- hosidukuyo
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ひょっとしたらライバルの晴れ舞台を見に、このタグにブラックハンド=サンが紛れてるんじゃねェかァー? #diehardtales
2014-08-22 00:58:55「それじゃブシェーミは」「あれを見よ」彼が指差す先には埃を被ったロックスターたちの写真入り額物……その中にブシェーミじみた最後の店長の写真!「セレブ俳優の奥さんと仲良くなろうとハリウッドで色々見失い」「そんなの後だ!」年代物アンプにジャックイン!ギュワオーン!「電気あるよ!」72
2014-08-22 00:59:17「当然だ」ジム・モリソンが猥褻行為の咎で逮捕されたステージも客席で目の当たりにしたことがある生き字引きのドレッドノートおやじは重々しく頷いた。「こういうロックンロール・レリックは世界中に点在する。ブーブス・バンドよ。お前たちは若く才能がある。つまり……」「1.2.3.4!」73
2014-08-22 01:02:13「ヘル!イェー!」フォクシーがテレキャスターを搔き鳴らす!ギュワオーーーーン!ボリューム10だ!爆発的ロックンロール!「「「「ウバーッ!」」」」扉を破って入ってきたオイスターゾンビは、いっぱつで洗脳が解けオーディエンスに!「ヘル・ブーブス!レッツゴー!」ブロンディが煽る! 74
2014-08-22 01:08:40「ヘル・ブーブス!ファックイェー!」オーディエンスが応える!「「「「「ウバー!」」」」」どんどんオイスターゾンビが入ってくる!ロックンロールでどんどん洗脳が解ける!どんどん客が増える!見ろよ!ほんもののロックンロールってのは、こういうものなんだぜ!「おお……」おやじが涙する!75
2014-08-22 01:12:00「ロック・ジツ!イェー!」両親の会話をよそに、トチノキは史実を無視した劇画的で記号的なロックンロールポーズを取って叫んでいた。 夫婦は笑い、知らぬうちに固くなっていた表情を緩める。 「いいかい、トチノキ、本物のロックンロールってのはな……」
2014-08-22 01:13:54「成る程これならば!」ドレッドノートおやじの目が鋭く光った。「おやじ、知っているのかい?」洗脳が解けたオーディエンスがおやじに聞いた。「この、すっげえスイングしてる曲は何なんだい?」「決まっとる!この曲は……」彼はライブハウスの開け放たれたドアの外を見た。ああ!海の方を見ろ!77
2014-08-22 01:24:33KABOOOM!ロックンロールパワーで屋根と壁が吹き飛んだ。今やはっきりと見える!洋上でオイスター・モンスターと向かい合うのは……おお、海水を肉体とする、巨人と化したロックンローラーの魂!伝説的バンド、ブルー・オイスター・カルトの面々だ!「ブーブスの音楽で召喚されたのか!」78
2014-08-22 01:30:13まさかこんな辺境の島国で巨大化させられてデカい牡蠣の怪物と戦わされることになるとは夢にも思わなかったろうなぁ・・・ #diehardtales
2014-08-22 01:34:16ゴゴゴゴ!なおも接近するモンスター!立ちはだかる巨人達!一触即発!「あんなのと戦おうとしてたのか!勝てるのか!?」巨大怪物を見てオーディエンスが驚く!「Oに点々ついてるほうが強いに決まってる!」ブロンディが笑顔で叫ぶ!確かにÖの方が強そうだ!「続けて行くよ!B!S!S!B!」79
2014-08-22 01:37:25