この特攻は雲に隠れて巧みな操縦により突入したことも有り、米軍側では「これまで日本海軍が3年かかって出来なかった事を彼はたった一人で一瞬の間に成し遂げた」と賞賛されています。 特攻を行った富安中尉は、米軍によって丁重に水葬されたそうです。
2014-09-17 00:39:47この戦いが、エンタープライズさんの最後の戦いとなりまして、修理の為ピージェット・サウンド海軍工廠に移動。 そのまま、ドッグで終戦を迎えました。
2014-09-17 00:41:22終戦後は復員輸送に従事をした後、1947年2月17日に除籍をされます。保存運動もあったのですが資金が集まらず、その後スクラップとして売却をされ、1960年5月に解体が完了をされました。 以上が、エンタープライズさんの戦歴でした。
2014-09-17 00:42:10エンタープライズさんの諸元ですが。 全長247m、全幅35m、基準排水量21000トン(1943年改修後)、速力32.5ノット。 最終兵装で5インチ単装砲8門、 ボフォース40mm機関砲連装5基、 同、4連装11基、 エリコン20mm連装機関砲16基。
2014-09-17 00:44:04なお、エンタープライズさんの名前は、ビッグEの愛称と共にその次の系譜に当たります、エンタープライズ級航空母艦のエンタープライズさんに引き継がれて居ます。 …ですが、時間も遅くなりましたので、彼女の話題はまた明日、に引き継がせて頂きたいと思います。
2014-09-17 00:47:37以上で、本日の #鳳翔の艦娘講座 、艦これ世代のエンタープライズさん編を終了します。 ご静聴ありがとうございました。 引き続き、次回はエンタープライズ級航空母艦編をお送りしたいと思います。お楽しみに♪
2014-09-17 00:48:49以前からよく貼られるこの画像。 これが第二次ソロモン海戦におけるエンタープライズ被弾の瞬間ね。 当然?の如くカメラマンは死亡。しかし、そのカメラに決定的瞬間が残されたわけね。 pic.twitter.com/uZKqHmx82h
2014-09-17 00:51:14至近弾で馬鹿にならないのはその破片。舷側の銃座の人員が死傷したり、飛行甲板が傷ついたり色々と穴が開いたりするからね(この時、各種連絡用の電線が切れたりとかそういう被害も出る)
2014-09-17 00:54:14あと、これも有名な方かしらね?昭和20年5月14日に富安俊助中尉機の特攻により被弾した時のもの。 飛び上がってる物体は前部エレベーターだわよ(だいたい120m位上空まで吹き飛んだ模様) pic.twitter.com/hHKJCGeoVy
2014-09-17 00:56:54この時、富安機の存在にエンタープライズ側では気づいていたものの、上空の断雲を利用して巧みに身を隠して直掩機をやり過ごすのでなかなか追い払うことが出来なかったのよ(しかも時々雲から出て目標位置を確かめるしたたかさも有った)
2014-09-17 00:58:49降下速度が乗ってきて機体が浮き始めると富安機はすかさずハーフロールで背面に持ち込むとそのまま急降下。 WW2型空母最大の弱点…甲板上のエレベーター(この時は前部エレベーター)に突入。
2014-09-17 01:02:08この爆発で(先ほどの画像の通り)エレベーターは空高く吹き飛ばされ、飛行甲板は波打ち、一瞬にして艦載機運用能力を完全に喪失。 その生涯における最大の損傷を受けたわけね。
2014-09-17 01:03:54更に不運?なのはこの時のエンタープライズは3日前の5月11日、バンカーヒルが特攻機により大破したことを受けて第58任務部隊の旗艦を引き継いでいたこと。 おかげで指揮官ミッチャー提督は3日で二度も旗艦を変更する羽目になったという…
2014-09-17 01:06:12たった1機でこれほどのことを成し遂げた富安中尉の遺体が丁寧な水葬とされたのは鳳翔さんの解説にも有った通り。 そして、それ故に彼は特攻機のなかでも特別視されていたりもするわね。
2014-09-17 01:07:52降下中に速度が乗って来てオーバーシュートしそうになった時にすかさずハーフロールで背面に持ち込んで突入するあたり、 富安中尉がどれほどのものか、ということを示しているのは事実だわね(未熟な隊員だとそのままの体制で突入し、海面か良くて至近弾…)
2014-09-17 01:10:47特攻を受けた後のエレベーター付近の状態のようね。ご覧の通り、綺麗さっぱりと何処かに行ってしまってるわね… pic.twitter.com/TVPgSGnmdW
2014-09-17 01:16:32