ブドウのジュース

07thワンドロ企画 @07thwandoro

【本日分07th作品深夜の真剣お絵描き＆SS書き60分一本勝負】 ＜開始＞２２時～ ＜投稿＞同日２３時～ ＜お題＞羽入（ひぐらしのなく頃に） 【#07th版深夜の真剣お絵描き60分一本勝負】 【#07th版深夜の真剣SS書き60分一本勝負】

リカ=アナグラム @rika_anagram

こんばんわ。皆元気かしら？

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私はちょっとお酒が残ってるのかしらね。少し多弁な気がするわ。

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まぁ雑談は程ほどに今日のカケラの投下いくわよ？タイトルはまだ決めてないから投下を終える頃にでも決めるわ。

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「沙都子－そっちの具合はどうなのです？」

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沙都子は羽入から問いかけられる。

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「えぇ朝のうちに仕込みも済ませていましたし、順調ですわ。羽入さんの方こそ大丈夫ですの？」

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逆に沙都子からも羽入へと尋ねる。

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「大丈夫なのですよ。作り慣れてる料理だし、もう手間らしい手間も掛からないのです。」

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手馴れた様子で白菜を小さめのざく切りを沸騰した鍋に入れる。

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「これは以前作っていただいた白菜の煮物ですの？」

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「なのです。今回は卵も半熟、白菜も小さ目に刻んでと病人にも食べやすい様に一工夫なのです。」

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言われて見ればその通り、以前に食べたときは少し大きめで卵もしっかりと煮込んで翌日も食べれるような量と内容だったのが、今回は言われたとおりでちょっと違う。

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「これは羽入さんの方が先に出来そうですわね。」

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そういうと沙都子は自分の前の鍋を見る。

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「小さく切り分けた分、火の通りもよくなるからサクッと出来るのですよ。しかし沙都子の料理も面白いのです。」

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羽入も自分の鍋に酒、みりん、砂糖に薄めた醤油と調味料を追加する。そうして次は隣の沙都子の鍋を見やる。

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「えぇ調子は良くないみたいですけれど、そこそこ食欲はあるようですしね。それなら果物とかがあってもよろしいでしょう？」

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鍋の中にはお粥があるものの、羽入が作るようなものとはちょっと違っていた。

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「おコメだけじゃなくて、リンゴが入ってるのです？」

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「その通りですわ。それと頂き物の小粒なブドウもありましたから一緒に入れてありますの。」

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「興味深いのです。後で少し食べさせて欲しいのですよ。それとこちらもあとちょっと煮込んだら出来上がりなのですよ。」

リカ=アナグラム @rika_anagram

「いいですわよ。わたくしの方は味見をしつつもう少し煮込んだら出来上がりですわね。」

リカ=アナグラム @rika_anagram

話の中で羽入さんがちらりと後ろを見やる。