ニンジャスレイヤー二次創作テキストカラテ「ニンログ:ニンジャスレイヤー(ミニットマン=サンの口コミ)」実況付き
- suzumeninja
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さて、今回のミッションはニンジャスレイヤーの始末でしたが、一緒に戦っていたイクエイションは早々にニンジャスレイヤーに殺されてしまいました。まったくやれやれです。ですが、ニンジャスレイヤーの正体に一歩近づきました。 1
2014-07-06 14:21:20天候は相変わらずの重金属酸性雨、わたしはコンクリートの地面に伏せながら、ふと、十年前の「戦争」を思い出しました。 2
2014-07-06 14:22:57敵地の真っ只中で、私達はトカゲのシッポのように切り捨てられました。どうにか生き延びたのは私とイクエイションだけでした。まったくもって絶望しましたが、あの時はイクエイションがいたのです。ですが今は私一人…。 3
2014-07-06 14:24:22悲しいことですが、泣いている場合ではありません。泣いているのは空なのです…。そうそう、そのイクエイションについて、ニンジャスレイヤーとどう戦ったのかを説明しなければなりませんね。今でも鮮明に覚えています。 4
2014-07-06 14:25:24ニンジャスレイヤーのチョップ一発でイクエイションは縦に真っ二つでした。いやあ、さすが、ニンジャスレイヤーといったところです。これにはぐうの音も出ません。ニンジャスレイヤーのカラテはまずまずといったところでしょう。 5
2014-07-06 14:26:39ですが、詰めが甘いところはマイナスポイントです。私のシニフリ・ジツを見抜けなかった油断はブザマとしか言いようがありません(ここは厳しく評価します)。 6
2014-07-06 14:28:05さて、そんな油断だらけのニンジャスレイヤーに一泡吹かせてやろうと、私は得意の匍匐前進でニンジャスレイヤーの尾行を開始しました(ニンジャの生体反応を追うことなど私にとっては雑作もありません)。 7
2014-07-06 14:29:19自慢ではありませんが、私の匍匐前進の速度はチーターに匹敵するほどハヤイのです。ざっと20分程度でしょうか。ニンジャスレイヤーの姿が見えてきました。 8
2014-07-06 14:30:41場所は「アタマ・ストリート」。人混みをかき分けていくニンジャスレイヤーを、私は油断なく追跡します。(余談ですが、「アタマ・ストリート」は屋台と浮浪者がひしめき合うB級どころかC級のニンジャもいない場所です)。 9
2014-07-06 14:32:33ここでニンジャスレイヤーは地下へと降りました。地下街に紛れ込んで上空の見張りから逃れる行動はそれなりに高ポイントです。私も匍匐前進から中腰になって後を追います。 10
2014-07-06 14:34:13さて、地下街を歩くニンジャスレイヤーですが、どこからともなくトレンチコートとハンチングを取り出して、ニンジャ装束の上から着こみました。なるほど、これで一般人に紛れ込むということです。うーむ、なるほど。かなりの高ポイントです。 11
2014-07-06 14:35:34一方私はまだニンジャ装束。これはいけません。場所によってドレスコードを整えるのはニンジャの常識です。とりあえず手近な浮浪者の上着を剥ぎとって身にまといます。ベストな選択とは言えませんが、まあ及第点でしょう。 12
2014-07-06 14:36:40そんな中、肝心のニンジャスレイヤーですが、サッキョー・ラインのホームへ歩いていきます。地下街は違法回路基板販売店や蛍光色のスプレーで「バカ」「スゴイ」などの言葉をペイントされたシャッターなどがあり、いかにもな雰囲気があります(素人にはおすすめできない場所です)。 14
2014-07-06 14:39:46ニンジャスレイヤーは淡々と進みますが、ここですぐに追いかけてしまうようではニンジャ失格です。一分を置いて後を追い、ゴミが所狭しと床に堆積した不潔な構内に進みます。地下鉄の駅というのは不思議なもので、多くの人が利用していても掃除はされないものなのです。 15
2014-07-06 14:41:39さあ、電車がやってみました。駅と同じく、下品な言葉がペイントされてしまい、見るに耐えない汚さです。しかし、だからこそニンジャが逃げる道としてはふさわしいとも言えます。そういう意味で、地下鉄を逃走経路に選んだ点はプラスポイントです。ニンジャスレイヤーは電車に乗りました。 16
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