【雑談】病気の話が出てからスープが感染源であるというのは分かってたんですがね…その考えはなかったなぁ……… #紅嬢と恋着の代償
2014-09-14 01:12:30「…なお、この腸チフスのメアリーもそう。家政婦だった。これこそが、彼女の名前をただの健康保菌者というだけの存在にできなかった要因だった。」 #紅嬢と恋着の代償
2014-09-14 01:12:46【雑談】本当に楽しかったです!また参加したいです!(*´∀`)ノ 今度は最初から参加して解きたい…! #紅嬢と恋着の代償
2014-09-14 01:13:09【雑談】何回参加しても全然的はずれな事しかいってないなーと……しかし推理が楽しいのと紅嬢のお話が楽しいのでやりたくなっちゃうんですよね(*´ω`*) #紅嬢と恋着の代償
2014-09-14 01:16:03「そう。メアリーは家政婦をする家で、腸チフスを発生させた。それも何件も。自分自身は健康保菌者ゆえ、病に苦しむことなく、料理をした、それだけで、多数の人々が腸チフスの苦しみを味わうことになったのよ…。」 #紅嬢と恋着の代償
2014-09-14 01:17:26「詳しくは『腸チフスのメアリー』で検索してもらえると分かるかも。漫画にもなっているんじゃなかったかしら。」 #紅嬢と恋着の代償
2014-09-14 01:18:09「さて。この、青年の初恋の人もそうだった。腸チフスの健康保菌者で、普段は家政婦をしている。青年の父母も、青年が懐いているからと彼女を雇ったりしていた。そして、彼女の作ったスープを飲み、感染してしまった。」 #紅嬢と恋着の代償
2014-09-14 01:20:50「周りの人々が青年にこれを隠した理由も、それで理解いただけると思うわ。『自分が彼女になつかなければ、両親は死なずにすんだ』。その結論に青年が辿り着くのを恐れたのよ。さらに、親戚の彼女への嫌悪については、これは彼女の頑なさによるものよ。」 #紅嬢と恋着の代償
2014-09-14 01:23:13「彼女は、自分が健康保菌者であり、故に腸チフスをまき散らしたと言われても、納得できなかった。だって、彼女自身には自覚症状はなかったんだもの。先に赤で示したとおり、彼女は病に苦しんで――『煩って』いなかったのよ。」 #紅嬢と恋着の代償
2014-09-14 01:25:32「ええ、そう。病にかかっていない。そう思っていた。健康保菌者などあるはずがない、自分には症状がないんだから、病にかかってなどいない。――そういいつつも、隔離の命令には逆らえず、引っ越さざるをえなかったわけだけれども。」 #紅嬢と恋着の代償
2014-09-14 01:27:42「…嫌でしょ、普通。引き取って育てているかわいい子供の親であり、もちろん彼らの子ならば引き取っても良いといえるぐらいの間柄にいた親戚を、その身を感染源にして感染させておきながら、『私は病にかかってなどいない』『この扱いは不当』と訴える人間なんて。」 #紅嬢と恋着の代償
2014-09-14 01:30:30【雑談】その慢心が、彼女の地位を落としてしまった。けれど、両親や親戚にとっての誤算があり、それが彼が恋心を抱いていた。ってとこですか。 #紅嬢と恋着の代償
2014-09-14 01:30:37「…っと。わかりづら言い方をしたわね。つまり、『青年を引き取った親戚』は、『彼女の頑なさ』を嫌悪した、というわけ。不幸にも感染してしまっていた、というだけならそこまで嫌わなかったのでしょうけれども…ね。」 #紅嬢と恋着の代償
2014-09-14 01:32:45「…そして、周りの人々はその事情を知っているからこそ、彼にそれを隠した。彼を不用意に傷つけたくなかった。彼にとっての、初恋の人の実態を知らせたくなかった。しかし――そう、あなたのいうとおり、誤算があったの。」 #紅嬢と恋着の代償
2014-09-14 01:34:12「それは、彼が『恋心を過去抱いたこと』により、『初恋の人と再会することに執着してしまった』こと。ここまでして知ることが出来ないのならば、知らないほうがいいと思えずにいてしまったこと。彼らが彼を思って、知ろうとするのはやめろ、と」 #紅嬢と恋着の代償
2014-09-14 01:36:12【雑談】なるほど… しかし、さっきも言ったように、彼は彼女に恋をしていた。そして自分で両親の死の原因を突き止めてしまった…というわけですか。 #紅嬢と恋着の代償
2014-09-14 01:36:18「…これらの真相を伝えた後、私は特別に設置した空間で、彼女と彼を再開させた。彼女はなんのためらいもなく、彼が好きだったスープを作り、振る舞った。『暫く台所に立たせてもらえなかったから、味が変わっているかもしれないけれど、どうぞ、食べて頂戴』と彼女は言った。」 #紅嬢と恋着の代償
2014-09-14 01:39:29