提督と艦娘達のカーニバル
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#地獄鎮守府の日常 とみやびさんの #変態不知火さん としゅまさんの艦これ漫画のクロスオーバーものの話を二人の協力で書きました。今から投下します。実況は #艦バニ実況 でお願いします。 #提督と艦娘達のカーニバル
2014-07-01 21:00:59イメージを掴むために、とりあえず並べてみた。自分処以外のは全部背が高い… pic.twitter.com/bo768tymbT
2014-05-18 17:16:36戦争は長く続き、九龍鎮守府にて提督を行う私も友達と呼べる提督を何人か得ることになる。今、私は彼らの手引きで本土……といっても、島根県のあたりのある温泉街にて共同出資での旅行をしていた。同伴者として艦娘もそれぞれ連れて来る、私の場合は叢雲、電、陽炎だ。 #提督と艦娘達のカーニバル
2014-07-01 21:01:51最初は不知火も一緒に行こうと誘ったが、陽炎が行くとなると、彼女の方から留守番を打って出た。昔の因縁というものは割と根深いようではあるが、以前のように喧嘩をするのでなく、きちんと距離を保つのを心がけるよう、叢雲がきつく言った結果なのだろうと私は考える。 #提督と艦娘達のカーニバル
2014-07-01 21:03:03本土への移動は海路と空路があり、値段的には前者の方が安いが、深海棲艦が防衛網を突破する事も珍しくないため、艦娘が護衛につくのが定例だ。 #提督と艦娘達のカーニバル
2014-07-01 21:04:48といっても練度にバラつきがあるため船が落とされてしまうなどと言う事もあるため、私は安全の為にも空路にて移動する事となる。そうして先ずは呉市で合流した後、列車を利用して温泉街まで移動という、結構な長い旅を行う事となったのだ。 #提督と艦娘達のカーニバル
2014-07-01 21:05:29「あ、見て!見て!あそこにお寺!あっちにも!」 「はいはい、落ち着きなさい」 本土を見たのが初めてで、はしゃぐ陽炎を叢雲は毎度嗜める光景を何度か見た後、旅館にて一泊するためチェックインを済ませる。 #提督と艦娘達のカーニバル
2014-07-01 21:08:10各自部屋に荷物を置き、夕食を取り温泉に向かう。そうして露天風呂に入ってきた時、友人である提督の一人、呉提督の氷室さんの不知火が忍び込んでおり、氷室さんが押し倒されそうになる事態が発生。 #提督と艦娘達のカーニバル
2014-07-01 21:09:16周囲一同、目を離そうと考えるも視線はどうにも氷室さんの方に向かうという状況になり、誰も助けに踏み出さずに絶体絶命になる。 しかし、そんな時にも救世主というものはいるのであった。 #提督と艦娘達のカーニバル
2014-07-01 21:10:38あわや氷室さんが痴態を晒すかと思ったら乱入した叢雲が鮮やかに柵を飛び超え不知火に投げっぱなしジャーマン、危うい所で寸止めとなる。「あーもう、なんで私まで全裸を晒す事になってるのよ!」 #提督と艦娘達のカーニバル
2014-07-01 21:11:34裸体を晒し恥じらいを混ぜながら、柵に激突した不知火に怒鳴りつけながら不知火に近づき、米俵のように抱える叢雲。 「叢雲さんは■■■さんを、不知火は司令を押し倒す共犯も持ちかけたのですが……やっぱりダメですか」 #提督と艦娘達のカーニバル
2014-07-01 21:12:09殴られたというのに痛がることもなく、特に抵抗もせず不満げに語る氷室さんの不知火。「だめに決まってるじゃないのこの頓珍漢!他の人が見てるのよ!?全く、そういう羞恥心の無さは友達とは言え呆れるわ……」 #提督と艦娘達のカーニバル
2014-07-01 21:12:40叢雲は氷室さんの所の不知火とは割と友達であり、文通をしているらしく、彼女の相談とかをたまに聞くようだ。叢雲からすれば、気心の知れた友人がアホな事をやったので殴って止める、と言う事なのだろう。 #提督と艦娘達のカーニバル
2014-07-01 21:13:27現に、不知火の方も本気で怒ってる感じではなく、むしろ構ってもらえて少し楽しげにも感じる。「羞恥心など投げ捨てるモノじゃないですか、叢雲さんも相当な資質があるというのに……」「女は恥じらいと大胆さのバランスが大切なのよ?」 #提督と艦娘達のカーニバル
2014-07-01 21:14:07全裸で口喧嘩を始める二人、全裸の少女が二人と言う光景だが、周囲もその喧噪から、自然に目を逸らす。「ああもう、二人ともここは男湯だぞ」そう、しっかりした体つきの優男、氷室さんが押し倒された状態から立ち上がり、二人を嗜めるように言う。 #提督と艦娘達のカーニバル
2014-07-01 21:15:09「二人ともー、襲うなら時と場所を選ぶべきだと思いますよー」「うー、何やってんのよこのド変態コンビ!電も電よ!このスケベ!」そして追撃をかけるように、柵の外から電と曙が騒がしい声を上げる。 #提督と艦娘達のカーニバル
2014-07-01 21:16:03「う……ああもう!戻るわよ!」 その様子に押され、流石の叢雲も跳躍しまた柵を飛び超え、女湯に戻るのであった。まるで忍者だが、艦娘の能力ならこのぐらい可能なのだろう。 そうして私達は、何とか男湯でゆっくり湯船に浸かる事が出来たのであった。 #提督と艦娘達のカーニバル
2014-07-01 21:17:23そんなこんなな騒動の後、私達は今風呂上りに宿の酒場で一杯洒落込んでいる。割とこうやって飲む事は仕事上呉市に来た時とかはよくあり、大体の所それぞれの艦娘なしで語り合うような状況になる。 #提督と艦娘達のカーニバル
2014-07-01 21:32:49それぞれの秘書艦が居ては喋れないような、喋りづらいような話題を行う事が多い為だ。そんな語らいの中でつまみのから揚げを食べながら飲む日本酒は、安酒なのだろうけど香港で飲むのよりは質がよく、透き通った、口当たりの悪く無い味がした。 #提督と艦娘達のカーニバル
2014-07-01 21:33:52「で、■■■の方はどうなっとる、情報軍の方は」そう、私に聞くのは壬生穣治、実は彼とは陸軍時代からの友達であり、昔は空軍だったのだが、諸事情あって海軍で提督をやっているのだという。 彼については……まぁ、一見昼行燈、実際にはかなり思慮深い軍人ではある。 #提督と艦娘達のカーニバル
2014-07-01 21:36:46「守秘義務で話せる範囲ならそこそこだよ、特に荒波は立ってない」「ならいいんじゃがな、香港の方でどうにも情報軍同士、それもある艦娘を巡った騒乱があった噂があった、なんてのがあるんだがのぉ」 ゆっくりと、鋭い口ぶりで私に突くように語りかける。 #提督と艦娘達のカーニバル
2014-07-01 21:38:16壬生さんは何時もこうだ、ある程度の情報網を持って居る。 正直話して良いか困る事件、それも艦娘絡みなら何件かあるので、こうやって突かれるのは毎度のことながら困った者だ。 #提督と艦娘達のカーニバル
2014-07-01 21:38:49「壬生、あまり突きすぎるな、■■■がたじたじになっているぞ」私に助け舟を出すのは富田圭介、小柄だががっしりとした体つきといかにもな日本男児という面構えの男である。 #提督と艦娘達のカーニバル
2014-07-01 21:39:18文武両道にして博識、学者肌なのか、独自に艦娘の艤装についての研究もしている博識な紳士、と言った所か。「ま、ちょっとからかってみたけじゃけん、すまんの」壬生さんがニッと笑いながら謝る。 #提督と艦娘達のカーニバル
2014-07-01 21:40:01