独伊+普日結婚式まとめ

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独「そういえば…」 日「土下座されて、つい肯いてしまったような記憶が……」 伊「でもドレスあるの？」 普「任せろ！！フェリシアーノちゃんと俺のドレスは菊とエリザベータ製だが、ルッツと菊のは俺様とエリザベータが作ったんだぜ！！」 日「エリザベータさん働きすぎじゃないですかそれ」

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普「なんか『もう燃え尽きたっていい…だって私にはこのカメラがある…！！』っていいながらふらふらしてたぜあいつ。ま、ローデリヒがなんとかするだろ。」 日「あぁ後でカメラ回収しなければ…」 普「で、今はエリザベータのことじゃなくてだな！ほら、ドレス用意したんだぜ！！サイズぴったり！」

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独「…………本当に着るのか。」 伊「わぁ、俺の黄色とは色違いのお揃いだ～！！ルート青似合うもんね！」 日「…………本当に着るんですか。」 普「おう！お前には黒のドレス似合うってずっと思ってたからな！！」

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伊「ね、ルート着よ～！！ちょっと見てみたいな！ほら髪下ろしてさ！」 独「っ、こら、俺の髪をぐちゃぐちゃにするな！」 普「男に二言はねぇんだろ？」 日「ぐっ……」

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【しばらくお待ちください】 ───────────── 日「………着れましたよ…」 独「…なんでこんなことに…」

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普「お～！！やっぱり似合うな」 伊「ヴェ～！お揃いだ～！！」 日「……あまり見ないでいただけますか…」 独「まさか本当に着ることになろうとは…！！」

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─── ── ─ … 日「…………ということがあって、結局全員着たんですよ、ドレス。」 洪「え、写真は？」 日「ありません。」 洪「えぇぇぇ！！！！」 日「ありませんよ！」

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洪「で？」 日「はい？」 洪「家帰ってからは、どうだったの？」 日「…い、言いませんよ！？」 洪「え～！！なによ、二人だけの思い出ってやつ？あらそれはそれで萌ね！！わかったわ、こっちで脳内補完するわね！」 日「なんかとんでもない脳内補完しようとしてません？！」

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日「………ふぅ、なにやら色々エリザベータさんから根掘り葉掘り聞かれました……」 日「……昨日の結婚式の後、ですか……」 【後日談:普日編】

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日「…結婚式、楽しかったですね。」 普「おう、そうだな。お前のドレスも見れたしな？」 日「そ、それは言わないでください！」

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日「…おや？」 普「どうした？」 日「何か、荷物が玄関に…」 普「荷物？」 日「えぇ、誰からでしょう？私宛なのですが…えぇと…カッターは…」 普「俺様の部屋にあるぜ、貸してやるから来いよ。」 日「あ、ありがとうございます。」

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普「ほら、ハサミ。」 日「はい…じゃあ、開けますね。」 普「おう。」

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日「…！これは……」 普「何が入ってたんだ？」 日「……すいませんギルベルト君。少し目をつむっていてください。」 普「？おう。」

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日「(『ギルベルト君には見せず、本田君だけで開けてね！ イヴァン』…イヴァンさんが、私に…？ビデオで言っていたお祝いでしょうか…)」 日「(何はともあれ、手紙を読んでからですね。)」

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日「…………なるほど。」 普「菊、まだか？」 日「もういいですよ。それと…」 普「ん？」 日「…プレゼントです、ギルベルト君。」

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普「…これ、向日葵か。」 日「えぇ。」 普「イヴァンからか？」 日「はい。でも、」 普「？」 日「この向日葵は、私が頼んだんです。」

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日「向日葵の花言葉をご存知ですか？」 普「？知らねぇな。」 日「私もつい先日まで知らなかったんですが…仕事の途中、イヴァンさんと会う機会がありまして。その時に教えてもらったんですよ。」

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露『ねぇ本田君、ギルベルト君と付き合ってるんだね。』 日『…えぇ、まぁ。何故それを？』 露『さぁ？…でも君のギルベルト君に対する態度を見てたら、向日葵が似合うなぁって思ったから、それでわかったのかもね？』 日『え？』 露『向日葵の花言葉はね─』

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日「…『貴方だけを、見つめる』」 普「！」 日「今度綺麗な向日葵を探して送ってあげるよと言われまして、それならとお願いしたんですよ。まぁ…まさか結婚式のお祝いに届くとは思いませんでしたが。」

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日「…今日、結婚して…私は本当に、貴方ばかり見てしまうようになってしまった気がします。今までだって、貴方ばかり見ていたのに。」 普「…菊…」 日「どうしてくれるんですか、ギルベルト君。」

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普「…はっ、馬鹿だな。俺様しか見えねぇから結婚したんだろ？だったらずっと見とけ。」 日「！ギルベルト君…」 普「ま、俺様的には…」 普「…見てるだけじゃなく、ずっと触れていたいけど、な。」 日「わっ…！？」

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日「ギ、ギルベルト君！？」 普「寝ろ。」 日「へ？」 普「お前直前までドレス作ったりしてたし、今日だってめちゃくちゃ無理しただろ。更に体力使わせるようなことしねぇよ。いいから寝とけ、今日は。」

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日「え、あ、ありがとうございます…」 普「それにその猫耳もあるしな。絶対無理させるぜ、それのせいで。」 日「！？」 普「いや大丈夫だから、寝とけ。…ま、明日の夜はわかんねーけどな！ケセセ！」 日「えぇ！？」

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普「Gute nacht、おやすみ。」 日「…おやすみなさい、ギルベルト君。」

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日「(………ということならありましたが……エリザベータさんに話さず、やはりこれは自分の胸に秘めておきましょう。)」 日「…ギルベルト君の部屋にでも、行きますかね…」 【結婚式後日談:普日編終】