両片想い高緑３

斐旺（ひおう）超低浮上 @smile7_yhp

～前日の続き・下校中～ 緑（このモヤモヤを処理する方法は無いのだろうか） 高（あーあバレててももう宮地さんには相談しづらいなあ…茶化すとか適当に流してくれればいいのに優しい人だから踏み込んでくるし…ああいう時はデレないでいつも通りしてくれればいいのにさあ）

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高（…てか、そうだ、アレ、実行してみるか） 高「なあ真ちゃん」 緑「何だ」 高「真ちゃんは…同性愛ってどう思う？」 緑「！？（や、や、やはりそうなのか？そうなのか高尾！？）」 高「吃驚すんなってば、てか、そういう本持ってきてた女子が居たからさあ（事実いたから嘘じゃないし）」

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緑「れ、恋愛は個人の自由だろう、他がとやかく言うのは間違っている」 高「男前～！」 緑「茶化すな」 高「んじゃ、もし、真ちゃんの友達とかがそうだったら、どうするよ」 緑「（高尾…やはり宮地先輩を…）だから先ほど言っただろう、俺に害が及ばないなら気にはしない」

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高「一見冷たそうに見えて優しいよなそれって」 緑「煩い…だが、もし」 高「もし？…え、なに？」 緑「！…い、いや、なんでもない」 緑（お前が誰かとそうなったら絶対に祝福できない）

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高「…（真ちゃん辛そう何だけどどうしたんだ？…もしかして同性愛ネタは嫌なのかな）…あ、今日さ宮地さんにも恋愛相談してみたんだわ」 緑「え？」 高「そしたら、完璧にからかわれちった☆」 緑「そうか」 高「優しく弱火で焼くとか言われたｗ」 緑「鶏肉だからか」 高「真ちゃん流石ｗｗｗ」

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緑「しかしなぜ宮地先輩に相談を（好きな人本人に探りを入れたのか？）」 高「んー、宮地さんモテるしさー経験豊富そうじゃね？」 緑「知らん」 高「まあ真ちゃんだしなｗ」 緑「何か言ったか高尾」 高「何にもｗってか、片想いって何時頃踏ん切りつけられるかなーって聞いたわけ」

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緑「先輩はなんと？」 高「ん、俺みたいに入れ込みすぎてる奴は想いが抜けるのはかなりかかるんじゃねえかって…」 緑「…そうか」 高「それ言われたらよけい自覚しちゃったよ、俺、その人の事すげー好きなんだなって」 緑「…」

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緑（宮地さんが好きなわけではないのか…良かった…が、なら、誰が好きなのだろうか） 高（あー目の前にいるのになぁ…、何かしらんが安心したようなかわいい顔してるしさあ…マジ可愛い、触りたい…） 高「まあ現状維持で徐々にフェードアウトの予定だから心配しなくていいって」 緑「…本当か？」

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高「ほんと大丈夫だって」 緑「だが、ごくたまに本当に辛そうな顔をするのだよ…」 高「…あはは…ごめんごめん」 緑「謝らなくてもいい」 高「…」 緑「俺に出来る事があれば言って良いぞ？」 高「…真ちゃん…っ…あ…じゃあ、慰めてー！」 緑「うお、おい、こら、抱きつくな！……苦しい」

斐旺（ひおう）超低浮上 @smile7_yhp

高「…ごめんちょっと、このままでいい？」 緑「…気が済んだら離せよ」 高「うん（真ちゃんだ真ちゃんだ…！真ちゃん…真ちゃん、真ちゃんで一杯だ…）」 緑「（気が済まなくていいのだよずっとこのままでいいから…）」 （離れたくない）