- Mightyjack1
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僕らは愚かな指導者の暴走がどれほどの悲劇を生むか知ってる。 僕らは大切な人を戦いに喪う辛さを知ってる。 僕らは戦場で人命がどれほど顧みられないか知ってる。 僕らは直接戦場に行かなければ安全なんてことはないと知ってる。 僕らは戦争指導者たちは責任を取らないことを知ってる。
2014-07-01 18:02:13僕らは軍隊が最終的に僕らを守ってくれないことを知っている。 僕らは精神力や根性では守れない命があることを知ってる。 僕らは一発のミサイルがどれだけの命を奪うか知ってる。 僕らは憎しみの連鎖は簡単に終わらせられないことを知ってる。 僕らは戦いに負けた後に何が行われるかを知ってる。
2014-07-01 18:03:03僕らはこの地球を異星人が侵略してきたら、命がけで戦うだろう。 でもそれすらも情報操作で、本当は同胞と殺し合いをさせられているだけかもしれないことを、知ってる。相手が異星人であっても、戦うことより愛することに務めるべきだということも、知ってる。
2014-07-01 18:05:14僕らの先達が先の戦争から半世紀以上、本物の戦争をしないでくれたお陰で、その時の辛酸をフィクションに込めてくれたお陰で、僕らはこの全てをフィクションで知ることができた。そして、現実がフィクションよりも全くマシではないことも知ってる。 でも今、この国は、道を踏み外そうとしている。
2014-07-01 18:08:51僕らはこれからも、カッコイイ架空の、誰も傷つかない、傷つけない戦争を楽しんでいられるか、それとも、先に挙げたことの全てを、嫌でもより酷い形で体験させられるかの瀬戸際に立っている。 これらが全てフィクション上で楽しめることを、世界中の人たちが羨み、Coolだと言ってくれていたのに
2014-07-01 18:10:48そして何より、僕らが楽しむことができたこれらのフィクションも、為政者の判断で簡単に奪い去ることができるように、仕組みが作り替えられていることは、僕らにはあまり知らされていない。 そして、実際に国家によってフィクションが葬られた過去のことを、僕らはあまりにも知らない。
2014-07-01 18:13:39『造りごとの戦争と現実の戦争の区別もつかない』僕らはよくそう揶揄されてきたが、今この国の舵取りをしている人は、この先に何を見てるのだろう? 僕たちはそろそろ、声を上げなくてはいけないのではないだろうか? 僕たちの大好きなフィクションが取り上げられ、本物の銃を持たされる前に。
2014-07-01 18:15:39どうせ何も変わらない、変えられないという諦めに負けなかったキャラクターたちのように。 絶望しなかった彼らのように、『それでも、と言い続ける』ために。 彼らが教えてくれたものを、彼らの戦いを、無駄にしないために。 『アニメじゃない。現実なのさ』 以上、世界線が改変された日に寄せて。
2014-07-01 18:20:56