衛宮士郎&セイバー@アルトリア 陣営

衛宮士郎(Esi_TK)&セイバー@アルトリア(Saber_tea)
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衛宮士郎 @ESi_TK

(深夜零時前。衛宮士郎は日課になっている"魔術"を行うため、土蔵に来ていた) ――――(結跏趺坐に姿勢を取り、呼吸を整え)(頭の中はできるだけ白紙に)(外界との接触はさけ、意識は全て内界に向ける) #tea_pr

2014-06-19 23:58:30
衛宮士郎 @ESi_TK

――――同調、開始(自己に暗示を掛けるように、言い慣れた呪文を呟く) #tea_pr

2014-06-19 23:59:13
衛宮士郎 @ESi_TK

(……本来、人間の体に魔力を通す神経はない。それを擬似的に作り、一時的に変革させるからには、自身の肉体、神経全てを統括しうる集中力が必要となる) #tea_pr

2014-06-19 23:59:37
衛宮士郎 @ESi_TK

(魔術は自己との戦いだ。例えば、この瞬間、背骨に焼けた越の棒を突き刺していく)(その鉄の棒こそ、たった一本だけ用意できる自分の"魔術回路"だ。これを体の奥まで通し、他の神経と繋げられた時、ようやく自分は魔術使いとなる) #tea_pr

2014-06-20 00:00:06
衛宮士郎 @ESi_TK

(「―――僕は魔法使いなんだ。」そう言った衛宮切嗣は、本当に魔術師だった。ともかく魔術さえ使えれば、切嗣のようになれると思ったから、とにかく魔術を教えてくれとねだった。) #tea_pr

2014-06-20 00:00:26
衛宮士郎 @ESi_TK

(……切嗣は、俺に魔術師にはなってほしくなかったのだろう。それは構わないと思う。俺が憧れていたのは切嗣であって魔術師じゃない。ただ切嗣のように、あの赤い日のように、誰かの為になれるなら、それは―――) #tea_pr

2014-06-20 00:00:54
衛宮士郎 @ESi_TK

――――っ(雑念が入った。ぎしり、と、背骨に突き刺さった鉄の棒が、入ってはいけないところにズレていく感覚。)っ、ぐ、う――――!(ここで呼吸を乱せば、取り返しがつかない事になる) ――、―――、――――――――(かみ砕きかねないほど歯を食いしばり、接続を再開する) #tea_pr

2014-06-20 00:01:23
衛宮士郎 @ESi_TK

(針の山を歩く鬩ぎ合いの末、鉄の棒は身体の奥まで到達し、ようやく肉体の一部として融解した。)(…ここまでで、一時間弱。それだけの時間をかけ、ようやく一本だけ擬似神経を作り、自らを、魔力を生成する回路と成す。)――――基本骨子、解明 #tea_pr

2014-06-20 00:01:47
衛宮士郎 @ESi_TK

――――構成物質、解明(物体の強化、たった一つしかできない魔術、物体の強化)――――、基本骨子、変更(目前にあるのは折れた鉄パイプ。これに魔力を通し、もっとも単純な高度強化の魔術を成し得る)――、――っ、構成材質、補強 #tea_pr

2014-06-20 00:02:08
衛宮士郎 @ESi_TK

っ、くっ……!(体内の熱が急速に冷めていく。背骨にとおっていた火の柱が消え、限界まで絞られていた肺が、急速に酸素を求める)は―――ぁ。はぁ、はぁ、はぁ、あ――――!(そのまま気を失いかねない目眩に、体をくの字に曲げて耐えた) #tea_pr

2014-06-20 00:04:27
セイバー @Saber_tea

(足音が遠ざかっていく)(昼食を急いてしまったことに若干の申し訳なさを感じるが)……、…(緩く首を振りふう、とひとつ深呼吸する)(それに合わせてゆったりと目蓋を閉じて/開いて) #tea_pr

2014-06-20 00:04:55
衛宮士郎 @ESi_TK

ぁ――あ、くそ、また失敗、か――――(目を開くと、鉄パイプに変化はない。通した魔力は外に霧散してしまったようだ)(しかし、鉄パイプから視線を外して、はたと気づく)ここ、どこだ…… #tea_pr

2014-06-20 00:05:01
セイバー @Saber_tea

(道場とは全くもって異なる空間、数日前の戦闘で立った"校舎の中の廊下"、そのど真ん中で対峙するように)……、シロウ…?(確認せざるを得ない容姿の少年が立っていた) #tea_pr

2014-06-20 00:05:33
衛宮士郎 @ESi_TK

(辺りを見回すと、明らかに元いた場所ではない。校舎を続く廊下のど真ん中に、自分は立っていた) #tea_pr

2014-06-20 00:05:34
衛宮士郎 @ESi_TK

@Saber_tea (相対した声の主に、鍛錬直後で朦朧とした意識のまま目を向ける。目前の少女があまりにも綺麗すぎて、一瞬だけ意識の靄が晴れた)――――きみ、は(体力が先に限界を迎えたらしい。手を伸ばすことは叶わず、冷えきった床にずるりと倒れ込み) #tea_pr

2014-06-20 00:17:06
セイバー @Saber_tea

@ESi_TK (耳に届いたその声に/ふらり身体が揺れるまま倒れていく身体に、咄嗟に駆け寄り抱きとめれば)(――ああ、姿は、声は違えど、彼なのだ――)(そう思うのも一瞬、はっと呼気を確かめれば細くも確認できたことの安堵感に知らず息を吐き) #tea_pr

2014-06-20 00:25:51
衛宮士郎 @ESi_TK

@Saber_tea こんな戦争は、ふざけてる――(口から漏れ出した言葉は、突然意識へと流れ込んできた少女の声へ)(新たに加えられた情報に呑まれるように意識を手放した) #tea_pr

2014-06-20 00:31:54
セイバー @Saber_tea

@ESi_TK ……(眠りに落ちた少年の最後の呟きに視線を伏せる)(きっと自分の意識へ流れ込んできたあの多大な情報を彼も見た/得たのだろう)……、とにかく休めるところへ移動しないと…(少年をそのまま抱きかかえると脳内にある情報を整理し) #tea_pr

2014-06-20 00:38:55
セイバー @Saber_tea

ええと、こっちでしたね(地図の情報を頼りに廊下を進み、扉に手を掛ける)(がらりと音を立てて開いたその中に足を踏み入れ) @ESi_TK #tea_pr #マイルーム

2014-06-20 00:43:47