一日一ユッコ【365日終了しました！】

しおえ＠10/15レガシーハーフ＆10/22デレスタ「14」 @shioe2nd

応接間で台本を読んでいたら突然Pが現れた。 「寝る」 どうやら徹夜で資料を作っていたようだ。 「私の膝、使います？」 私の言葉にPは一瞬真顔になったけど「気持ちだけ貰っとく」とだけ言った。その後すぐに寝息を立て始めた。 「……エスパーユッコも弱ってる時くらい甘えて欲しいですよ？」

しおえ＠10/15レガシーハーフ＆10/22デレスタ「14」 @shioe2nd

貴方は堀裕子で『神様なんていない』をお題にして140文字SSを書いてください。 shindanmaker.com/375517 一日一ユッコ、10日目。また難しいお題。

しおえ＠10/15レガシーハーフ＆10/22デレスタ「14」 @shioe2nd

番組でスプーン曲げに挑戦した裕子。しかし曲がることはなく、途中でコーナーを止められてしまった。 その場は苦笑いで誤魔化した裕子だが、楽屋で目に涙を溜め、口唇を噛みしめていた。 「……何でっ！　何で曲がらないんですか……！」 この世に神はいないのか。 少女の涙に、僕は神を恨んだ。

しおえ＠10/15レガシーハーフ＆10/22デレスタ「14」 @shioe2nd

貴方は堀裕子で『たった一分でいい』をお題にして140文字SSを書いてください。 shindanmaker.com/375517 一日一ユッコ、11日目。アニマス同様、プロデューサーは人手が足りなくて、でも担当アイドルは多そうで大変だと勝手に想像。

しおえ＠10/15レガシーハーフ＆10/22デレスタ「14」 @shioe2nd

初の歌番組の日。Pは予定がバッティングした為、このスタジオにはいない。緊急でちひろさんが同行してくれたけど、どうしてもPの存在を探してしまう。 （一秒でもいい、ここにいてくれたら） 「歌の準備お願いします」 司会に促された瞬間、スタジオの息を切らせながら中に入ってくる彼が見えた。

しおえ＠10/15レガシーハーフ＆10/22デレスタ「14」 @shioe2nd

貴方は堀裕子で『素晴らしく救われないだけの、恋愛話』をお題にして140文字SSを書いてください。 shindanmaker.com/375517 一日一ユッコ12日目。傷になる前に、でも進まないと残らない。

しおえ＠10/15レガシーハーフ＆10/22デレスタ「14」 @shioe2nd

事務所のPの席には奥さんの写真がある。 「奥さん美人ですね」 私の言葉に満足そうに笑顔するP。 「お前も嫁みたいに綺麗になるよ」 きっと何の気なしに言った言葉。それを嬉しく思う私。 実の親子程に年の離れた貴方。この感情を抱くのはきっと間違っている。この想いを消せる超能力が欲しい。

しおえ＠10/15レガシーハーフ＆10/22デレスタ「14」 @shioe2nd

貴方は堀裕子で『手繰り寄せた糸の先』をお題にして140文字SSを書いてください。 shindanmaker.com/375517 一日一ユッコ13日目。子供の頃に会った“貴女”は誰なんでしょうか。きっと不思議な方でダジャレが好きな人なんじゃないでしょうか。

しおえ＠10/15レガシーハーフ＆10/22デレスタ「14」 @shioe2nd

「どうしたの？」 貴女は泣きじゃくる子供の私に声を掛けた。そして何も無いところから次々と花を出しながら言う。 「花が華やかに咲きました」 そんな貴女の魔法に私は魅了されていた。 あれから10年。僅かな糸を手繰り、もうすぐ貴女へと辿りつく。私の超能力を見たら驚いてくれるかな。

しおえ＠10/15レガシーハーフ＆10/22デレスタ「14」 @shioe2nd

貴方は堀裕子で『パスワードは2万通り』をお題にして140文字SSを書いてください。 shindanmaker.com/375517 一日一ユッコ14日目。二週間続きました。難テーマに見えていつもよりやりやすかったです。

しおえ＠10/15レガシーハーフ＆10/22デレスタ「14」 @shioe2nd

私は悪の組織によって部屋に閉じ込められていた。敵の総帥は私を挑発してくる。 『電子ロックは2万通り。出たければお試しください』と。 じゃあ大丈夫。私はエスパーユッコなのだから。 強く念じてロックを破壊した。 （やっぱり私って天才？） だがその高揚感は一瞬で終わった。 「……夢か」

しおえ＠10/15レガシーハーフ＆10/22デレスタ「14」 @shioe2nd

貴方は堀裕子で『オフレコ』をお題にして140文字SSを書いてください。 shindanmaker.com/375517 一日一ユッコ15日目。半月。アホかわいいユッコも大好きです。

しおえ＠10/15レガシーハーフ＆10/22デレスタ「14」 @shioe2nd

「P、オフレコって何ですか？」 「インタビューとかで話すけども公表しないでくれっていうことだな」 裕子がこんな質問するなんて初めてだ。少しずつアイドルとしての自覚が出てきたのかなと嬉しくなる。 だがそれは一瞬で撤回した。 「私がサイキッカーってことはオフレコにすべきでしたかね？」

しおえ＠10/15レガシーハーフ＆10/22デレスタ「14」 @shioe2nd

貴方は堀裕子で『箝口令』をお題にして140文字SSを書いてください。 shindanmaker.com/375517 一日一ユッコ16日目。4日目に関連するけど、実は結構努力してるサイキッカー。ムンっ！

しおえ＠10/15レガシーハーフ＆10/22デレスタ「14」 @shioe2nd

夜遅く、誰もいないはずのレッスン場から光が漏れていた。 「こんな遅くまで誰だ？」 中をこっそり覗くと、汗だくで踊る裕子がいた。 「こうやって密かに自主トレしてるんですよ、最近」 後ろから現れたトレーナーさんが教えてくれた。そして人差し指を口元で立てて言う。 「……秘密ですよ？」

しおえ＠10/15レガシーハーフ＆10/22デレスタ「14」 @shioe2nd

貴方は堀裕子で『いえない一言』をお題にして140文字SSを書いてください。 shindanmaker.com/375517 一日一ユッコ16日目。指摘してやりたいけど、まぁ黙ってようか本人楽しそうだし、っての日常的にたまにあるけど、結局ツッコミ入れるタイプです私。

しおえ＠10/15レガシーハーフ＆10/22デレスタ「14」 @shioe2nd

「ムムム……！　えい！」 裕子は声を上げ、何もないはずの握り拳からビー玉を取り出した。 「え!?　何で！」 驚嘆する葵。横の麗奈と巴も目を見開いていた。 「これぞサイキックです！」 満面の笑みの裕子を見てると 「それ、手品じゃない？」とは言えなくなる。口からは出掛かってるけれど。

しおえ＠10/15レガシーハーフ＆10/22デレスタ「14」 @shioe2nd

貴方は堀裕子で『わかりやすいけれど、わかりにくい』をお題にして140文字SSを書いてください。 shindanmaker.com/375517 お題がまさにわかりやすいけどわかりにくい。

しおえ＠10/15レガシーハーフ＆10/22デレスタ「14」 @shioe2nd

裕子によるサイキックトレーニングが始まって早1時間。千佳のスプーンが曲がる気配は一向にない。 「えー全然出来ないよー」 「大丈夫、特訓あるのみです！」 裕子のレクチャーはわかりやすいのだが、擬音と精神論が多すぎた。 そして一番の問題は当の本人のスプーンも曲がっていないことだろう。

しおえ＠10/15レガシーハーフ＆10/22デレスタ「14」 @shioe2nd

貴方は堀裕子で『君の傍』をお題にして140文字SSを書いてください。 shindanmaker.com/375517 一日一ユッコ18日目。今の席はアイドルとしての私の席。あなたの隣はいつか座りたい席。

しおえ＠10/15レガシーハーフ＆10/22デレスタ「14」 @shioe2nd

「さぁ次の収録だ」 運転席にP。そして私はというと。 「私後ろなんですか？」 「助手席は一番危ねーんだぞ。そんなとこに裕子を乗せられるか」 その心遣いは嬉しくてニヤける。だけど隣に座りたかった気持ちもあった。 「どうした？」 「何でもないですっ」 そう言って不貞寝の体勢に入った。

しおえ＠10/15レガシーハーフ＆10/22デレスタ「14」 @shioe2nd

貴方は堀裕子で『そのセリフ、そっくりそのまま返す』をお題にして140文字SSを書いてください。 shindanmaker.com/375517 一日一ユッコ19日目。遠慮のないけど、一線は越えない関係ってほんと理想。

しおえ＠10/15レガシーハーフ＆10/22デレスタ「14」 @shioe2nd

「……今なら火を吹ける気がする」 「暑さで頭が……？」 容赦ない裕子の一言だが、自分でもそう思う。 「よし、サイキックで涼しくしましょう」 「さっきの言葉、熨斗付けて返すわ……」 空調が壊れた事務所は言葉の応酬にも影響を及ぼしていた。 「……喫茶店でも行くか」 「賛成です……」

しおえ＠10/15レガシーハーフ＆10/22デレスタ「14」 @shioe2nd

貴方は堀裕子で『諦めきれない』をお題にして140文字SSを書いてください。 shindanmaker.com/375517 一日一ユッコ20日目。諦めて下さい、プロデューサー。私、絶対に曲げて見せますから。

しおえ＠10/15レガシーハーフ＆10/22デレスタ「14」 @shioe2nd

諦めが肝心と言うが、堀裕子は全く折れなかった。 「ムムム……」 「なぁ、もうそろそろいいんじゃないか？」 スプーンとのにらめっこ、実に2時間。一ミリも曲がっていないが、止める気配は全くない。 「嫌です」 「何で」 「だって言ったじゃないですか。曲がったら何でも言うこと聞くって！」