なんだかよくわからない中国史(辛亥革命～満州事変)

あさづけ兄貴/河合鮭缶 @brotherasazuke

こいつは日本にとってはうまくない

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というわけで、張作霖爆発しろ→その罪を中国になすりつける→満鉄保護の名目で軍を展開→満州を実効支配→ｳﾏｰ というコンボを考えたわけだ。関東軍が。

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あ、関東軍って言っても、日本の関東地方にいる軍じゃないよ。中国東北部、当時の満州に駐留していた日本軍の大部隊の事

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なんであそこを関東って言うかというと、万里の長城の東の端に「山海関」っていう難攻不落の要塞があってね。そこより東だから関東

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実はあの当時、中国の一部、遼東半島という半島が、「日本の領土」だったのね。正確には「租借地」

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で、そこは、行政区としては「関東州」という名前だったのさ。そこにいる軍だから「関東軍」

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関東軍はなんせ日本から遠く離れているので、やりたい放題です

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この張作霖爆殺事件も、関東軍の独断と言われています

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しかし、この独断は裏目に出ました。中国軍に汚名を着せ、軍閥の残存組織を取り込むはずが、逆に計画がばれてしまったのです

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実は、関東軍は、その辺でヤク中の中国人を3人かき集めたうえ現場近くに連れ出して殺害、彼らに罪をかぶせようとしたのですが

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うち一人が 死 ん だ ふ り をしていて

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隙を見て逃亡、張作霖の息子にして後継者・張学良のところに駆け込んで真相をゲロ

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それを聞いた張学良は激怒、これは中国がひとつになって日本に立ち向かう以外無いと決意し、蒋介石に連絡を取り、国民政府への恭順を表明

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これをもって、蒋介石の南京国民政府による中国統一が成った、と言う事になっています

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一方、関東軍は、張作霖の爆殺には成功したものの、肝心の満州の覇権確立には失敗。あまつさえ、満州のボス・張学良にそっぽを向かれてしまいます

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どちらかというと大失敗

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そこで関東軍は何をしたかというと…というところで再びとぅぎゃったータイム

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では再開

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張学良は、日本軍に対する怒りから、父・張作霖のとっていた日本と距離を置く姿勢をさらに強め、安い鉄道を造ったりしてうざい事この上ない

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そこで関東軍は思った。「殺るか」

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これはすごいことなんですよ。本国の了承を得ずに「殺るか」ですからね

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まあ、実際、張作霖爆発事件の首謀者と思われる大佐への処分もそう重いものではなかった。本国・日本では内閣が吹き飛んだがなｗ

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そんなどろどろした黒い策謀が関東軍の中で渦巻く中、満州では日中住民の小競り合いなんかが頻発して、もう一触即発過ぎる状態

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そして運命の日、1931年9月18日

あさづけ兄貴/河合鮭缶 @brotherasazuke

満州は奉天市の郊外で、満鉄の線路が爆破されます。これ自体は比較的しょぼい