ロマンポルノをめぐる親子の対話

@meniuguisu

最近観たロマンポルノの感想を父から聞く。「天使のはらわた名美」終わりのシーンで「職場であんなこと有るわけない！とアホらしかった。」との事。「そのシーンはヒロインのお仕事内容がメンタルに負担があって、結果彼女が見た幻想だと思う。」というとあっさり納得。素直。

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父のロマンポルノの感想の続き。田中登は人形とか死体とか好んでいて変態だなぁと思うとの事。自分の中に無いツボ感覚を見せつけられると怖くなるらしい。父も私も斬新な視点が無いので普通に映画を楽しんで似たような感想を持つが、話をしてみると思いも書けない事を言う。

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神代監督の映画「開けチューリップ」「悶絶大どんでん返し」「指を濡らす女」を観た父の感想。「人類愛をロマンポルノで描けたのは神代しかいない。祖父と神代監督は同じ歳。この世代はギリギリ戦地に送られる直前に終戦を迎えた世代で思うところ有る人たちなんだぞ。」と言う。そ・・そうなん？

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父に最近面白かった映画の監督を聞かれる。普通に面白かった白井伸明、谷ナオミ主演で名作の有った小原宏裕、藤井克彦。私の感覚だがとにかく良かったというと、「どの監督も特に話題になった人じゃない。脚本が凄かったんだ。監督監督言うけど本当に凄いのは脚本家だよ。」と言う。

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父にロマポの女優で誰が好きかを聞く。芹明香。私も好きだが意外。「町田の肉屋さんで働いたりもしてたんだ。仕事を転々として…苦労していたんだよ。」と言う。町田は近いので親近感が増した。宮下順子は「男無しでは生きていけない風で、本質ははバリバリ逞しいブリッコに見える」為嫌いらしい。

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父にロマポの女優で誰が好きかを聞いた続き。「風祭ゆきは顔が整い過ぎていて印象が残らず顔が覚えられない為好き嫌い以前の問題。谷ナオミは見せる人なので好き嫌いという観点無く、見ていてデラックスで有りがたくなる。」確かに。人間というより空想の生き物(ゴジラとか)や神界の弁天様に見える

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続き。しかしリアルタイムで観ていた父はやっぱり感想が異なるなぁと思うところもある。私が見ると時代が違うから新鮮に見えるものも、父にとっては古臭！となる。「しかし良い作品は世代を超えるっていうのは凄いナー。」と父しみじみ。