津田敏秀さん「要素還元主義について」

seki_yo @seki_yo

1.「病気発生のメカニズムの解明」という類の 言葉が よく 聞かれる。... メカニズムの 解明とは 具体的には どのように 明らかになることであろうか。(津田敏秀さん)

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2. ミクロの レベルまで 明らかにすることを 要素還元主義 (Reductionism) と 呼ぶ。... ただ 要素還元主義を「科学的姿勢」そのものであると 勘違いしている 人が わが国に 多いことも 指摘せざるを得ない。(津田敏秀さん)

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3. 一方、悪質な 要素還元主義者は、遺伝子レベルの 研究で メカニズムが 明らかになったとしても、次には 分子レベル、原子レベル、量子レベルの 研究を 求めてくるであろう。(津田敏秀さん)

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4.「悪質な要素還元主義者」御用学者のなかに いっぱい いますね。 福島県「県民健康調査」検討委員会とか、環境省「住民の健康管理のあり方に関する専門家会議」にも ...

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(補遺) 例えば、一般的には「メカニズムは 解明されている」と 思われるようなことについても、さらに 分子レベルや 遺伝子レベルの 話題を 持ちだして「そのような レベルでは 解明されていない」と 主張する。(津田敏秀さん)

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(補遺) 理由は もちろん「解明されていない 部分があるので 因果関係は まだ わかっていない」と 主張するためである。 これは、どんなに メカニズムを 明らかにしたとしても まだ わからない 部分があると 言い逃れすることを 可能にしている。(津田敏秀さん)

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(補遺) そして「メカニズムが明らかになる」とは ミクロの レベルまで 明らかになることであると 信じている 人たちは、この 議論に 引きずられてしまう。(津田敏秀さん)

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