【第94位(15.0p)】 「大金持ちの婦人の事件」アガサ・クリスティ ・『パーカー・パイン氏登場』から。パイン氏は名探偵というより一種のトラブルシューターか。爽快な結末が印象的な作。
2014-06-15 14:03:48【第94位(15.0p)】 「アダム爆弾の怪」ロバート・L・フィッシュ ・ホームズパロディの聖典・シュロック・ホームズから。言葉遊びが解りにくい面もあるが、なんか勢いで笑ってしまう。こちらもオチがスゴイ。
2014-06-15 14:05:48【第89位(15.5p)】 「輪廻の蛇」ロバート・A・.ハインライン ・SFの巨匠がまさかの登場。確かに時間ものを突き詰めた結果、ミステリとしても読めるようになってしまった作品。
2014-06-15 14:08:03【第89位(15.5p)】 「晩餐後の物語」ウィリアム・アイリッシュ ・サスペンスの詩人もここで登場。前半のエレベーター、後半の晩餐会というサスペンス2本立てが印象的。
2014-06-15 14:09:58【第89位(15.5p)】 「ケラーの責任」ローレンス・ブロック ・短編職人でもあるブロックの看板キャラクター、殺し屋ケラーものがランクイン。ケラーの魅力に頼らない練られたプロットも○。
2014-06-15 14:11:57【第89位(15.5p)】 「アデスタを吹く冷たい風」トマス・フラナガン ・一読忘れがたい印象を残すテナント少佐ものの1本目。作者はわずか7編の短編を残して消えた幻の本格作家・トマス・フラナガン。
2014-06-15 14:13:40【第89位(15.5p)】 「待っている」レイモンド・チャンドラー ・ハードボイルドの古典は終盤票を伸ばせず、この位置に落ち着いた。甘くて、苦い結末。
2014-06-15 14:15:08【第88位(16.0p)】 「エチオピアの男」フェルディナント・フォン・シーラッハ ・『犯罪』の掉尾を飾る作品。最後を締めるにふさわしい、さわやかな結末。
2014-06-15 14:16:42【第76位(16.5p)】 「ナイルの猫」エドワード・D・ホック ・ずばりホワイダニットを中核に置いた掌編。流石は名手と頷かされること間違いなし。
2014-06-15 14:18:27【第76位(16.5p)】 「すっぽん」パトリシア・ハイスミス ・いやーなものを書かせたら右に出るものはないハイスミス。この作品も、即物的な題が、読了後たまらなく、いやーに感じる。
2014-06-15 14:20:49【第76位(16.5p)】 「苦悩するハンブルビー」エドマンド・クリスピン ・フェン教授ものの短編。票割れするかと思ったが、意外にも粘りを見せた。
2014-06-15 14:22:04【第76位(16.5p)】 「十五人の殺人者たち」ベン・ヘクト ・『世界短編傑作集』に名を連ねるいぶし銀の逸品。また米澤穂信選『世界堂書店』にも収録された。
2014-06-15 14:24:09【第76位(16.5p)】 「ケラーの治療法」ローレンス・ブロック ・ケラーもの2編目。『殺し屋』刊行の効果だろうか。マット・スカダーものも一冊にまとめてほしいところだが。
2014-06-15 14:25:57【第76位(16.5p)】 「シルヴァー・ブレイズ号事件」アーサー・コナン・ドイル ・またの名を「白銀号事件」。○○犯人ものとしては某作よりもスマートだと思うのだが。
2014-06-15 14:27:00【第76位(16.5p)】 「瀕死の探偵」アーサー・コナン・ドイル ・ホームズもの2編目。謎解きとは違った意味でホームズ短編の中でも重要な位置を占める作品。
2014-06-15 14:28:50【第76位(16.5p)】 「ボヘミアの醜聞」アーサー・コナン・ドイル ・ホームズもの3編目。記念すべきホームズ・デビュー作。
2014-06-15 14:30:53【第76位(16.5p)】 「まだらの紐」アーサー・コナン・ドイル ・ホームズもの4編目。やっぱり強かった古典的密室作品。作品の根幹にミスがあるのは有名な話。
2014-06-15 14:32:36【第76位(16.5p)】 「妻を殺さば」ジャック・リッチー ・伸び悩むかと思われた、リッチー作品は予想外に広範な支持を得た。「 結婚して三か月、そろそろ、妻を殺す頃合だ」という書き出しから始まる、オフビートな展開。
2014-06-15 14:35:14【第76位(16.5p)】 「物は証言できない」アヴラム・デイヴィッドスン ・『黄金の13』にも選ばれたデイヴィッドスン・ミステリの代表的。予想できる結末だが、それだけに痛快な一編。
2014-06-15 14:37:30【第76位(16.5p)】 「ヨットクラブ」デイヴィッド・イーリィ ・異色短編の代表格がここで登場。けだるい序盤から急転直下まで一気。
2014-06-15 14:39:34【第75位(17.0p)】 「爪」ウィリアム・アイリッシュ ・アイリッシュ2編目のベスト100ランクイン。アイディアはありふれてしまったが、一種の不可能犯罪ものとしても読める。
2014-06-15 14:42:30【第73位(18.0p)】 「敵」シャーロット・アームストロング ・最後の最後に10点を獲得して、滑り込みベスト100に。一匹の犬の死が残酷な真相を引きずり出す。
2014-06-15 14:44:04【第73位(18.0p)】 「ママは何でも知っている」ジェイムズ・ヤッフェ ・≪ブロンクスのママ≫シリーズから。ママの推理は論理というより優れた洞察。人々の心に分け入っていくママの推理は新しい安楽椅子探偵の道を示した。
2014-06-15 14:46:17【第71位(18.5p)】 「ミリアム」トルーマン・カポーティ ・文学作品からもミステリは現れる。本作は恐怖譚とも読めるし、またリドル・ストーリーとも読める。
2014-06-15 14:47:50【第71位(18.5p)】 「アベリーノ・アレドンド」ホルヘ・ルイへ・ボルヘス ・ボルヘスの探偵小説愛好癖は有名。この作品はわずか7頁の小品だが、その切れ味は居合抜きの如し。
2014-06-15 14:49:32