2014年度 敬和学園大学ボランティア論・学習セミナー 「児童労働のない未来に向けて〜世界の子どもを児童労働から守る NGO ACEの活動から〜」
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本日の「メディア英語」はS-31で行われている「ボランティア論学習セミナー」に参加して、児童労働問題について学びます。講師はNGO ACE代表岩附由香様です。
2014-07-02 13:11:19まず「子ども」とはどんな存在かを参加者同士で話し合います。子供と大人の違いとは?その定義を参加者はどのようにしている?
2014-07-02 13:13:09学生たちが考える「子ども」とは?「未来」「未熟」「豊かな想像力」「存在するだけで周りを幸せにする者」「愛!」「多感」「善悪の判断をつける経験が足りない」「好奇心旺盛」「成長する!」「まだ責任が無い」「教育が必要な存在」「可能性」「守られる存在」「失敗しても許される存在」
2014-07-02 13:19:35岩附さん「今日はポジティブな答えが多いですね」他に身体的な違い、所有するお金(経済力)の問題、社会的に意見が受け入れられるかどうか、なども挙げられる。
2014-07-02 13:22:46岩附さん「動物の中で最も人間に近い存在である猿が歩けるようになるまで1ヶ月。人間は1年。何故そんなに時間がかかるのか?」「人間は脳が育つ生き物。脳が未熟なまま生まれなければ産道を通ることができない。他の動物に比べ、未熟で保護されなければならない状態で生まれてくる。」
2014-07-02 13:26:21「完成までに時間のかかる生き物である人間。世界でのそのような『子供』は世界の人口の1/3。」「世界の富・政策の1/3は子供のためのものだろうか?」
2014-07-02 13:27:03「開発途上国・低開発国(Least developed countries)の人口比グラフに見る子供の多さ。日本のグラフのいびつさ=世界の人口比グラフと全く違う事実」
2014-07-02 13:29:07「子ども」 ・国連子どもの権利条約では、子どもは18歳未満とされる ・生きる権利・育つ権利・守られる権利・参加する権利 ・どの国に生まれても平等に『生まれながら』にして持っている ・子どもの権利を守るためにおとな(親・行政・国など)は責任がある
2014-07-02 13:30:12世界の児童労働者数は1億6800万人以上。5歳から17歳の9人に1人が児童労働に就いていると言われている。(「バレンタイン一揆」制作時には2億6,000万人以上だった。過去4年間で大幅に減っている)
2014-07-02 13:32:32「サッカーボール制作、日本に輸入される洋服の8割も中国で作られる。それらは15歳未満の若い女の子たちによって作られていることも多い。たばこ・スマホに使われているレアメタルのコルタンの採掘なども児童労働に拠っている。しかもそれらが紛争鉱物となっている。」
2014-07-02 13:34:47紛争鉱物=紛争地域において産出され、鉱物を購入することで現地の武装勢力の資金調達につながり、結果として当該地域の紛争に加担することが危惧される鉱物の総称
2014-07-02 13:35:33「労働によって学校に行けない子どもたちの存在に対する疑問。教育は当たり前のものなのか?私たちは日本で当たり前に受けている教育の機会を存分に活かしていると言えるのか?」
2014-07-02 13:44:57「児童労働に反対するグローバルマーチ(107ヶ国参加)を日本で行うために1997年に学生5人で設立したのがACE設立の経緯。2005年にNPO法人化、2010年に認定NPOに。Action against Child Exploitation=ACE
2014-07-02 13:47:20「奴隷制度を彷彿とされる児童労働」 「インドのコットン畑における児童労働。早朝から日没までの労働で1日200円の収入。一度も学校に行ったことのない子どもたち。休憩時間は昼の30分だけ。害虫や農薬による健康被害も問題」
2014-07-02 13:50:24「1998年、世界5大陸8万キロを元児童労働者、NGO、労働組合、一般市民などが各地でマーチをつなぐ、児童労働問題への支援を呼びかけ、新しい条約制定への後押しとなった世界的なムーブメント」
2014-07-02 13:54:26