ゾイドジェネシス感想

ゾイドジェネシス全50話の視聴感想を予定しています。
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七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

そしてストーリー展開では第2話でライバルポジらしき人物ザイリンが登場。彼が戦争時にはまず相手の情報を突きとめる事と単身で偵察を始め、機を見ては主要人物の暗殺を試み、それが失敗したなら一気にメガラプドルで攻めかかると大胆な手はずで畳みかける。

2014-06-09 00:23:48
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

ゾイドジェネシスはこの頃の作品としては珍しく、80年代前半のリアルロボットもののような匂いが強い。建前子供向きかもしれないが生活、戦争描写に落ち着きがあるのかもと。

2014-06-09 00:25:02
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

そしてゾイドジェネシスについて。今回は3~5話について少し。

2014-06-09 23:52:21
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

正直先ほど凄く盛り上がっていたのだが……いや、これは正直ヤバイくらい引き込まれているかもしれない。むっちゃくちゃ面白い。いや安直な言葉で申し訳ないがこれはロボアニメの歴史に名を刻んでもおかしくない程の完成度を誇っているかもしれぬ。

2014-06-09 23:53:39
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

正直ここまで滑り出しが順調な作品となると、何か夢を見ているのだろうかとすら思えるのが正直な所。

2014-06-09 23:54:20
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

……とちょっとここら辺で真面目になろう。コトナさんは魔性の女だ。

2014-06-09 23:54:43
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

ゾイドジェネシスについてだが、第3話でシビアな現実を見せつけながらも、その現実を救う為、またルージが一人の男として巣立つ為と旅立ちの動機がしっかり描かれ、村を救う事とルージの成長劇として上手くプロローグを終えて歩き始めた所。

2014-06-09 23:56:02
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

第4話ではコトナさんは素晴らしい……じゃなかった。初めての旅で描かれるルージの世間知らずな点と、まだ幼い子供として先走ってしまう点が強調されながら、ムラサメライガーへの意地を見せつけるドラマを描く。

2014-06-09 23:57:59
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

第5話はコメディタッチなノリながらも、決闘にはルージが一人の男として負けられない意地を添えながらデッドリー・コングを相手にムラサメライガーが危うさを携えながら必死に勝利への糸口を見いだそうとする。誇りと意地でがむしゃらになりながら活路を切り開こうとする彼の必死さが見える。

2014-06-09 23:59:28
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

と大雑把に書いてみた。ここから見どころとして各話感想で色々補足してみよう。

2014-06-10 00:00:27
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

第3話……ムラサメライガー対メガラプドルの決戦。強敵ザイリンを前にしてルージは村と家を賭けてがむしゃらに戦う。執念で反撃に出んとする。だが……。

2014-06-10 00:01:48
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

明らかに力量差のあるザイリン&メガラプドルを前にして、未熟な技量のルージが持つ戦う術は、焼かれた家への敵討ちともいえる執念と、家に代々伝わるムラサメライガーの刀への誇り。未熟な彼が意地と切り札を持ってしてメガラプドルへ食らいつく。

2014-06-10 00:03:21
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

この前半のバトルは、やみくもに刀を振り回すムラサメライガーにザイリンが「振り回されば当たるものでもなかろうに!」と言い放つ点は「あたらなければどうということはない!」に通じるニュアンスで面白い。当たらなければ意味がない。振り回しても当たらなければ意味がない。

2014-06-10 00:04:49
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

また、噛みつかれそうな所をメガラプドルの口に自らの刃を押しつけながら食い止め、全体重をかけて転がる事でメガラプドルを力づくで引き離すシーンも印象的だ。戦う術をあまり知らない少年が意地でがむしゃらに導きだした戦法ではないだろうか。

2014-06-10 00:07:06
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

ムラサメライガーは軽快だとの事もあるが、転がりながら相手の攻撃を回避したり振りほどいたりする戦法が印象的だ。それはまるでルージが身を守る術として常に精一杯の状態でもある事を今は体現しているのかなぁと……。

2014-06-10 00:07:58
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

また、「この村からいなくなれー!!」と無我夢中で叫ぶルージは「ここからいなくなれー!!」といった富野ニュアンスが強い。 pic.twitter.com/nr0KXyIbe4

2014-06-10 00:08:47
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七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

そして、ルージは意地でどうにか渡りあうもそれでも村のジェネレーターの破壊を防ぐことが出来なかった点を描いた点もやはり大きい。ディガルド側では完全な勝利ではないが、それでも村が死にゆくフラグを立てかけてしまっているので、実質ルージ側の敗北かもしれぬ。

2014-06-10 00:09:42
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

ここで、かけだしの彼がムラサメライガーの性能や意地でどうにかなるような所で全て解決させるのではなく、意地で頑張っての限度を示すさじ加減のバランスが良い。かけだしで強力なムラサメライガーを駆っても、まだ一流でないなら村を守りきることは出来ないと……。

2014-06-10 00:10:57
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

ここでルージが自分がムラサメライガーを手に入れたのにこれなら戦う意味がないじゃないか……と泣き崩れる点も見事な敗北感の表現だ。場合によればこのドラマでもう少し引っ張る事も出来たかもしれないが、必要以上に陰湿になってしまう場合もありうる。1話限りでふっ切らせる流れも悪くはない

2014-06-10 00:12:22
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

そして、村のジェネレーターが完全に死んだ為、引っ越しを余儀なくされる描写で人々が他の街に住んだことはない、先祖代々の村が……と移動する事への戸惑いが積極的にクローズアップされている。それに対してミィは出ていくしかない!と厳しく言い放つ pic.twitter.com/DsZD3Ige6C

2014-06-10 00:14:05
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七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

第2話でも触れられていたが、ルージを含む村の人々は外の世界を知らずその場の暮らしで満足をしていたと、いわば現状に妥協しきっている人々。ザンボット3で言えば戦う術を知らないビアル星人のようなもので、突然の環境の変化には淘汰されてしまうタイプの人々でもあり……。

2014-06-10 00:15:09
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

それに対して、ミィが死んだ村に固執しても破滅すると厳しく指摘する点は現状を良しと思わず抗う戦士といった所。また外の世界を知る人物でもあり村の人々とミィは距離がかなりかけ離れた場所に存在しているといったところだ。

2014-06-10 00:16:21
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

ここで、村のごたごたが続く展開もありうるかもしれないが、ゾイドジェネシスではその”内側の人々”を救う為に”外側の人々”が職人を連れてくる事で希望を寄せるという可能性を提示した流れで、村の問題からルージの旅立ちへと上手く焦点をすり替えたかと。

2014-06-10 00:17:48
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

またルージの旅立ちを支えてくれる家族の面々が、70年代の作品に出てきそうな良識がある人々ばかりだった点も幸いだ。弟はお守りを、母は旅に備えた荷物を、祖母は密かに貯金していた全財産をルージに託す点もそうだが、父の託した遠眼鏡が重要なアイテムではないかと。

2014-06-10 00:19:02
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

その遠眼鏡は家の主が持つべきもので、ルージに譲られた事もその時が少し早くなっただけだと父は言う。ここでルージが遠眼鏡を持つ男として相応しくならなければならないと、村を救う事とは別の使命を旅に持たせる。

2014-06-10 00:19:58
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