「カッコウ」

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リカ=アナグラム @rika_anagram

俺は薄ら笑いをして”その非常時”が訪れることに期待する。

2014-06-19 01:14:26
リカ=アナグラム @rika_anagram

「思ったよりは賢い人間のようですね。まぁそれだけに無謀なことはしないでしょう。 他の人間もこの程度に頭が回れば役に立つのですが…そんなこと期待するだけ無駄ですか。」

2014-06-19 01:14:50
リカ=アナグラム @rika_anagram

そして彼女は確定している関係者と候補者の一覧を見直す。

2014-06-19 01:14:56
リカ=アナグラム @rika_anagram

「どう動くにせよ、要注意人物は僅かね。この小此木二尉は手綱の握り方さえ間違えなければいい監視役にもなってくれるかしら?

2014-06-19 01:15:04
リカ=アナグラム @rika_anagram

あとは小泉先生くらいかしらね。でもそれも今動いている計画が順調に進めばあと2年で排除完了って所ね。」

2014-06-19 01:15:14
リカ=アナグラム @rika_anagram

そこで一覧を更に読み直そうとするも、彼女はすぐにそれを止める。

2014-06-19 01:15:31
リカ=アナグラム @rika_anagram

「もう見る価値はないわね。ほかの連中なんてせいぜい頭でっかちの馬鹿が一人二人いるだけ。」

2014-06-19 01:15:38
リカ=アナグラム @rika_anagram

とこれ以上は考える時間すら無駄だと言わんばかりに書類を投げ捨て、別件へと意識を向ける。

2014-06-19 01:15:56
リカ=アナグラム @rika_anagram

「そろそろ進行中のあの件が山を迎える頃ね。生贄の羊に発破でも掛けておこうかしら。」

2014-06-19 01:16:00
リカ=アナグラム @rika_anagram

彼女はグラスに注いだミネラルウォーターに口をつけて声の調子を整える。

2014-06-19 01:16:05
リカ=アナグラム @rika_anagram

チラリと夜景を眺めるとグラスに浮かぶ氷を眺めつつ電話を掛ける。

2014-06-19 01:16:10
リカ=アナグラム @rika_anagram

「…先生、夜分にすみません。渡邊です。そろそろ例の件が佳境かと思いましてお役に立てることがないかと。」

2014-06-19 01:16:19
リカ=アナグラム @rika_anagram

「あぁ渡邊君か、丁度いいところで連絡をくれた。少しばかり君の助言が聞きたくてね。」

2014-06-19 01:16:26
リカ=アナグラム @rika_anagram

彼女はその言葉にクスリと笑い、答える…

2014-06-19 01:16:31
リカ=アナグラム @rika_anagram

正直なかなか繋がりが見えないニンゲンだから大変だったわ・・・

2014-06-19 01:17:34
リカ=アナグラム @rika_anagram

いつもみたいにまとめてくるわね。

2014-06-19 01:17:50