工作員福島遠征の巻(後編)
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終戦記念日に「わざわざ」打ち上げられた船の前で、平和についてアジる○明党なう。 消えろカスが!お前らに平和がわかるか! pic.twitter.com/zedMsWDF5T
2014-08-15 13:39:47さて、後ろ髪を引かれる思いですが、そろそろ福島を離れます。 最高だった。福島ありがとう。 6号をひたすら南下し、適当なところで高速乗ることとする。
2014-08-15 15:00:54何とも喜怒哀楽が激しい二日目でしたが、これにて工作員の旅は終了。
名古屋から往復で20時間以上かけ、現地にまで行ったことの意義。感じたこと。
工作員が語ります。
3年前、震災が起きた時に自分は何をしていたか、というと 岐阜市で会社員として働いてて。 ちょうど事務所にいた時に起きたんすよね。 おー地震だ、という感じで。
2014-08-16 22:15:24どれくらいの大きさなんすかねー、とか当時の上司に言ったら、おいこれ大変だぞ、みたいなことになって。 その人は秋田出身で福島大出の方で、非常にこう落ち込んでいて、妹が仙台にいて、妹大丈夫か的な会話をしていて。
2014-08-16 22:18:00ただ、俺はこういう時に人間や会社としての姿勢が見えると思ってんだけど 時期は3月で、年間で二番目に忙しい時期だったんすね。 大々的にキャンペーンやってて、数値も達成しなきゃならん情況で。
2014-08-16 22:22:40その時に、東京と東北無理なんだから、俺達がやるしかねえんだ!とそっちのけで仕事させて。ガンガン営業電話かけまくって。 幹部は東京は電話使えないから、名古屋に来て仕事してて。 個人的に物凄い違和感でね。人として本当にコレ大丈夫なの、という感じで。
2014-08-16 22:26:07ただ、同時にトラック駆り出して被災地に飛んでいった人もいて、凄いなぁと思う反面、それも何か違和感で。 1%くらい、自由に行動出来ることに嫉妬した部分もあるんだけど。 じゃあ自分は結局何が出来るんだ、って言うと、何も出来ない。本当に何も。 これがこう、本当に情けなくてね。
2014-08-16 22:28:25結局、じゃあ復興するだろう時期に、現地へ行って、そこで思い切り金使って、それで多少なりとも復興の手助けが出来ればいいや、という所で落ち着いて。 何の根拠もないけど、3年後くらいがその時期かなぁと勝手に思い込んで。 だから実はその当時から、2014年に行こうとボンヤリ。
2014-08-16 22:30:52話が反れた。 3年後、当初考えていた通り被災地に来た訳ですよ。 この3年間、本当はすぐにでも行きたい気持もあったんです。 風評被害がなくならないし、許せなかった気持もあるし。
2014-08-16 22:41:46だけどジッと耐えてね。 自分も人間的に成長してないといけなかったし、やっぱり復興している姿を見たいじゃない。 復興しかけている所を見て勇気を貰うのも一つなんだけど、やっぱり本当に立ち上がった姿を見てこそだな、という思いもあってね。
2014-08-16 22:46:233年という期間で大丈夫なのか、という思いもあったけど、杞憂だったよね。 傷跡は必ず時間が解決してくれると思っていたし、元気な東北の姿をTwitter経由で眺めるたびに、それはもう確信に変わってね。
2014-08-16 22:49:02ちなみに、僕は震災時のいわきの動画一切見ずに行きました。 単純に町というものに色眼鏡かけたくなかったんですよ。余計な情報入れるとどうしてもそれと重ねちゃうから。 だから当時どれだけ悲惨だったか、というのは実はさっき動画眺めて知った、というのが実情。
2014-08-16 22:59:49あんな情況だったのに今や… って気持で町を見るのは単純に失礼、という気持もあり。 だから僕が見たいわき市は、本当にその瞬間しか知らない訳で。 その瞬間しか知らないのに、いい町だなぁと感じたのだから、そりゃいい町な訳ですよ。
2014-08-16 23:04:48本当言うと、1%くらい被曝怖かったんですよ。実は…みたいなことあるんじゃないかと。 あちらの方々の放射能関係のことも完璧にデマだと言い切れない自分もいてね。 だけど今回旅してみて全部綺麗に吹き飛びました。
2014-08-16 23:13:10重要な情報は隠蔽されている、真実、言わないだけ? そんな訳ねーだろ、じゃ今目の前で楽しくしてるこの人達はどうなんだ、って話でね。 怖がってる、住めない町で、誰が楽しそうにデートしてんだ。 誰が楽しそうに家族と海行くんだ。 ぜーんぶぶっ飛びましたよ。
2014-08-16 23:15:41ただ制限区域行きましたけど、福島に人は住めない、は100%ウソって訳でもないんですよ。 これは現地行ってわかったこと。 ただ100%ウソではないけど、テストで例えると部分点の極めて低い△だよね。 20点満点で、1~2点しか部分点貰えなかった記述問題みたいな。
2014-08-16 23:19:18健康被害ガー→× 奇形児ガー→× 食べ物で内部被曝ガー→× 住めない→限りなく×に近い△ 個人的に現地行ってみて、あちら側の主張に対して評価するとしたら、こんな感じだよね。
2014-08-16 23:21:21だけどこうして同じ県内でありながら、異なる2つの現実を見た訳で、部外者とはいえ複雑な気持ちになったのは事実。 だけどいわきの人には、制限区域の人に気を使わず、これからも少しずつでもいいから日常を取り戻していって欲しいと(もう大方取り戻してるかもだけど)
2014-08-16 23:27:50制限区域に立ち入った時の方が実はインパクト強かった。 Jヴィレッジ入れなくて、落ち込んで向かい側の道の駅で飲み物買おうと寄って。 アスファルトにクラックが。向かい側に無人の飲食店。 この時はまだ、嗚呼酷かったんだなぁ、ぐらいにしか思わず。
2014-08-16 23:30:19そこから進路を北に取り、更に北上していく。 窓から見える無機質な風景。転がったままの電柱。 途中であることに気づく。 「人に全然会わないよな。」
2014-08-16 23:31:46草が生い茂ったままの一軒家。 虎ロープ張ってある一軒家。 明らかに生活感がない。 コンビニを見つけるけど、コンビニが閉まっている。 こんな光景見たことなくて。 頭がどんどん混乱していく。
2014-08-16 23:33:04