黄瀬誕生日2014

女子高生花宮と実渕＋αbot @JKmihana_bot

実「さっきからまこちゃんの携帯すっごい震えてるわよ、LINE？」花「ああ。何か今日はいつもに増してうるせぇ……今、そんな面倒な男は釣ってない筈なんだけどな」実「見ないの？」花「誰にせよ、既読付けたら更にうるさくなるだろーが」実「それもそうねー」

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実「あ、また鳴ってる」花「通知切りてぇけど、そんな奴の為に読書中断したくねぇ」実「切りましょうか？携帯触ってもいい？」花「他に変な事したら殴るぞ」実「はいはい。……あっ」

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実「……まこちゃん」花「切ったか？」実「……電源を、ね。それ読み終わったら、見てあげて。通知切るのはちょっと可哀想だわ」花「はぁ？」実「いいから。その本、日付変わる前には読み終わるでしょう？ね。」

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花「読了。寝るか」実「ああ、日付変わっちゃった……まこちゃん、お願いだから携帯見てあげて」花「ハァ？……あー、あれ誰だったんだよ鬱陶しい」 黄『٩(.› ‹. )۶』 黄『花宮センパイ♥』 黄『花宮せんぱーい』 黄『忙しいんスかね？』 黄『既読付かない(๑•́ ₃ •̀๑)』

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花「黄瀬かよ！ウゼェ！！マジでウゼぇ！！何だこのLINE、粘着系のめんどくせぇ男でもここまでじゃねーぞ……うっわ後半スタンプで埋まってやがる！！」実「まこちゃん、まこちゃん、名前見てあげて」花「駄犬で登録してるから駄犬のままなんだが」実「ああ、黄瀬ちゃん……精一杯のアピールが」

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花『死ね』 黄『あっれえ、ようやく既読付いたと思ったのに！いつもの花宮センパイ過ぎて逆に安心したけど、でもやっぱ寂しいんスけどー！！』 花「何言ってんだコイツ」実「名前、見てあげて」花「チッ、面倒臭ェ……」 『.*･ﾟ黄瀬涼.ﾟ･*.18日お誕生日♥』

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花『棺桶への距離が縮まったな。おめでとう。プレゼントは背後からのキックでいいか？』 黄『あっ気付いてくれた！でも辛辣！！遠回しにさっさと死ねって言ってますよね！！』 花『それ位の知能は付けたか』 黄『あっでもおめでとうは嬉しいっス！！』

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『れお　が参加しました。』 実『黄瀬ちゃん、おめでとう！今日は三人でどこかご飯にでも行きましょうか、黄瀬ちゃんの予定さえよければ』 花「おい三人って勝手に決めてんじゃねぇよ」実「もう。いいじゃない、可愛い後輩の誕生日位」 花『私は行かない』 黄『わーい行くっス！』 黄『えっ』

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黄「おはよーございまーす！返信について、説明書更新されたんで、良かったら見て欲しいっス！ ……実渕センパイは何かプレゼントくれたりするっスかね？花宮センパイは、……そ、そりゃくれたら嬉しい、けど、ほら、期待ってすればする程裏切られた時のショックデカいんスよ。涼知ってる。」

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黄「今日仕事あるの、確認出来てなかった……花宮センパイと実渕センパイに、会えてすらいないとか……」 赤「黄瀬じゃないか。仕事帰りかい？女性の夜の一人歩きは危ないよ」紫「黄瀬ちんだ～お疲れ様ー。その荷物の中にケーキある？ちょーだい」黄「紫原っちの甘いもの察知能力パネェ！嫌っス！」

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紫「何でさ。けち。黄瀬ちんなんか太っちゃえ」黄「一人用！これ、事務所が用意してくれた一人用っスから！後は届いてたプレゼントだから、食べ物は無いっス！」紫「え〜？気が利かねーんだねー」赤「こら敦」紫「お誕生日おめでと」黄「！　ありがとうっス！」赤「オレからも、おめでとう」

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黄「ありがと、二人共！嬉しいっス、これからも宜しくね！」紫「仕方無いから宜しくする」赤「こちらこそ宜しく。……ところで、欲しいものはあるか？」紫「ケーキ」黄「ううん、本当にその言葉だけでも凄く嬉しいっスから！紫原っち、紫原っちの身長で私の背後に忍んで副音声出せる訳ないからね？」

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赤「……そうだな、黄瀬ならそう言うと思っていた。けれど、仲の良い友人の誕生日にはやはり何かプレゼントしたいな」黄「ほんと気にしなくていいんスよ？」赤「それに、浮かない顔をしていたしね」黄「……え、そんなにっスか？やべぇ、顔に出ちゃってたかー……」

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赤「敦。連絡してくれたかい？」紫「んー、返事きた。はい。黄瀬ちんって変なとこで女々しいよね～」黄「へ？」赤「玲央に連絡したよ。花宮さんの家で、二人で黄瀬を待っているそうじゃないか。オレ達が言うまでもなかったじゃないか」黄「え、えっ？な、何スかそれ！」紫「変なとこ女々しいよね～」

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赤「ほら、早く行っておいで」黄「……あ、ありがとう！ありがとう赤司っち紫原っちぃい、……っう、わ、私、わたし」紫「カリスマ女子校生モデルの涙と鼻水垂らしたきったない顔、TwitterでどんだけRTとふぁぼ来ると思う？」赤「早く行かないと拡散するよ」黄「ヒドッ！！……行ってくる！」

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黄「……これ、……玄関開けた途端にパイ投げとかいうオチじゃありませんよーに（ぴんぽーん）」 花『こんな夜中に人の家訪ねて来る非常識な奴を迎え入れる謂れは無い』黄「えええ！？さっすが花宮センパイ、斜め上を行くっスね！」実『まこちゃん開けて来てあげてー、私お料理温めるから』花『チッ』

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花「うっわ汚ぇ。は？何？何でそんなに涙と鼻水の痕あんだよきったねぇ」黄「だ、だって、私、もう今年の誕生日は……大好きなセンパイに会えないかもって」花「ちょっと私の理解の範疇を超える発言だな。日本語で喋れ」黄「何で私、こんな人の事好きなんスかね？」

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花「ぴーぴーぴーぴーうっせえな、何で私の周りにはロクでもない奴しか集まらないんだ。きったねぇ顔しやがって」黄「だってセンパイ達もロクでもないじゃないですかぁ！後、一日でこんなに汚いって言われたの初めてっス！誕生日なのに！」花「あーうっせえ、これで顔拭け。洗って返せよ」黄「！？」

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黄「……センパイがデレた」花「はぁ？つーか上がるならさっさと上がれ、寒い」黄「センパイがデレた！ありがとうっスー！！（ぎゅうう）」花「！？　離せ鼻水付く！」黄「……実渕センパイ、奥っスか？」花「そうだから離せ顔面殴り飛ばすぞ」黄「……ふーん。いいっスよ、私の顔面で済むなら」

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花「え？」黄「（ちゅっ）」 花「……は？」黄「知ってる、どーせ実渕センパイにはもう奪われてるんでしょ。だから一回くらい、私がこっそり貰っていいっスよね。どうせ上書きされてすぐ消えるんだから……あー、でも、誕生日プレゼントに貰ったつもりだからそれでも嬉しいっス」

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花「……揃いも揃ってヘテロもいねぇ（ごしごし）」黄「花宮センパイは？」花「さぁ。愛なんて馬鹿げたものを踏み潰して生きてるからな」黄「じゃ、私はその足の裏にこびり付いとく事にしようかな。　実渕センパーイ、こんばんはーありがとうっスーーー！！」 花「……だから駄犬なんだよ」