思いつき創作落語「コードレス充電器」

ゲンキダーＪ @Genkider_J

六「コードレス充電器の充電器をコードレスに改造したけど、その充電器がコード付きとかいうオチ」　二「ち、違うんかい？」　六「天才六角様がそんなことするわけねーだろ。隣の五郎くらいだよ。そんな考えするのは」　二「け、あいつならちげーねぇ」

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五「はくしょーん」

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二「じゃ、安心して持って行くぜ」　六「ああ、持って行け。あの頑固頭によろしくな」　二「ありがとよ」

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二「お頭、お頭！ただ今戻りまして」　頭「おう、どうでい」　二「今度こそばっちりですぜ」　頭「本当だろうなぁ。まあいい。よし、あけてみるか」　二「ほいっと、じゃーん。」

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二「……なんだか前のと変わり映えしませんね」　頭「ふ～む…だが、コードレス充電器の充電をするソケットが無いところを見ると、今度こそこれ単体で充電できそうだな」　二「今度こそ、お頭の夢がかなったんですね。おめでとうございやす」　頭「今度こそ、めでたしめでたしだ」

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頭「…………」　二「お頭、どうしたんで？四角い顔を真っ赤にしちゃって」　頭「どうもこうもない。充電できなくなっちまったんだ」　二「へ？またですかい！？どういう…」　頭「聞きたいのはこっちの方だ。こりゃ一体全体どういうことなんでい？」　二「いや、それは…その…」

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六「おう、邪魔するよ」　頭「おいこら六の字！」　六「まあまあ、そろそろあんたの顔がゆでダコ見てえに赤くなる頃じゃねぇかと思って来たのさ」　二「どういうことでい？」　六「コードレス充電器の裏のカバー、つまんで開けてみてくれ」　二「裏？あ、本当だつまみがある。あらよっと、ぱかっとな」

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頭「こ、これは！」　に「電池！？」　六「おうよ。コンセントに差し込むのが嫌だってんなら、この方法しかねぇだろ。これなら絶対にコードレスでさ」　頭「……」　二「……」

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頭「まあ、たしかにコードレスだが…。だが、使い捨てはまずい。環境によくねぇ」　六「む……」　二「あっしにいい考えがありやす！」　頭「なんだ？」　二「これを見て下せえ。環境に優しく充電すれば何度も使える、エ○ループ！」　頭「おお、なるほど。その乾電池ならエコだな！」

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……おあとがよろしいようで。思いつき創作落語「コードレス充電器」。おそまつ。