即興オリジナル

RTしてくれたフォロワーさんを自分の世界観でキャラ化するのまとめです
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薄花(ハッカ) @chiguro

.@akari_h 4つ目の想いは、形見として受け継がれた私を売らなければならないほど、その家が困窮してしまった時。そして5つ目は、あなたが私を手にとってくれる、多分その時だわ。そうして積もり積もった思いが凝り固まって、私はあなたから命を受ける。

2014-08-28 22:51:11
薄花(ハッカ) @chiguro

.@akari_h そうしたら何をしてあげようかしら。マス魔法を授けてあげるわ。だって私の生みの親だもの。それから、願いを叶えるのを手伝ってあげる。きっと楽しい毎日になるわ。だから早く、ねえ、希望に満ちたその瞳を見ればわかる、あなた、私を手にとって。

2014-08-28 22:51:21
薄花(ハッカ) @chiguro

.@yumemiru_kurage ああ、とあなたは哀しいため息を付きます。あなたの本体はイヤリングになったクリソプレーズ。持ち主の癒やしを司ります。ですがあなたが主に与えた力は炎。すべてを燃やし尽くしてなお苛烈な、使い方を誤れば恐ろしい破壊の力です。

2014-08-28 22:51:42
薄花(ハッカ) @chiguro

.@yumemiru_kurage ですが彼女の主は使い方を決して誤りませんでした。病の弟を治したいのだと必死に駆けまわる彼女には、火打ち石で火をおこす時間さえ惜しく、弟が寒いといえばすぐに暖炉に火をおこし、温かい食べ物を用意していました。

2014-08-28 22:51:55
薄花(ハッカ) @chiguro

.@yumemiru_kurage だからあなたは悲しくため息を付きます。温かいはずの部屋の中でも、彼女の弟は力の入らない指で布団を懸命に握りしめて、時折寒いよ、とつぶやきます。熱病が彼を侵しているのです。――きっと彼は夜まで持たない。

2014-08-28 22:52:04
薄花(ハッカ) @chiguro

.@yumemiru_kurage あなたの持つ不思議な感覚が、そう告げています。夕刻に主が帰ってくる頃には、もう手遅れになっている。主の願いは叶わない。あなたは悲しくため息を付いて、一粒涙をこぼしました。それはあなたと同じ、小さなクリソプレーズの結晶になりました。

2014-08-28 22:52:15
薄花(ハッカ) @chiguro

.@Hosizuki_Aya やっと、ここまで来たわ――あなたはそう思い、目の前の宝石へと手を伸ばします。あなたは帝都一の女盗賊。盗むことは誰にもできない、そう言われた「ルサールカの涙」が目の前にあるのです。己の力を試したくて、そしてまだ駆け出しの頃からの夢だった、

2014-08-28 22:52:33
薄花(ハッカ) @chiguro

.@Hosizuki_Aya この宝石の奪取。これこそが彼女の臨んだ願いでした。毛の除は背後を振り返ります。翼で宙に浮いた柔和そうな少年は、彼女の足につけたアンクレットの宝石精。エメラルドと同じ色の瞳で、彼女をじっと見つめています。彼のくれた音を操る魔法で、

2014-08-28 22:52:41
薄花(ハッカ) @chiguro

.@Hosizuki_Aya 彼女はここまで辿り着くことが出来ました。でも目の前のこの宝石を手にした瞬間、彼とはお別れです。今までの苦労がきっと、この宝石製へと与える『想い』へとなるのでしょう。「今までありがとう。――他になんて言ったらいいのかわからないわ」

2014-08-28 22:52:52
薄花(ハッカ) @chiguro

.@Hosizuki_Aya 『いいよ、君の気持ちは、僕もよくわかってる。さあ、見つかる前に宝石を盗み出すんだ』まるでそれが別れだとは知らないかのように――知っていないはずはないのに、彼は言います。頷いて、万感の想いで、彼女は宝石へと手を伸ばし、そしてそれを――つかみ捕りました。

2014-08-28 22:53:04
薄花(ハッカ) @chiguro

.@rio0813 あなたは家に代々伝わるとされるガーネットのピアスをおばあさまの形見としていただきました。陽の光に透かすと中でキラキラと炎が燃えているような美しさに見惚れ、思わず小箱から出して手にした瞬間、小さな飾り羽を持った人の姿をした宝石精が

2014-08-28 22:53:42
薄花(ハッカ) @chiguro

.@rio0813 あなたの前に現れました。『願い事を言いなさい。共に叶えてあげましょう』混乱しながらも、あなたは考えます。おばあさまが亡くなって、すっかり意気をなくしてしまったお母様。何処かした暗くなってしまった家。いいえ、おばあさまが亡くなる前から、

2014-08-28 22:53:51
薄花(ハッカ) @chiguro

.@rio0813 この家はどんどん傾いていたのです。――この家を幸福に満ち溢れた以前のように戻したい。彼女がそう思った瞬間、どこか怪しげな美しさのある宝石精はあなたの持つピアスの上に手を置きました。その瞬間、あなたの中には何かの力が流れ込んでくるのがわかりました。

2014-08-28 22:54:02
薄花(ハッカ) @chiguro

.@rio0813 『これは風と音を操る力でも気をつけて。魔法の力を誰かに感づかれては、私達はきっと迫害に合うから。』そう言って宝石精はピアスの中へと吸い込まれていくのでした。あなたはこの力を使い、家を盛り立てようと一歩を踏み出します。

2014-08-28 22:54:11
薄花(ハッカ) @chiguro

2☓☓☓年――人類は宇宙へ向かって飛び立った。数多の惑星へと移り住んだ彼らは、異なる生命体との出会いを経て、爆発的に宇宙の隅々にまで広がっていった。だが、青のような移民は成功例ばかりではなかった。ある星では原住民との対立で内戦が起き、

2014-09-02 21:26:38
薄花(ハッカ) @chiguro

ある星では害獣との戦いに敗れて撤退を余儀なくされた。そしてこの星でもまた、掘りすぎた地下から溢れだした鉱毒によって汚染された水により住めなくなった民たちは、次々と他の星へ移民していった。だが、再びこの星へ住むことを夢見て、

2014-09-02 21:26:45
薄花(ハッカ) @chiguro

星を周遊するステーションに残った民たちが居た。鉱毒は簡単には消えず、世代を重ねて、彼らは星を見守った。その間に他の星へと移民するものも居た。彼らはその民も見送った。今やステーションには住民を維持できるギリギリの人数しか住民は残っていない。

2014-09-02 21:26:55
薄花(ハッカ) @chiguro

彼らにあるのはただ「郷愁」故郷を恋焦がれる切ない思い。#リプしてくれたフォロワーさんを自分の世界観でキャラ化する リプでお願いします

2014-09-02 21:27:22
薄花(ハッカ) @chiguro

.@SoraHinageshi あなたは水棲人のマーメノイド。薄く水色がかった白い肌に、透明な水色の鱗が何枚か生えています。あなたは元の惑星の姿を知りません。十数年で代替わりしてしまうマーメノイドのあなたは、惑星を離れてすでに5代目です。

2014-09-02 22:06:24
薄花(ハッカ) @chiguro

.@SoraHinageshi ですが、あの星で生まれ育ったマーメノイドたちの思い出を聞くたびに、心が締め付けられるような、甘く切ない思いに駆られるのです。私の大ではあそこに戻れないかもしれない。生き物も住めなくなった澄み切った真っ青な星を見つめて、

2014-09-02 22:06:31
薄花(ハッカ) @chiguro

.@SoraHinageshi あなたは思います。けれど、いつか、いつかあそこに戻りたい。世代を超えて、魂の思いは次の世代に受け継がれてゆきます。

2014-09-02 22:06:40
薄花(ハッカ) @chiguro

.@windmelody あなたは体の半分が硬い皮膚に覆われたアルマノイド。厳しい環境にも適応できる体を持ったあなた方でしたが、鉱毒には歯が立ちませんでした。長い時間を生きゆくアルマノイドのあなたは、まだ星が緑で覆われていた時のことを知っています。

2014-09-02 22:06:55
薄花(ハッカ) @chiguro

.@windmelody あの星が一瞬で生き物の住めない星に変わってしまうなんて、思いもよりませんでした。まさか地中に、こんな悪魔が潜んでいたなんて。鉱毒の中でも、人々が建造した建物は、未だ残っています。

2014-09-02 22:07:02
薄花(ハッカ) @chiguro

.@windmelody もしあの星に戻ることができたら、まっさきに思い出の場所に帰りたい、あなたはそう思いながら、毎日周遊するステーションから星を眺めて過ごしています。

2014-09-02 22:07:17
薄花(ハッカ) @chiguro

.@anocheseru あなたは多種族との交配がない純粋無垢なテラノーツ。人間そのものです。環境に適応しやすいその性質から、あなたの髪は惑星と同じ美しい水色に、瞳は青緑に、代を重ねるごとに変化しましたが、肌は肌色と呼ばれるその色のままです。

2014-09-02 22:07:32
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