佐藤正美Tweet_20140816_31

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佐藤正美 @satou_masami

我々は、自分の思考が記号(語-言語や行為)の表現にどのように翻訳されるかのしくみを知らないし、また将来もたぶん知る事はできないだろう。我々にわかっているのは、記号の表現がなくては思考に形を与えることはできないという事だけだ。

2014-08-26 12:10:24
佐藤正美 @satou_masami

真の観察者は、色々な記号に特に注意するという様な事はしないもので、記号そのものの「意味」を考える事からは注意を背けて、記号どうしの関係を掴まえる。記号そのものを頭で探っていると、いつも憶測が走ってしまう。この悪しき思考法は事業を対象とするには、かなり大雑把な思考に陥ってしまう。

2014-08-26 12:09:22
佐藤正美 @satou_masami

システム・エンジニアの思考法は、抽象化よりも寧ろ観察である。より的確に言えば、これから作ろうとするモデルの源泉または規定として、すでに作られたものを観察する事である。つまり、システム・エンジニアの仕事の法則は、既存のものを改良する事によってしか発明しえないという事である。

2014-08-26 12:08:33
佐藤正美 @satou_masami

抽象化も材料なしには何一つとして形づくりえない。システム・エンジニアにとっては、仕事に始めに、また常に、自分の思考を働かせるべき対象または事実という制約束縛がなければならない。システム・エンジニアは、この事によって輪郭をとるのであって、想像力によって輪郭が決まる様なものではない。

2014-08-26 12:07:46
佐藤正美 @satou_masami

理論式を成り立たせる写像に、モデル(模型あるいは実例)の存在理由がある。向かいあわせにした鏡の中に論理的影像を形造る様に、こうしたやりかたで生(なま)の事態から「『事実』が制作される」。モデルの定義は、概ね、こうした思考のマニファクチュア的能力である。

2014-08-26 12:11:09