勇者特急マイトガイン感想

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

この勇者たちが作られた存在であってもしっかりかけがえのない仲間としてみなす描写が絶えずあったことが、仲間たちとともに挑んでいく舞人のキャラクター像を支える要素にもなり、ジェイデッカー以降勇者たちのキャラクターを掘り下げていく土壌になったとも　＃勇者特急マイトガイン

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実は最も惜しむ所として、後半グレート合体がテンプレになってしまった所(残念ながらこれはシリーズで最もそうかもしれない)があるのだが、そのあたりの勇者たちが作られた存在である背景や、彼らをかけがえのない仲間として接するドラマもあるので、この点は深くは言わない　＃勇者特急マイトガイン

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またキャラクター面だがダイターン3を彷彿させる要素があるとしても、有事の時は仲間でも切り捨てる覚悟はいるといった冷徹な姿勢、そのシビアさも併せ持つ超人的主人公・破嵐万丈に対して、舞人は普通の人間らしさもある面を押し出していたと思う。その普通の人間らしさは　＃勇者特急マイトガイン

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1対1の勝負で時に負けることもある弱さにもつながるかもしれないが、その弱さを遥かに上回る人間らしい魅力を押し出せていた。最も敗れても仲間たちに支えられながら舞人はまた立ち上がって勝利する。仲間の力と絆を大切にすることが舞人の強さでもあり、また彼が若社長でも　＃勇者特急マイトガイン

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普通の人間らしさを良い意味で備えていたと思う。父の遺志を継いで正義を貫こうとする舞人は一人だけではできないこともある。そんな彼を支える浜田君、いずみさん、青木さん、大阪工場長、あと小沢警部などの仲間たちの描写は事件に対して一丸となって挑み　＃勇者特急マイトガイン

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舞人だけに頼らず、彼らもできることを真剣に果たそうとする。その傍ら日常でのゆるい話も弾む。戦う仲間だけでなく日常の仲間としても理想的な面々だったと思う。個人的に舞人と比べると流石に凡人(失礼)になってしまう浜田君だが、互いにそのような上下関係は見られず　＃勇者特急マイトガイン

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対等の親友関係を構築している。同じクラスメイトでもある浜田君の存在は凄い大きかったのではないかと思う。あと個人的に小沢警部が結構好きだった。最初期勇者特急隊に対して見栄を張ったり嫉妬したりするも、非力であっても警察官としての務めはしっかり全うする　＃勇者特急マイトガイン

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最も小沢警部は比較的直ぐに勇者特急隊の協力者として、舞人のより理解者になっていくのだが。ジェイデッカーの東副警視総監は、勇者たちに対して懐疑的でお堅い人間だが、警察官としての務めはしっかり全うする。小沢警部のキャラクターの延長に値するところはあるかもと　＃勇者特急マイトガイン

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また敵側についても殆ど魅力があった。個人的にウォルフガングが悪のマッドサイエンティストから捨てきっていない人間的な善性を押し出していき、最後格好良いマッドサイエンティストになった辺りは唸らされた。ジョーについても舞人との戦いについて正義を信じる彼に対して　＃勇者特急マイトガイン

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正義を信じていた父が暗殺されたことで、正義より力を欲するようになり、そこから正義を信じて戦う舞人との対決から共闘までのドラマ運びも良かった。ホイ・コウ・ロウについてチンジャともども最初に本編からフェードアウトしてしまったものの　＃勇者特急マイトガイン

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善人としてラーメン屋で再起することができた結末は、高松監督らしい敵に対しても手を差し伸べる優しさを感じさせられた。カトリーヌ・ビトンはしょうもない理由や動機で行われる作戦が、彼女の自己顕示欲の強さともども舞人と対照的な存在に映るエピソードも多い所が光り　＃勇者特急マイトガイン

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ショーグン・ミフネは本当しょうもない作戦に関しては個人的にもっとも笑わされた(よみがえる戦国武将などの例外もあるが)この人はもう少し登場してもよかったのは正直あった(笑)といった感じで善悪ともどもキャラクターの個性付けに成功していた所で　＃勇者特急マイトガイン

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この点はジェイデッカーでは勇者たちの個性に注がれ、ゴルドランでワルザック帝国側の描写で敵味方ともどもはっちゃけた個性としてまた継がれていくのだと思う。ストーリー面だが正直見た限り大体の話が面白かった。敵組織が複数存在している点もバラエティ性に貢献していたと　＃勇者特急マイトガイン

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感じさせるものであり……個人的に最も笑った話は「悪魔の大文字焼き」と「納豆に手を出すな!」かもしれない。似たようなしょうもない話として「ミフネの国盗りサミット」も次点で。また「ミフネ大仏の御利益地獄」や「参上!女ねずみ小僧!?」などのしょうもない作戦だが　＃勇者特急マイトガイン

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@MIOzockNEO この辺りを見ますと、高松監督が富野監督の弟子筋だなぁと頷けるのが結構ありますね……

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最後さわやかに締めくくるネタがうまかった。さわやかな話としては「勇者特急調査指令」「サロスの指輪」「戦え!屋台ラーメン」「友情の合体バトル」などが印象深く、切なさを残す話として「ブラックガイン」「よみがえる戦国武将」「胡蝶の夢」など　＃勇者特急マイトガイン

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硬軟ともども秀作が多く、その点はジェイデッカーともども際立つところとも。また「うごめく巨大な悪の影」や「勇者の秘密にせまれ!」などの半分総集編っぽいエピソードも趣向を凝らした作りが楽しめた。そんな感じでストーリー5、キャラクター5、メカニック4、作画演出5で　＃勇者特急マイトガイン

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最終回を含め秀作エピソードが多かったことも考慮して98点のAで手を打とうと思う。正直アニメストアで配信されているから多分消えないだろうと思ってしまっていたので何度も安心して見るペースが遅かったがようやく見る事ができてよかった。この後はサイボットロボッチを再開　＃勇者特急マイトガイン