人外×女の子つい文まとめ

140文字以内で人外×女の子をイチャイチャさせようと妄想したものになります。が、結果イチャイチャしてないもののほうが多いです。でも愛はあります!人外と言いながら人類もいます。変態もいます。どっちか片方は必ず相手のことが好きです。グロもありますが愛ゆえになので、誤字脱字含めて温かい目で楽しんでいただけると幸いです。
12
オザック @takigi

私の腕をずっと掴んでいた少年は嬉しそうにこう言った。 「あのねあのねお姉ちゃん!いいもの見せてあげるね!」少年の小さな体がバキバキとおかしな音をたててデタラメな怪物になった。「お姉ちゃんに悪いことするやつはボクがやっつけてあげるんだ!」止める間もなく怪物は私の友人を引きちぎった。

2014-08-29 22:50:06
オザック @takigi

絶対に負けるもんか。屈するもんか。そう訴えかけてくる瞳に心が震え、その刺激に耐え兼ねたワタシは彼女の顔を踏みつけた。靴底に体温を感じながら、どうすればワタシを強く意識してくれる今の彼女を永遠に保存できるのか思案した。星を潰して巡り歩きやっと見つけた奇跡の出会い。ワタシを映す鏡よ。

2014-08-29 22:51:44
オザック @takigi

蔵の中で小さな西洋甲冑を見つけた私は興味本意で抱きあげたのだが派手に落としてしまった。慌てて拾おうとした時「余の騎士のくせに無礼だぞ!」と甲冑が叫んだと思うと、立ち上がり目が点になった私をポカポカと殴った。「余は暗い所が苦手だ。早く連れ出せ」甲冑が差し出してきた手を、私は取った。

2014-08-29 22:53:55
オザック @takigi

空中に漂うそれが気になって、切っただけだった。恋人だと思っていた人形を踏みつけて私は走った。ずっと誰かのお遊戯に付き合わされていたんだ!周りに溢れた糸つき人形を見て吐き気がした。町の行き止まりの先に辿り着いた、最後の人類に蜘蛛は優しく語りかけた。「君の一生を幸せにしたかったんダ」

2014-08-29 22:57:01
オザック @takigi

下半身を食った恐竜は「もっとちょーだい」と少女に鼻をすり寄せてきた。生きてるわけがないと分かっているのに、温もりを手放せず少女は恋人だった上半身を抱き締めてダメだと首をふった。「ダメなんで?」大事な人だからと少女が泣いて答えると「なら全部食べてオレがなる」恐竜はペロリと平らげた。

2014-08-29 22:59:32
オザック @takigi

「やぁ元気かい?僕はこの通りピンピン…ピクピクしてるよ」首だけになった悪魔をみて少女は笑った。魔女だと決められ殺されそうになった自分を文字通り体をはって助けてくれた悪魔。生きててよかったと少女が微笑むと悪魔はムッとした。「もうちょっと顔を寄せてよ。今、すごく君にキスしたいからさ」

2014-08-29 23:01:20
オザック @takigi

「痛くしてごめんね。でも必要なことなんだ」100を越えた時点で数えるのをやめた針が私の肌を刺す。冷たい液体が血管を通して侵略を始め、それと共にやってくる目眩と吐き気から胃液を吐くと彼は優しく私の背中を撫でた。「あともう少しで一緒に暮らせるよ」私の手には彼と同じ鱗が生え始めていた。

2014-08-31 23:06:32
オザック @takigi

女がしんだ。だが結果はほぼ99.9%にまで達した。ついにここまでこぎ着けた。彼女相手に1%の失敗も許されないが私の時間で納得するまで研究すれば一刻の猶予もない。実験室に転がる"特製の子宮"を与えられた人間の女たちを処理しながらロボットは結論を出した。未来の妻を迎えにいく時がきた。

2014-08-31 23:10:24
オザック @takigi

ある朝インターホンの鳴ったドアを開けると、見知らぬ美少女が立っており、あなたの子供を妊娠したので引っ越してきました!と頬を赤らめ蕎麦を差し出してきたのでこれはヤバいと思い「認知しません」とドアを閉めたら、ドアが粉塵と化し目をビカビカに光らせた少女が私の左手を取り婚約指輪をはめた。

2014-08-31 23:14:05
オザック @takigi

ゆっくりと彼が殺気立つのを感じ私はジリジリと後退りをした。「誰でも良いとはどういうことデスか?」「聞き捨てナンネー!」「愛はイズコ…」彼は一斉に吠えた。でも一番なんて選べるわけないじゃん!無理があるじゃん!悔しかったら分裂しろ!と抗議すると三つ首の竜は「「「ぐヌヌ」」」と唸った。

2014-08-31 23:16:47
オザック @takigi

冷たくネットリとした液体が隙間なく侵入し私の喉から今まであげたことのない声が出た。「大袈裟だなぁ」「ゲル状の指を耳に突っ込む耳掻きなんて地球にはない!」「でも気持ちよかったでしょ?」「う、うん」「ごっそり取れたよ」「すごい!」「またやってほしいでしょ?」「はい」「素直でよろしい」

2014-08-31 23:18:55
オザック @takigi

鉄板にキスされた。「オイラたちの友情の証!」地球を守る小さなロボット戦士はお返しをねだった。文化の違いを説くのも無粋な純んだ瞳に負けてキスをすると、今度は鋼鉄の唇にキスされた。彼らのリーダーが間近で微笑んだ。「さて、私にも返して貰えるかな?」バイザーの向こうの瞳は笑ってなかった。

2014-08-31 23:21:38
オザック @takigi

小人を助けた。可愛い小人は王子と名乗り、ぜひお礼をしたいと彼の案内で小人の国へ招待されることになった。道を進むにつれ私の周りにはひとりふたりと小人が増え、いつの間にか来た道を戻る足場がなくなっていた。「さあ入り口が見えてきましたよ!」そこには暗く先の見えない洞穴が口を開けていた。

2014-08-31 23:47:23
オザック @takigi

彼は人生のいかなる時も空気を読まずやって来て私に催促をした。「創造主よ。我に描き与え賜え」彼は落書きだった。面白がって私は望むまま描き足してやった。しかしまさか老衰する直前にまで来るとは思わなかった。「創造主よ。我に貴女を描かせ賜え」問いに答えて気がつくと私の手を彼が握っていた。

2014-09-01 00:18:21
オザック @takigi

「ここトイレなんですけど!」「私たち女の子同士なのよ?女子トイレにいても不思議じゃないわ」個室に滑り込んで来た痴女は可愛らしく笑うとガムテープで私の口をふさいだ。「聞いたの。今日貴女が駄犬先輩の家へ行くって。だから私驚かそうと思って…」そう囁くと彼女は私の身体中にキスを落とした。

2014-09-01 00:58:31
オザック @takigi

こんな体じゃ先輩の家へ行けない!と、なり早退するしかない女の子。お約束で先輩が心配して家にやってくるけど理由は話せない!しかし残念!駄犬先輩はマジでワンワンなので鼻がいい!ドアの向こう女の子から漂うほのかな唾液の臭いを感知する優秀な鼻!駄犬先輩の犯人探しは振り返った瞬間終了する!

2014-09-01 01:13:16
オザック @takigi

「主、おぶろう」夏祭りの夜、靴擦れを起こした私に彼がそう言ってきた。肩車された。賑わう人通りの中では、身長3mに乗っかっている高さの恐怖よりも羞恥心の方が勝った。「みな主を見てて気分がいい」どこが!と半泣きになって聞くと彼は答えた。「どれだけ欲しがろうと主は私だけのものだろう?」

2014-09-01 20:43:11
オザック @takigi

「センパーイ注射の時間ですよー。打たないと死んじゃいますよー出てきてくださーい」廃墟となった病院で緊張感のない声がこだまする。「僕のイヴになってください」変人の彼らしいプロポーズだとあの時笑って応えた自分がバカだった。彼がバラ撒いた死は今や世界中に広がり人類はふたりきりになった。

2014-09-01 20:46:02
オザック @takigi

頭上に鉄骨が落ちてきた。その鉄骨を建設用ロボが受け止め九死に一生を得たが今度はそのロボが私の方へ倒れ込んできた。そこに工事現場のおっちゃんが駆け寄り言った。「あちゃー!こいつ恋に落ちちゃったよ!ちょっとお姉ちゃん、責任とってこいつとデートしてくんねぇか?」落ちてきたのは恋だった。

2014-09-01 20:48:50
オザック @takigi

「君達が遠足に来たこの動物園の動物はね元は人間だったんだ。ここを作った人達は絶滅した動物の代わりに、悪いことをした人間やお金のない人間を無理やり作り変えて動物にしたんだ。だから私と君が夫婦になることは何もおかしなことじゃないんだよ」家に帰りたいと泣く少女に人面の獣は優しく諭した。

2014-09-01 20:52:11
オザック @takigi

涙が止まらないのは生まれつきらしい。この世の不幸や悲しみを目が感じ取って勝手に溢れだしてくるそうだ。心配して損したけど、それはめんどくさいね。良かったらこれどうぞ、と家庭科で作ったカップケーキを彼にあげると彼の涙は止まっていた。後で聞いた話だが、幸福が勝るとその瞬間止まるらしい。

2014-09-01 20:53:51
オザック @takigi

一大決心をした。それがよくなかった。彼女を呼び出した教室のドアノブを握力で破壊し、緊張のあまり出たレーザーで今や教室は火の海だ。どう考えても告白する場面じゃない。すまないと思わず溢れた弱音を聞き彼女は盛大にため息を吐いた。「そうじゃないでしょ?私このクソ熱い中、待ってんだけど」

2014-09-01 20:55:57
オザック @takigi

昔から彼女は私からよく物を借りた。そして新品のように綺麗にして返す子だった。だけど今回は無理。「彼氏借りたよ」挑発に怒り乗り込んだ彼女の家には今まで貸した本物が並べられ彼の剥製が飾ってあった。「貴女が使った物には全て価値があるの」さぁ私も使って!うっとりした彼女は私を鎖に繋いだ。

2014-09-01 20:59:04
オザック @takigi

血の匂いに誘われてベランダから怪物がやって来た。「吸血鬼だからね」 私の腕を手に取ると流れた血まで丁寧に舐めとりチューチューと血を吸った。不思議なことに吸血鬼の唇が手首から離れるとそこにあったはずの傷は消え、貧血でベッドに倒れた私に吸血鬼は言った。「血の匂いがしたら、また来るね」

2014-09-01 21:35:54
オザック @takigi

子供の頃は良かった。「ほら汚れてるよ」彼はそうやって私の顔ペロリと舐めた。「ほらまた可愛い顔が台無し…」この習慣が大人になっても続いてるもんだから私の不満が爆発した。すると彼はキョトンとして言った。「じゃあ、言い方を変えるね」私は肩をきつく捕まれた。「今、すごく君を舐めたいんだ」

2014-09-01 22:20:40