茂木健一郎(@kenichiromogi)さんの連続ツイート第1265回「ピッチを、全力で走り続ける」
- toshi3636_1
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ぴぜ(1)目が覚めたら、ワールドカップブラジル大会が開幕していた。ブラジル対クロアチア戦の、スタジアムのざわざわする熱気が、「おお、これぞワールドカップ!」というすごみを感じる。今のところ、クロアチアとブラジル、1対1。この試合どうなるのだろうと、ドキドキする。
2014-06-13 06:21:22ぴぜ(2)サッカーを、実際にプレイする人、プレイしたことがある人、これからプレイする人にとって、ワールドカップの試合は、とても大切な教科書だろう。それ以外の人(for the rest of us)にとっても、ワールドカップの真剣勝負は、一つのインスピレーションになると思う。
2014-06-13 06:22:40ぴぜ(3)いい人生の時間を送っているかどうかを判定するために、私が使っている基準がある。いつくらいから、その基準を使い始めたのか、記憶は定かではないが、学校で勉強している時でも、仕事をしている時でも、街歩きをしている時でも、「こうだったらいいな」というイメージがある。
2014-06-13 06:23:52ぴぜ(4)それは、「ピッチを、全力で走り続ける」ということ。前半45分、後半45分の間、ピッチを懸命に走り続ける選手たちのように、(今、ブラジルがフリーキックを得た!)勉強し、仕事をし、街歩きし、人と向かい合えたら。それを、一つの理想として持つようになった。
2014-06-13 06:25:51ぴぜ(5)「ピッチを、全力で走り続ける」のは、ただ単に、直線的に走るということではない。(あ〜ブラジルのフリーキック、上がりすぎ!)。サッカーの試合状況は、時々刻々と変わる。味方チームの選手の動き、相手チームの選手の動き、ボールの変化、それにするどく泳ぐ魚のように反応する。
2014-06-13 06:27:35ぴぜ(6)人生の状況も、生きもののように変わる。それに臨機応変に、いきいきと対応しながら、走ることができたら、素敵だとずっと思ってきた。与えられたそれぞれの現場で、「ピッチを、全力で走り続ける」。そんなことを、今日もまた出来たらと、朝目覚めるために思う。
2014-06-13 06:28:41ぴぜ(7)(ブラジル、PK獲得! クロアチア選手、猛然抗議!)ところで、ピッチを走るというと、大変そうだが、最も集中して、パフォーマンスが(あっ、キーパー弾いたが、入った! ブラジル2−1!!!)高い「フロー状態」ないしは「ゾーン」は、むしろ楽であり、嬉しい。
2014-06-13 06:31:12ぴぜ(8)「ピッチを、全力で走り続ける」人生は、それがフローであり、ゾーンである限り、喜びに満ち、行為自体が目的となり、生きることが最大の輝きを持つ。だからこそ、ワールドカップの試合を見ながら、そんなかけがえのない時のイメージを頭の中にたっぷり吸収したいと思う。
2014-06-13 06:33:00ぴぜ(9)もちろん、「すぐにピッチの上に立つのは無理だ」と感じる人、「今は休みたい」とうう人は、無理をする必要はない。ピッチの横で、動きを感じながら、準備をすればいい。ピッチの横で、アップしている選手が好きだ。ピッチを全力で走る。その心構えをしている時間も、また、楽しい。
2014-06-13 06:34:25