SSまとめ

書いたSSをまとめたもの。 リクエストいただいたものも。
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未怜 @starryneko

就寝前。楽譜を片付けて寝室に行くと既に響さんがベッドに入っていたが、僕に気付いて顔を上げた。「あ、颯斗くんお仕事終わったの?」「ええ、起こしてしまいましたか?」「ううん、今から寝る所だったの」そう言って眠たそうに欠伸をする。そんな響さんに僕は微笑みながら、そっと額にキスをした。

2014-07-07 23:34:20
未怜 @starryneko

「わー!天の川綺麗!晴れてよかったね!」そう笑って隣に座るぺろにつられて僕も笑いながらベンチに腰掛ける。七夕に2人でゆっくり星を見られるなんて幸せだ。「ねぇ誉くん、また来年の七夕も一緒に見に来ようね?」「もちろん。いつまでも2人で見に来よう」その僕の言葉に、ぺろは笑って頷いた。

2014-07-07 23:23:44
未怜 @starryneko

「木ノ瀬君お願い事決まったー?」隣で何を書こうか悩んでいた凛が聞いてきたので、決まったよ、と答えると凛は「え!何教えて!」と目を輝かせた。書いた短冊を見せると、凛は一瞬目を丸くした後、少し照れた様子で「……が、頑張ります…」と俯く。その姿が愛らしくて、僕は凛の頭を優しく撫でた。

2014-07-07 23:02:58
未怜 @starryneko

一樹と七夕祭りにやって来た。歩いていると、地面の段差に躓いてしまったのだが、とっさに一樹が私を支えてくれた。「怪我ないか?」「うん…よく私が転ぶってわかったね」そう言ってみると、一樹に「俺は美咲の事なら何でもわかるんだよ」と笑われたので、私は不覚にも幼馴染にときめいてしまった。

2014-07-07 22:49:52
未怜 @starryneko

今日は七夕。2人で曇りがちな空を見上げながら哉太に、短冊を渡そうとしたけど「あー、俺はいいや」と言われてしまった。お願い事ないの?と聞いてみると、哉太は少し考え込んだ後に「……あー、ほら、俺は弥生と結婚出来て十分幸せだし。これ以上望んだら贅沢だろ」と恥ずかしそうに笑って答えた。

2014-07-07 22:40:16
未怜 @starryneko

「撫でて撫でて〜」俺の目の前ではさっきから翼がほのかにじゃれている。気にしない振りをしていたが、ついチラチラ見ていたら、ほのかが視線に気付いたのか俺の所までやって来た。「会長?お疲れですか?」そう言って笑うほのかがたまらなく愛おしくて、俺は、充電させてくれ、とほのかを抱き締めた。

2014-07-07 22:28:02
未怜 @starryneko

「錫ちゃんお餅焼いて〜」「はいはい、ちょっと待ってて…って、こら、それは違う焼き餅だろ?」そう言って笑う錫ちゃんを見て、私も笑った。「…ねぇ哉太。錫也達、何やってるの?」「錫也にやきもち妬かれたいのと、ノリツッコミをして欲しいらしい」「何それ?」「知らん。バカップルだバカップル」

2014-07-04 01:56:23
未怜 @starryneko

久々のデートで新しいデパートに出かけた。休日なのでやはり人が多く、はぐれないよう注意をする為に振り向くと、既に未怜さんはいない。時すでに遅し。しばらく辺りを探していると、聞き慣れた店内放送の音。呼び出される僕の名前。ハァ、とため息をつきながら、僕は迷子のお迎えに向かったのだった。

2014-07-04 01:47:22
未怜 @starryneko

「琥太郎先生、いい加減に片付ける癖をつけないとお嫁さん来ませんよ?」そう言いながら、私は机の上を片付ける。先生は悪びれる様子もなく、笑ってるだけ。仕方ないな、と思いつつも片付けていたら先生が「その時はお前に来てもらうかな」と笑って呟いたので、私は動揺して書類を落としてしまった。

2014-07-04 01:40:29
未怜 @starryneko

「おっ、お前は今日も頑張ってるな」私の顔を見る度に、一樹会長はそう言って頭を撫でる。子供扱いしないでください、と拗ねた顔をすれば「俺にとっては大事な娘なんだよ」と笑ってまた撫でられて。そんな会長を見ながら、1人の女性として見てください、なんて言葉を言いかけては、また胸にしまった。

2014-07-04 01:28:58
未怜 @starryneko

私が図書館で勉強をしていると、翼くんに後ろから抱き着かれた。どうしたの?と聞いてみれば「ゆーかが勉強ばっかりなのだ…」と口を尖らせて呟く。「ふふっ、今日の翼くんは甘えん坊さんだね」「ぬー…それでもいい…」そう言う翼くんの頭を撫でてあげると、翼くんは甘えた顔で嬉しそうに微笑んだ。

2014-07-04 01:17:43
未怜 @starryneko

手を差し伸べてくれたのはいつも錫也くんだった。私が嬉しい時も泣きたい時も、錫也くんは隣にいてくれる。「アヤ、大丈夫だよ」ああ、ほら。今だってそうだ。「…錫也くんいつも隣にいてくれてありがとう」「当たり前だろ?俺はずっとアヤの隣にいるよ」そう言って差し伸べられた手を、そっと握った。

2014-07-01 22:03:51
未怜 @starryneko

ちょうど日付が変わる頃、明日も仕事があるし寝るかと思っていると、携帯が鳴った。携帯を見るとそこには哉太や羊を始め、星月学園にいた頃の仲間達からのお祝いメールが多数届いていた。誰から?と隣で携帯を覗かれる。哉太達だとわかった彼女は、錫ちゃんは幸せ者だね、と笑って俺の頬にキスをした。

2014-07-01 00:29:04
未怜 @starryneko

「錫ちゃん早く!」そう言って俺の手を一生懸命引っ張る姿が可愛らしくて、俺は笑いを堪えながらついていく。どうやら今日は哉太達が俺の為に誕生日パーティーを開いてくれるらしい。「わかったからそんなに慌てるなよ」「だって早く喜んで欲しいんだもん!」ああ、その笑顔だけでも十分嬉しいのに。

2014-06-30 23:39:11
未怜 @starryneko

「どうしたんですか?」と颯斗くんが少し困ったように笑う。なんでもないよ、と笑ってみせると、颯斗くんはやっぱり困ったように笑って「まったく…僕は誤魔化されませんよ」と私の頭をぽんぽん、と撫でる。頭に颯斗くんのその優しい温もりを感じて、私は久しぶりに声を上げて泣いてしまった。

2014-06-30 22:54:20
未怜 @starryneko

ほーまーれーっ、と廊下で少し前を歩いている誉を見かけた私は後ろから飛び付いた。誉は一瞬驚いた様子だったけれど、すぐに私だと気が付いて振り返る。「ゆさ、どうしたの?」「見つけたから飛び付いただけ〜」そう言う私に、誉は、僕の彼女は可愛い事をしてくれるね、と笑って私の頭を撫でた。

2014-06-30 00:52:53
未怜 @starryneko

星を見に行こう、とアヤをデートに誘った。連れて来たのは、普段見に行く場所よりも星が綺麗に見える展望台だ。「すごい!錫也くんすごいよ綺麗!」そう言って笑うアヤを見て微笑みながら、少し緊張した俺は、しばらく沈黙した後、結婚して下さい、とプロポーズをする。世界で1番愛するアヤに。

2014-06-30 00:42:05
未怜 @starryneko

私が部屋の片付けをしていると、哉太が帰って来た。哉太は私の姿を見るなり「弥生そんな動くな!何かあったらどーすんだ!」と私を無理矢理座らせる。「もー、まだ8ヶ月だし大丈夫だよ」「ダメだ俺がやる!」そう言って片付けている哉太を見ながら私は、パパは頼りになりますねー、とお腹をさすった。

2014-06-30 00:28:11
未怜 @starryneko

「…羊くんは私より錫也くんのクッキーの方が好きなんだ」錫也が作ってくれたクッキーを食べていると、じーっと僕を見つめていた彼女がそう呟いた。どうやら僕が幸せそうな顔で食べていたから、拗ねてしまったらしい。ああ、なんて可愛いんだろう。そう思いながらも、僕は笑って彼女の頬にキスをした。

2014-06-29 02:23:16
未怜 @starryneko

「いいもん見せてやる!」哉太は私を屋上庭園に連れてきた。そこには満天の星空が広がっている。「わぁ…綺麗…」「最近星見に来てなかっただろ?なんか元気なかったし…ほら、お前が元気ねーと俺も調子狂うからよ!」そう言う哉太の耳は少し赤い。哉太、ありがとう。貴方を好きになれて私は幸せです。

2014-06-29 02:13:35
未怜 @starryneko

朝、校舎に向かう途中で錫也くんに偶然遭遇した。おはよう、と挨拶をしてみれば、錫也くんも笑って返してくれる。「朝から錫也くんに会えるなんて、幸せだな〜」なんて呟いてみると、錫也くんに「じゃあ、そんな風に思えてもらえたから、俺はもっと幸せかな」と爽やかに言われて、少し照れてしまった。

2014-06-29 02:02:52
未怜 @starryneko

「空翔くん!一緒にお昼食べよう!」最近、やたらと僕に構ってくる人がいる。僕は1人でも平気なのに、僕の元にやって来るのだ。どうして僕に構うんですか?と尋ねてみると「え?だって私、空翔くんの事色々知りたいんだもん!」と笑って返された。その笑顔が綺麗に見えたのは、きっと気のせいだ。

2014-06-29 01:37:30
未怜 @starryneko

昼休み。先輩と屋上庭園でベンチに座っていると、名前を呼ばれたから返事をした。先輩は僕に寄りかかって「今日はいいお天気だね〜」と目を閉じた。寝るんですか?と尋ねてみると「うん、眠い…」なんて言いながらそのまま眠ってしまった。その姿を見て微笑みながら、僕も一緒になって目を閉じた。

2014-06-29 01:27:36
未怜 @starryneko

「錫ちゃんは皆に優しいね」そう言ってアイツはいつも笑う。でも、本当はそんな事ないんだ。俺は、いつだってそのお前の笑顔が俺だに向けられればいいのに、なんて考えてしまう。他の人に奪われたくない。本当は俺がお前を幸せにしてあげたいのに。これはきっと嫉妬だ。だから、俺は優しくなんかない。

2014-06-29 01:18:32
未怜 @starryneko

アイツが青空をデートに誘いたいと相談してきた。途中で恥ずかしくなっていつも最後まで言えないらしい。話を聞きながら、一週間前の事を思い出していた。青空が俺に、デートに誘うにはどうすればいいか、と相談してきたのだ。お前らは中学生か。…まったく、俺の周りは不器用なヤツらばかりだ。

2014-06-29 01:01:43