シリアでISISを見逃していた欧米諸国

やちよ @8000yo

ISISはもともとアメリカが作ったという説や、資金を援助し続けたサウジのような石油国の影響こそが大きいのでないかという点はあるけど、このまとめでは、少なくとも欧米諸国はシリアでのISISの拡大を見逃ししていたよという点について述べます。

やちよ @8000yo

証明はクルド人のニュースがしてくれます。

やちよ @8000yo

シリア騒乱はデモから始まりました。クルド人はもともとデモに参加していた反政府勢力です。シリアのデモのきっかけとなった事件の一つはクルド人絡みです。

やちよ @8000yo

欧米諸国は反体制勢力を支援していました。ところがクルド人には支援が行き届いていませんでした。

やちよ @8000yo

最近になって「三つ巴」を強調するかのような報道も出てきましたが、日本でのシリアのニュースでクルド人勢力の名前を見かけることはあまりなかったよう思います。

やちよ @8000yo

もともと三つ巴だったわけではありません。クルド人は反政府勢力という分類に含まれるアルカイダ系組織やISISに攻撃されるので、反政府勢力から距離をとっていました。政府側というわけでもありません。

やちよ @8000yo

特にISISにはつけ狙われたように攻撃を受けていました。クルド人の守る国境を奪う目的があったのでしょうが、「クルド人を倒せ」が目的となっているクルド人ヘイトをもつトルコ人の影響も大きいと思います。

やちよ @8000yo

ISISのイラクでの拡大がニュースになる以前、シリアでISISは、なんで反政府側ばかりを攻撃するのだ、アサド政権とグルなのかと思うような行動でした。

やちよ @8000yo

ずっとISISに狙われていたクルド人勢力はISISの危険性と武器の支援を世界に訴えていました。

やちよ @8000yo

シリアのクルド人に武器を支援していれば、ISISにピンポイントで迎え撃つことができていたのです。

やちよ @8000yo

しかし欧米諸国はクルド人を公式に支援しませんでした。シリアでの過激派の拡大が問題視されてくると、過激派を抑えるためにも穏健な反政府組織を支援するとしていましたが、支援が過激派に回るという裏目に出ています。

やちよ @8000yo

「武器を奪われる恐れがあるから支援しない」というわけでもないのです。

やちよ @8000yo

クルド人に支援が行き届かなかったのは外交上の都合です。イラクでは自治区となっていますが、クルド人の多いトルコ・シリア・イランでは弾圧対象となっています。クルド人に力を持って欲しくない国があるのです。

やちよ @8000yo

支援もなく、どこかが守ってくれるわけでもなく、周囲が圧力をかけISISを止めてくれるわけでもなくで攻撃を受け続けるシリアのクルド人は、国際ルールを守ることも強調していましたが、欧米諸国から無視され続けました。

やちよ @8000yo

もともと弾圧されていた反政府にぴったし該当し、国際ルールを守ることを誓うという集団を欧米諸国は無視し続けたのです。