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服部弘一郎(聖書&キリスト教ナビ) @bible_go
ガザは聖書時代からある古い町。旧約聖書の時代にはペリシテと呼ばれる異民族の土地で、ダビデやソロモン王の時代にも自分たちの自治を守っていた。近代国家イスラエルにとって、ガザからパレスチナ人(ペリシテ人)を追い出すのはユダヤ民族としての悲願なのかもね……。...
服部弘一郎(聖書&キリスト教ナビ) @bible_go
イランとイラクの対立はバビロニアとペルシャの対立に、イスラエルとパレスチナの対立はイスラエルとペリシテの対立に根を持っている。現在の対立の直接の原因は別にあっても、こうした歴史に根ざす民族的アイデンティティが対立に今なお燃料を補給しているのだろう。
服部弘一郎(聖書&キリスト教ナビ) @bible_go
イスラエルはガザ地区やヨルダン川西岸地区から、パレスチナ人を追い出したくてしょうがない。こうした野心が中東和平をいかに不安定化させようとも、それが祖先に与えられた「約束の地」を取り戻すことになると思っているんだろうな。
服部弘一郎(聖書&キリスト教ナビ) @bible_go
駐日イスラエル大使館のHPでは、イスラエルの歴史をアブラハムやモーセの時代から説いている。イスラエル人にとってこれは神話ではなく、現代と地続きの歴史的な事実であったりする。イスラエルとペリシテの争いは根深いのです。 ow.ly/z1wPV
服部弘一郎(聖書&キリスト教ナビ) @bible_go
旧約聖書には「目には目を歯には歯を」と書いてある。受けた被害を上回る復讐を諌めた言葉だ。ハマスがイスラエルにロケット弾を打ち込むことに報復したいなら、イスラエルもガザにロケット弾を打ち込むことで我慢してほしい。どう考えても空爆はやり過ぎだよ。
服部弘一郎(聖書&キリスト教ナビ) @bible_go
空爆や地上軍投入によるガザ地区の蹂躙は、イスラエルからガザのパレスチナ人に対する「お前たちの命の価値など俺たちはなんとも思ってないぞ!」というメッセージだ。パレスチナ人はそうやって軽んじられ続けた結果、体に爆弾巻き付けて自爆するようになる。イスラエルによる教育の成果だな。
服部弘一郎(聖書&キリスト教ナビ) @bible_go
平和な国に住んでいると自爆テロなんて考えられない。自分の命が惜しいからだ。でもガザ地区では人間の命の価値がものすごく軽んじられている。平和に生きようとしても、イスラエルのミサイル攻撃や空爆で明日死ぬかもしれない。どうせ死ぬなら価値ある死を選びたいと思う若者が絶えないのは自然だ。
服部弘一郎(聖書&キリスト教ナビ) @bible_go
自爆テロを無くしたいなら、「命は大切だ」「あなたの命には価値がある」「あなたはみんなに愛されている」「生きていれば良いことがたくさんある」という教育を徹底すればいい。でもイスラエルがガザに対して行っていることはそれとは正反対なんだよ。イスラエルの強攻策が自爆テロを生んでいる。
服部弘一郎(聖書&キリスト教ナビ) @bible_go
イスラエルはガザのパレスチナ人たちを挑発してテロを起こさせ、それを口実にガザを攻撃してパレスチナ人を一掃したいんだろう。「それは違う」「悪いのはパレスチナ側だ」と言う人もいるだろうけど、やっていることを見ればそうとしか解釈できないよ。
服部弘一郎(聖書&キリスト教ナビ) @bible_go
イスラエルとパレスチナの間に話し合いは成立しない。なぜならパレスチナの国会にあたる立法評議会で過半数の議席を占めるハマスを、イスラエルは「テロ組織」としているからだ。まともな国はテロリストといかなる交渉もしない。やるべきことは空爆です。地上戦です。それがイスラエルの言い分。
服部弘一郎(聖書&キリスト教ナビ) @bible_go
空爆を行うイスラエルを擁護するかのように「ハマスもロケット弾を飛ばしているじゃないか」と言う人がいるが、問題はそこで実際に生じている被害の非対称性だ。今回の紛争でイスラエル側の死者は現在のところゼロ。パレスチナ側には100人を超える死者が出ている。
服部弘一郎(聖書&キリスト教ナビ) @bible_go
イスラエルの空爆は「目には目を」の同害報復のつもりらしいが、「目には目を」は被害結果の同等性を主張するものであるはず。「平手で一発殴られたらカナヅチで殴り返す」ような報復が許されるはずがない。イスラエルは過剰な報復を避けるべきだが、まあ誰が言っても聞かんだろうなぁ……。
服部弘一郎(聖書&キリスト教ナビ) @bible_go
新約聖書学者の田川建三は、現在パレスチナ人と呼ばれている人たちこそ1世紀のユダヤ人の子孫だと言っている。ユダヤ戦争に勝ったローマ人はエルサレムからユダヤ人を追放したが、多くのユダヤ人は行く場もないまま周辺地域に住み続けた。その子孫がやがてイスラム化してパレスチナ人になる。
服部弘一郎(聖書&キリスト教ナビ) @bible_go
イスラエルとパレスチナの戦いは「ダビデとゴリアテの戦い」だ。聖書によればダビデはイスラエル人で、ゴリアテはペリシテ人(パレスチナ人)。中東戦争でアラブ連合軍と戦ったイスラエルは自分たちを巨人と戦うダビデになぞらえていたかもしれないが、その後この関係性は逆転した。
服部弘一郎(聖書&キリスト教ナビ) @bible_go
パレスチナ人のイスラエルへの武装闘争インディファーダでは、パレスチナ人たちがイスラエル軍の自動小銃や装甲車に投石器で対抗した。あの姿を見て「ゴリアテを投石器で撃ち殺す少年ダビデ」を連想した人は多いはずだ。
服部弘一郎(聖書&キリスト教ナビ) @bible_go
聖書に出てくるペリシテ人の起源は考古学者にもよくわかっていないらしく、地中海地方からやってきた「海の民」と説明される。旧約聖書の時代にはペリシテ人がイスラエルと強固に対立し、ダビデもサウルに追われていた頃にペリシテ人の傭兵をしていたことがある。
服部弘一郎(聖書&キリスト教ナビ) @bible_go
イスラエルに初代王朝を立てたサウル王と息子ヨナタンは、ペリシテ軍との戦いに敗れて戦死している。ダビデやソロモンの時代にはイスラエルに恭順していたようだが、民族的にはイスラエルに同化することはなく、イスラエルが南北に分裂すると再び独立した敵対勢力になったようだ。
服部弘一郎(聖書&キリスト教ナビ) @bible_go
ペリシテは新約聖書には登場せず、旧約続編のマカバイ記に「ペリシテの地」という形で言及があるのが最後になる。これは紀元前2世紀頃の話だから、その頃まではペリシテ人は存在したのかもしれない。
服部弘一郎(聖書&キリスト教ナビ) @bible_go
2世紀にバル・コクバの乱でユダヤ人に勝利したローマ帝国は、この地域からユダヤの名を取り去ってシリア・パレスチナと呼ぶようになった。パレスチナはペリシテという意味。現在のパレスチナ人は旧約時代のペリシテ人ではなく、この時代のユダヤ人にルーツを持つ人たちだというのが田川説。
服部弘一郎(聖書&キリスト教ナビ) @bible_go
現在のイスラエルとパレスチナの対立は第二次大戦後のイスラエル建国にまつわる土地収奪に原因があり、聖書時代のイスラエルとペリシテの対立と連続性があるわけではない。ただしこうした歴史が、民族的なアイデンティティとして対立を下支えしている。
服部弘一郎(聖書&キリスト教ナビ) @bible_go
パレスチナ問題は直接的には第二次大戦後に発生した話だが、背景にはそれから何千年もさかのぼる歴史的な背景があるので厄介なのだ。こうした何千年も前の話がイスラエル建国の正当性を担保しているため、イスラエルは絶対にそれを守ろうとする。現実の紛争と神話を切り分けられないのだ。
服部弘一郎(聖書&キリスト教ナビ) @bible_go
現在のユダヤ人の起源が、バル・コクバの乱以降にユダヤを離れた人たちだったとしても、それからイスラエル建国まで1800年ぐらいの時間がある。1800年前の祖先がその土地に住んでいたことが、1800年後にそこに住んでいる人たちから土地を取り上げる正統な理由になるのか?
服部弘一郎(聖書&キリスト教ナビ) @bible_go
「わたしの祖先は1800年前にここに住んでいた」だけで他人の土地を奪えるはずがない。だからイスラエルはここで「神様」を持ち出す。その土地はかつて神がアブラハムとその子孫(ユダヤ人)に与えたのだ。だからユダヤ人は神から与えられた土地に住む権利がある……という理屈。
服部弘一郎(聖書&キリスト教ナビ) @bible_go
イスラエル人がパレスチナに国を建設した根拠は、アブラハムと神の契約にある。しかしイスラム教徒であるパレスチナ人もまたアブラハムの子孫を自認しているんだから、アブラハムを持ち出してもあまり意味がないんだけど……と、こうした神話の外側にいる我々は思うが、当人たちはそうは思わない。
服部弘一郎(聖書&キリスト教ナビ) @bible_go
イスラエル建国は日本の満蒙開拓団に似ている。その土地にもともと住んでいた人たちを軍隊が銃で追い払い、住人のいなくなった土地に新たな入植者たちを引き入れた。「民なき土地に、土地なき民を」というのがイスラエル入植のスローガン。でもそれは軍隊がパレスチナ人を追い払った結果だった。
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