防衛白書に記載されていた「自衛隊員に対する公的機関のいじめ」について

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

日本国憲法第11条「国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる。」による自衛官の人権について言及した最初の資料

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

防衛白書を読んでいると、1990年代までの自衛隊の目標が「国民の理解を得ること」だったことがよくわかる。

扶桑委員会 @fussoo_moe

@NAVY_ICHIHO まさか昭和五十年代の防衛白書でここまで具体例をあげて言及されているのにこれまでソースとしてあげられた記憶がないので、こういう見落としは結構してるのかもですね……よくおみつけになりましたねぇ

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

@fussoo_moe 今、過去の白書をもう一度確認しているところです。まさか根も葉もない噂ではないだろうと思って立川の事件を調べていたら、防衛白書に行きついた次第。

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

“自衛隊創設後、すでに40年近い年月が経過した。この間自衛隊は、わが国の平和と安全を確保するという任務達成のため、日夜精励してきた。また、国の防衛以外の分野でも、幅広く社会に貢献してきた。”

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

“それにもかかわらず、自衛隊やこれを構成する自衛隊員は、未だ必ずしも完全に国民に理解された存在とはなっていない。それにはいろいろな理由があろうが、その最大のものは、（中略）生活の場や日ごろの訓練の場が一般国民の目に触れることが少なく、現実の姿が知られていないことであろう。”

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

防衛白書（平成3年）より抜粋 clearing.mod.go.jp/hakusho_data/1… …

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

平成3年ですらこれである。

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

ターニングポイントは政治面では「ペルシャ湾派遣」、国民感情面では「雲仙普蜂岳災害派遣」あたりっぽいな……カンボジア派遣や阪神淡路あたりより前から、防衛白書の論調が変わり始めている

扶桑委員会 @fussoo_moe

@NAVY_ICHIHO 以前そういう自衛隊差別は伝聞が多く本当かどうかわからないという批判があってたしかに根拠としては弱いよなぁと思ってたのですがまさかの防衛白書……ただ冷静に考えてみればそういうのが頻発してたら防衛庁が把握しないはずがないですよね、盲点でした……

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

@fussoo_moe こちらも明確なソースが海上自衛隊の『凌ぐ波濤』しかなく、陸自空自の状況がよくわからなかったんですが、いやはや防衛庁が懸念するほどの事態に発展していたとは……

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

“那覇市から端を発した自衛隊住民登録停止は各市町村にも飛び火した。民主団体なども反自衛隊、反基地闘争を展開。若夏国体の自衛隊の出場問題や、千葉国体への派遣問題、アパートへの入居拒否を通じて自衛隊に対する抵抗が続いた。”

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

“また、自衛隊を違憲とした１９７３年９月７日の「長沼判決」（北海道長沼町の航空自衛隊ナイキ基地建設をめぐって、自衛隊の違憲性が問われた裁判）は沖縄でも波紋を広げた。” ―琉球新報１９７３年（昭和４８年）沖縄県内十大ニュース（ryukyushimpo.jp/news/storyid-1…）―

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

すなわち、1973年においては那覇市や立川市などの自治体が公然と自衛官を差別し、若夏国体や千葉国体といった国民体育大会への自衛官派遣拒否といった問題も発生している。加えて言うとアパートへの入居拒否を「自衛隊に対する抵抗」と言ってる琉球新報もなかなか。

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

日本国憲法 第11条　国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる。

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

第14条　すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

冷戦下において「人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別」を公然と行っていた事は知られて良い。そしてそれを行っていた人達が、自衛官の命をとか叫んでいるということも。