もうと騒ぎ出したのを目にして、少なからず信用したようでした。  ……一通りの流れは、以上になります。結局女の子は何のためについてきたのか。他の方々はついてきて何をしたかったのかまではわかりません。

2010-11-10 02:49:54
和紗@次はぼいパレ @kingkazusa

2009年9月、沖縄県恩納村にて体験したのは、こんな事柄でした。単に肌がざわつく、嫌な感じがする程度の霊感とも呼べぬ感覚持ちではありますが、少なくともいえるのは、沖縄は綺麗でありつつ、重いということ、です。

2010-11-10 02:52:08
和紗@次はぼいパレ @kingkazusa

沖縄は、観光地としてよい場所だと思います。エメラルドブルーの海は、いい体験でした。ただ、それだけではなく、その土地柄、「居る」ということを忘れてはならないと痛感も致しました。沖縄旅行を考えていらっしゃる方は、是非とも深夜の出歩きは控えて頂きたいところです。

2010-11-10 02:53:43
和紗@次はぼいパレ @kingkazusa

さて、移したCさんですが、翌日も気だるさを抱えたまま帰還致しました。その飛行機内、飛び立つ前にもAが「行かないで」という男の声を聞いたということもあり、持ち帰ってしまったのかもしれません。ですが、Cさんはこうも言っておりました。

2010-11-10 02:55:47