青制服の昔話

とある青制服の昔話。(史実とは関係ありません。) 私の鎮守府内で起きたことです。 人は常に何かを犠牲にして生きてるのと同じ 艦娘も同じですよ?
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高雄@今年はもう浮上しない可能性有 @himitsu_takao_

ある鎮守府にある提督が就任して突然建造されて、戦果を次々と上げる青服を着た重巡を旗艦とした艦隊がありました。

2014-08-25 03:10:11
高雄@今年はもう浮上しない可能性有 @himitsu_takao_

@himitsu_takao その艦隊は重巡1隻駆逐3隻軽空母1隻航空戦艦1隻という艦隊でした。その重巡は駆逐艦の子達に信頼され甘えられてました。

2014-08-25 03:10:31
高雄@今年はもう浮上しない可能性有 @himitsu_takao_

@himitsu_takao その艦隊はとても重要な任務を次々と任され、次第に駆逐艦の子達は「あまり子ども扱いしないで」「もう充分ですから」「あまりやられると任務の気が散る」など駆逐艦の子達はストレスを抱えていきました。

2014-08-25 03:10:44
高雄@今年はもう浮上しない可能性有 @himitsu_takao_

@himitsu_takao 次第にその重要な任務は厳しくなり、ある海域で駆逐艦3隻は大破をしてしまい、あともう少しで制圧が完了しそうであったが、旗艦の重巡は「撤退しましょう」と言いましたが駆逐艦の子達は「行かないとせっかくの制圧がダメじゃない」と言われ…

2014-08-25 03:10:54
高雄@今年はもう浮上しない可能性有 @himitsu_takao_

@himitsu_takao 旗艦の命令を無視して先へと行ってしまい5人で後を追っていきました。しかし、運悪く敵の主力艦隊にはちあわせてしまい、戦うこととなってしまいました。しかし大破していた駆逐艦を戦闘に出させるわけにも行かず、一人ずつ護衛をつけて戦うことになりました。

2014-08-25 03:11:02
高雄@今年はもう浮上しない可能性有 @himitsu_takao_

@himitsu_takao しかし駆逐艦達にはもう攻撃で相手を倒すような威力を出せませんでした。そして護衛していたはずの駆逐艦が1隻そして1隻と被弾してしまい、護衛していたはずの航空戦艦や軽空母も被弾して中破、大破をしてしまいその重巡は怒りに満ち溢れました。

2014-08-25 03:11:11
高雄@今年はもう浮上しない可能性有 @himitsu_takao_

@himitsu_takao 重巡の怒りで敵の主力艦隊には打ち勝ちましたが被弾してもう動けなくなった駆逐艦の子達を近くの島にまで運びました。その駆逐艦の子達は口だけを動かして「作戦成功できましたね…これで…私たち…楽にしていいよね…」と力のない声で言いました。

2014-08-25 03:11:19
高雄@今年はもう浮上しない可能性有 @himitsu_takao_

@himitsu_takao 駆逐艦の子達は「旗艦さん…最後にもう一回抱きついてもらっていいですか…?」と言いました。その重巡は駆逐艦の子達3人を泣きながら抱きしめました。泣き始めた彼女たちにはもう息はありませんでした。旗艦の彼女は泣き止むまで抱き付くのをやめませんでした

2014-08-25 03:11:29
高雄@今年はもう浮上しない可能性有 @himitsu_takao_

@himitsu_takao そして旗艦の彼女は自分を責めました。頭を抱え任務に集中できずいつも3人の駆逐艦達のことを考えてしまい的に被弾しては攻撃することが無くなり、提督は「救う気が無いならあなたには轟沈処分を受けてもらいます。」と言いました。

2014-08-25 03:11:37
高雄@今年はもう浮上しない可能性有 @himitsu_takao_

@himitsu_takao しかし、彼女はそれを拒みませんでした。というよりまったく聞いていませんでした。ある日彼女は旗艦から外されその部隊からは最後尾となってしまいました。彼女ははぐれてしまいました。ここは何処と思いつつも周りから何処からか砲撃を受けてしまいました。

2014-08-25 03:11:46
高雄@今年はもう浮上しない可能性有 @himitsu_takao_

@himitsu_takao 被弾した彼女はそこでようやく気付きました。「自分を責めてばかりじゃいけない、せめて彼女達の分まで生きて、あの子達の分まで愛でてあげないと」と思い生きることを選択しました。 こうして彼女は轟沈処分を受けることは無く、鎮守府に戻ってきました。

2014-08-25 03:11:57
高雄@今年はもう浮上しない可能性有 @himitsu_takao_

@himitsu_takao 帰って来た彼女は周りに睨まれましたが、彼女は気にすることなく、駆逐艦の子に突然抱き付き、なでなでを始めたのです。それから彼女は駆逐艦の子達の少しでも癒しになれるようにと思うようになり。今でも小さな子や、妹達、艦娘達を愛しているのです。 完

2014-08-25 03:12:06