日本放射線安全管理学会 6月シンポジウム「帰還に向けた安全・安心対策について」書き起こし
- uchida_kawasaki
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1. 帰還に向けた安全・安心対策について|内閣府 原子力災害対策本部 原子力被災者生活支援チーム 参事官 田村 厚雄 日本放射線安全管理学会 6月シンポジウム pic.twitter.com/PkYnvmfW3D
2014-08-14 21:41:482. どうもみなさん、こんにちは。私は、内閣府の原子力災害対策本部、原子力被災者生活支援チームの参事官をしております田村厚雄と申し上げます。本日は暫しお時間を頂戴しまして、本当に光栄で御座います。
2014-08-14 21:42:203. 非常にですね、私どももですね、皆さま方に、取り組みを知って頂くということは非常に大事な事だと、ゆうふうに考えて御座いますので、暫しお時間を頂戴しまして、私どものですね、現状の取り組みをご説明、ご紹介申し上げたいと思っております。暫し宜しくお願い致します。
2014-08-14 21:42:354. 先ほど野村先生からご紹介頂きました通りで御座いますが、自己紹介を兼ねまして、私の経歴などをご紹介申し上げたいと思います。
2014-08-14 21:42:465. 私、平成元年にですね、旧通産省、今の経済産業省で御座いますが、入省させて頂きまして、その当時から原子力発電所のですね、安全規制の関係を携わって御座います。 pic.twitter.com/wuUw4CmCcJ
2014-08-14 21:43:016. もともとは専攻は機械屋で御座いましてですね、特に精密工学の分野で、大学を治めたわけで御座いますけど、通産省というのは非常に、いろんな人材をいろんなポストに、つけさせて頂くというところでですね、
2014-08-14 21:43:307. 私自身も新潟県の出身なもんですから、例えば柏崎刈羽原子力発電所、というものはですね、学生時代、或いは子どもの頃からですね、よく存じ上げておったもんですから、そういったところに関心を持ちつつですね、そういった職につけさせて頂いたと。
2014-08-14 21:43:518. それ以降、元年入省なんで非常に計算は簡単なんですけれども、今平成26年ですから26年目になります。だいたい、半分以上ぐらいはですね、原子力発電所、或いは核燃料サイクル施設、加工施設であるとか、再処理施設であるとか、そういったもの、
2014-08-14 21:44:149. それからトラブル対応ですね、そういったことを関係させて頂いてきたというところで御座います。そういった中、先ほど松田会長からもですね、当時の振り返りをご紹介頂いたところで御座いますが、平成23年の3月11日の時点におきましては、私、文部科学省です。
2014-08-14 21:44:3010. モニタリングであるとか、緊急被ばく医療を担当している防災環境対策室というとこで御座います。そこに属して御座いまして、もともと原災マニュアル上ですね、防災環境対策室長というのは、原子力災害が起こるとですね、
2014-08-14 21:44:4011. 現地に行って、放射線班ですね、そちらの班長としてですね、着任するっていう、そういうルールになって御座います。そういったところも御座いまして、私、3月11日の当日、政府派遣の第一弾と致しまして、当時の池田経済産業副大臣ですね、をヘッドに、
2014-08-14 21:44:4912. 市ヶ谷のですね、自衛隊のヘリポートから飛び立ちまして、これも後ほど聞いてわかったんですけど、オフサイトセンター近くのヘリポートには電源~安全上の問題があったもんですから、今、川内村にあります、大滝根山のですね、自衛隊の分屯基地が御座います。航空自衛隊さんです。
2014-08-14 21:45:0113. そこにまず降り立ちまして、それから陸路をだいたい二時間ぐらいかけて、大熊町に御座いましたオフサイトセンターにですね、入ったというところで御座います。先ほど松田会長からもですね、ご紹介もあった通り、非常に放射線班は主にモニタリングをですね、担当してる班で御座いました。
2014-08-14 21:45:1214. やはり、私痛感いたしましたのが、その当時、モニタリングの指揮~或いは要員の関係、もちろんで御座いますが、そういったものが非常に涸渇してたと、ゆう状況にあります。例えば、発電所の周りにはモニタリングポストが、当時は23基御座いました。
2014-08-14 21:45:2915. その内、震災後でリアルタイムで確認できたのは一箇所だけ、という状況があったりとか、あと、私どもの頭を悩ましたのは、分析装置、放射能分析の関係、いわゆるゲルマニウム半導体検出器という、機械そのものがなかなか数がなかった。
2014-08-14 21:45:4516. しかも、皆さん承知の通り、ゲルマニウム半導体検出器って、ワンサンプルをですね、分析するのにだいたい半日ぐらいかかります。それにくらべていろいろと調べるべきサンプルというニーズが非常にですね、多かったとゆうことがありまして、事故当初、私の大きな仕事としてはですね、
2014-08-14 21:45:5817. いろいろ、大学であるとか、研究機関さんであるとか、或いは専門の分析機関さん、こういったところにどれぐらいゲルマニウム半導体検出器があって、どれだけサンプルを処理して頂けるか、その辺の~をやるっていうのが私の一番の最初の仕事であったとゆうふうに記憶して御座います。
2014-08-14 21:46:1118. そういった中で、やはりモニタリングもですね、どうしても優先順位をつけざるを得なかったと、ゆう状況が御座います。直後におきましてはやはり、ヨウ素が、大放出されてるっていう事が、もう既にわかっておったもんですから、ヨウ素の影響がすぐに現れるような飲み水であるとか、
2014-08-14 21:46:2519. 原水であるとかですね、そういったものを優先的に、かつまた、福島の周辺にはですね、いろいろ、牧畜産業がいろいろあるということもありましてですね、乳牛の関係の原乳であるとかですね、そういったことをまず真っ先にやってこうと、ゆうことでやった、
2014-08-14 21:46:3720. とゆうようなですね、そういった記憶が御座います。非常に当初はモニタリングにもですね、非常に苦労したというところで御座いますが、本日、このシンポジウムでですね、ご議論頂くような~コミュニケーション、これは非常にですね、現在においてもなお、
2014-08-14 21:46:5021. 大切な課題であると、ゆうふうに思っております。そういう意味では、本日ですね、ご紹介させて頂くところも非常に関連ぶこう御座いまして、帰還に向けた安全安心対策、ということで御座いますが、これまた後ほどですね、詳しくご説明致しますけれども、
2014-08-14 21:47:0122. モニタリングについても、やはり今後は、個々の方がたのですね、被ばく線量というものをどうやってしっかり把握していくか、それからコミュニケーションに関しても、まだまだ、非常にですね、一般の方がたにとっては放射線のこの世界、非常に難しい、ところがあり、
2014-08-14 21:47:1223. 正しくご理解頂けてない部分があります。そこの部分は、我々政府としてもですね、しっかりコミュニケーションを展開しながら、住民の方がたにご理解頂けるように、努力を続けていきたいと、ゆうふうに考えている次第で御座います。
2014-08-14 21:47:2224. ちょっと、横道にそれて大変申し訳御座いませんでしたが、本日はですね、帰還に向けた安全・安心対策ということで、昨年12月に閣議決定と、それから原子力災害対策本部決定、ご決定頂きました内容について、本日ご説明申し上げたいと思います。ご紹介申し上げたいと思います。
2014-08-14 21:47:32