＃空想の街　【氷涼祭】 ＃なごみ茶屋　＃今回も残念な天真少年　まとめ

春木のん @Haruki_Non

そんな感じで、壊してしまった茶器（推定3800クルーク）を弁償する代わりに、３日間なごみ茶屋の手伝いをすることになった。 なんというか、相変わらずツイてないな俺！ #天真少年 #明代と海 #なごみ茶屋 #空想の街

穴井秋乃 @AnaiAkino

@Haruki_Non 暑くなって来たのでかき氷が食べたくなった獏は #なごみ茶屋 に行くことにしました。 あ、あいつはあの日あの時あの場所で無礼なやつだ覚えて居るぞ #夢詠み獏の歌 天真少年に際に間違えられたことを忘れてはいませんでした。 #天真少年 #明代と海 #空想の街

春木のん @Haruki_Non

「あ、おまえは…！」 「獏さんだー！」 明代ちゃんは白黒の浴衣を着た獏に抱き着いた。 「明代ちゃん、アブないよソイツ！マジ怒らせたらヤバいから！」 「獏さん優しいよ？怒らないよ？」 @AnaiAkino #夢詠み獏の歌 #天真少年 #明代と海 #なごみ茶屋 #空想の街

穴井秋乃 @AnaiAkino

@Haruki_Non 「怖く無いよ！ ねー！」と獏は明代ちゃんにだけ笑顔です。 僕は獏サイじゃ無いです獏ですよ分かる人には優しいのです #天真少年 #明代と海 #なごみ茶屋 #夢詠み獏の歌 #空想の街

穴井秋乃 @AnaiAkino

@Haruki_Non かき氷一つくださいイチゴ味赤くて甘い苺シロップ #天真少年 #明代と海 #空想の街 #夢詠み獏の歌 #なごみ茶屋

春木のん @Haruki_Non

「あら、初めてのお客さんは可愛らし獏さん。ちょっと待っててくださいね」 先ほど天真くんから教わった通りに、器械を動かしてふわふわの氷を器に削る。 「はいどうぞ。苺のシロップ手作りよ。練乳かけて甘さも足して」 @AnaiAkino #夢詠み獏の歌 #なごみ茶屋 #空想の街

穴井秋乃 @AnaiAkino

@Haruki_Non 「わぉ、素敵！ 練乳プラスで美味しそう！」がま口から代金を支払うと獏はかき氷をスプーンで掬って口に入れます。 手作りの苺シロップ美味しいの甘い苺に甘い練乳 「幸せー」 #なごみ茶屋 #夢詠み獏の歌 #空想の街

春木のん @Haruki_Non

「明代、ほら。獏さん幸せそうな顔で食べてるね」 「ねー」 「見てるだけで和むわね」 うっとりしている女性たち。 いや、そいつは獏の皮を被った悪夢だ！ と言いたい口をグッと噛む。また呪いかけられたくないし。 @AnaiAkino #夢詠み獏の歌 #なごみ茶屋 #空想の街

穴井秋乃 @AnaiAkino

@Haruki_Non 「今悪魔って言われた様な……」 呪い方知らない僕は善良な優しい獏で良いやつなのさ 天真少年の心の声まで聞き逃さない獏です。 #空想の街 #なごみ茶屋 #夢詠み獏の歌

穴井秋乃 @AnaiAkino

@Haruki_Non そういえば夢は見てない？悪夢とか僕が食べるよ話してみてよ #空想の街 #なごみ茶屋 #夢詠み獏の歌

春木のん @Haruki_Non

「明代はね、こわい夢はもう見ないよ。いつでもママと一緒にいるから」 「そうかぁ」 「俺はな、こわいこわい白黒の生き物に呪いをかけられる悪夢を……」 「キミには聞いてない」 「おいっ！」 @AnaiAkino #夢詠み獏の歌 #なごみ茶屋 #空想の街

穴井秋乃 @AnaiAkino

@Haruki_Non 「君の悪夢は食べない！ 明代ちゃんは悪夢見なくなったんだね！ よかったね！ 悪夢じゃなくても夢ならなんでも食べるよ」 雑食でどんな夢でも食べますよ楽しい夢は楽しいままに #空想の街 #なごみ茶屋 #夢詠み獏の歌

春木のん @Haruki_Non

「そうなんだーじゃあね。明代はパパに会う夢を見たよ。窓の外を見たらね、お魚さんと一緒に泳いできたんだよ」 明代ちゃんは嬉しそうに、でも少し淋しそうに話す。 明代ちゃんのパパは２年前から海で行方不明と聞いていた。 @AnaiAkino #夢詠み獏の歌 #なごみ茶屋 #空想の街

穴井秋乃 @AnaiAkino

@Haruki_Non 「もぐもぐ。潮の味。海の味」 その夢は正夢になる本当だよ帰って来るよきっときっとね 「予知夢かも。叶う様に半分だけ食べ残したよ！」 #空想の街 #なごみ茶屋 #夢詠み獏の歌

春木のん @Haruki_Non

「ほんとに？やったー！ありがとう獏さーん！」 喜んだ明代ちゃんは、獏に抱き着いた。 「獏さんはいつももふもふ柔らかい、心はとっても温かいね！」 @AnaiAkino #夢詠み獏の歌 #なごみ茶屋 #空想の街

穴井秋乃 @AnaiAkino

@Haruki_Non 抱きつかれてちょっと照れる獏です。 良い夢は正夢になるきっとだよだから信じていたら良いんだ 「僕、そろそろ中央区に戻るね！ かき氷と素敵な夢をありがとう！」獏は天真少年を一睨みし、 #なごみ茶屋 を後にしました。 #空想の街 #夢詠み獏の歌

春木のん @Haruki_Non

「ありがとうございましたー」 「獏さんまたねー！」 時計塔に向かう獏を、みんなで笑顔で見送った。 ていうかなんか、俺だけ睨まれた気がするんだけど。 今夜も悪夢を見る予感に悪寒がした。 @AnaiAkino #夢詠み獏の歌 #なごみ茶屋 #空想の街

chi-suke @ChiKomiya

「んっ？」籠屋の鼻が何かを嗅ぎ付ける。「これは――甘味の匂い！」花より団子、と人は言うけれど。花より甘味、酒より甘味。自他共に認める甘党な籠屋は一軒の店先に引き寄せられた。「すいません、冷やしぜんざいとほうじ茶を！」 #空想の街 #なごみ茶屋 #籠屋 @Haruki_Non

春木のん @Haruki_Non

「いらっしゃいませー！」 朱い浴衣に白のエプロン姿の明代が、天秤棒を担いだお客さんから注文を受けた。 「冷やしぜんざいと、ほうじ茶ね。ちょっと待っててね」 注文を忘れないよう、何度も復唱しながら明代は茶屋の中へ。 @ChiKomiya #籠屋 #なごみ茶屋 #空想の街

chi-suke @ChiKomiya

@Haruki_Non 「およよ、かわいこちゃんの看板娘だ」何とも愛らしい後ろ姿を見送って、荷を下ろして腰かけに座る。甘味処独特の餡の香りと、幾種類かの茶の香り。うーん、これだよこれ！思いきり胸に息を吸い込みながら、籠屋は大きく伸びをした。 #空想の街 #なごみ茶屋 #籠屋

春木のん @Haruki_Non

「はい、お待たせしましたー！」 漆塗りの茶碗に入ったぜんざいと、磨り硝子のコップに注がれた冷たいほうじ茶。 それを盆に乗せて持ってきた天真が、いきおいよく、コケた。 @ChiKomiya #籠屋 #なごみ茶屋 #空想の街

chi-suke @ChiKomiya

@Haruki_Non 「う、うわあああい！！」奇天烈な叫び声を上げながら籠屋は身を翻す。宙に舞う茶碗と硝子器に手を伸ばし――だが所詮中年男の身体能力ではそれが限界だった。器の損害は免れたものの、その中身を総身に浴びて籠屋は少年と共に倒れ伏す。 #空想の街 #なごみ茶屋 #籠屋

春木のん @Haruki_Non

「わー！すみませんすみませんごめんなさい！！」 盛大にぶちまけてしまった、ぜんざいとお茶。しかもその身もお客さんの上に被さって。 「いま！布巾と新しいぜんざいとお茶を持ってきますね！」 慌てて茶屋の奥へ引っ込む天真。 @ChiKomiya #籠屋 #なごみ茶屋 #空想の街