スガ シカオのラジオで「カリスマ・ドットコム」が推薦された後の邦楽HIPHOPシーンについての雑談
@shiba710 色々とコメント&情報ありがとうございます。英米(今のところ独仏ほか欧州のHIPHOPがどうかわかららないのでこの2国に限定して)には英米の、日本とは違う流通の回路、たとえばマッチョイズムやわかりやすい多元的エスニシティの回路があるんだなあと感じました。
2014-07-13 12:30:23@shiba710 昨日の段階では「日本だけなんで“(歌詞の)共感の回路”に乗らないといけないような磁場があるんだろう」みたいな風に考えながら語っていたところがあったんですが、M.I.AやMinajには彼女らなりのチューニングがあって、それぞれの文化圏で摺合せの努力はあるなあと。
2014-07-13 12:32:07@tricken こちらこそ。余談になりますが、今アメリカではマックルモア&ライアン・ルイスやサム・スミスが大ヒットしていて。どちらもヒップホップ〜R&Bの従来のマッチョイズムからの脱却、ゲイというマイノリティ性の肯定や切実さがマジョリティの「共感の回路」にのってて興味深いです。
2014-07-13 12:38:57@shiba710 個人的に今回面白いと思ったのが、BENNIE Kの初期活動に『パラッパラッパー』のED曲があった点でした。自分のような(少年期をゲームオタクとして過ごした)人間にとって、HIPHOPの表象・イメージは『パラッパラッパー』や『ジェットセットラジオ』だったので。
2014-07-13 12:41:49@shiba710 その余談も大変興味深いですね(そうか、サム・スミスの先日のカミングアウトはHIPHOP史上の大事件でもあったというわけでしたか!)LGBTやクィア、マルチエスニック&マイノリティ抑圧等の社会状況などを前提としないと見えてこない音楽シーンの変容が激増している……
2014-07-13 12:46:15@shiba710 自分が表現におけるHIPHOP的なものに最後に接近したのも、昨年観た『サウダーヂ』youtube.com/watch?v=9dlaZc… だったりしたので、それ自体の作品の良さはありながらHIPHOP自体のイメージはギャングスタラップから更新されていませんでした……。
2014-07-13 12:56:11@shiba710 「社会的な亀裂をギャングスタラップがリリックとして拾い上げる」のは既知の様式としてあったけれど、そのHIPHOP自体が拠って立っていたマチズモや性役割への観念自体が、昨今のHIPHOPの中で(自己批判されているというよりは)“鋤き返されてる”ように見えました。
2014-07-13 13:00:06@shiba710 昨日の議論の中で違和として残っていた「でもハルカリ、RUMI、COMA-CHIなどの女性MCの職能が、ギャングスタラップの文化に入るとなんかジェンダーバイアスが掛かっておかしなことになってる感じするなぁ」という直感が、もう一段整理されました。
2014-07-13 13:06:36おまけ:関係者マーケティング
HIPHOPの聴き方が面白くなった……。今朝カリスマドットコムの聴き方についてコメントを下さった柴那典さんの著書『初音ミクはなぜ世界を変えたのか?』は、ボカロシーン内外の音楽シーンへの配慮が行き届いた音楽評論書ですよー(ガチマ)amazon.co.jp/gp/product/477…
2014-07-13 13:18:04本来なら岩下さんの『少女マンガの表現機構』もガチマしていいくらい教えてもらった感はあるけど、それは漫画研究書であってHIPHOPと関係は……あんまり……ていうか全然ない……からな…… amazon.co.jp/gp/product/475… (といいつつURLを貼ってステマ)
2014-07-13 13:20:19