黄金比をデザインに使おうとして1.618をφの近似として覚えているような輩はモグリだし神授比例法のデマゴーグと幾何学の歴史上の常識しらないっぽいから信用しない方がいいですよ
2010-02-25 22:56:58大体フィボナッチ数の 13, 21 以降の隣合う項の比率で大体±0.001 程度の差しかなくなっていくのでそっちを使う方がラクだし、基本にする数値を最後に (1 + √5) / 2 を掛ける方が正確な値になる
2010-02-25 23:03:05黄金比や白銀比がメートル法以前の、「どっかの王様の足の長さ」や「棟梁の俺の父ちゃんの手の長さ」なんかで尺度を曖昧に決めていた時代からある事をまず考えるべき。あと平方根も無い時代からある事も忘れずに
2010-02-25 23:06:37黄金長方形や白銀比長方形は定規で「元の長さがXmmだから × 1.618の〜」と求めるもんじゃなくて、古代の「川の氾濫で田んぼぜんぶ更地んなったから計測しなきゃ」っていうアバウトじゃないとやってられないような状況でもできる、っていうのがポイントだよな
2010-02-25 23:09:50ちなみにA4用紙は約 210 * 297 mmなので 210 がちょうどフィボナッチ数でもある21の倍数だったりするので、 210 * 130 の比にして1.615の「完全じゃないけど、どことなく黄金長方形っぽい」ものはできる。これイラレ使う人だったらみんな知ってるよね?
2010-02-25 23:20:51φは数学的にとても美しいし、葉の生えていく順番と角度が2πrad/φであったり種子がそんな回転でしきつめてあるように見えたりするけれど、人工物にとってのφ長方形なんて「寸法の精度なんて考えずに一番てっとりばやく描ける長方形」の一つでしかないですよ
2010-02-25 23:39:41ピタゴラスあたりの頃の幾何学って目盛ついた物差し禁止で、コンパスと直定規だけで作図するのみを幾何学としていた、っていうし、Circleの語源は牛をつないでおく杭の事だったらしいし、Lineは麻縄の事だったそうだし…
2010-02-25 23:45:27つまり「牛を杭につないでおくと => 自分のまわりの草を食べる =>つないだ麻縄(Linen)がのびる限界まで地面を禿げちらかす => 限界 == "ある点からの等しい距離の点の集合"」っていう事がロシアの数学史の教科書にかいてあった。
2010-02-25 23:48:50